田中仁(JINS)の経歴/評判は?メガネ業界や群馬に革新を起こした実績!

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編集部
田中仁さんは、メガネブランド「JINS」を展開する株式会社ジンズホールディングスの創業者であり、仕事にかける情熱が社員からの口コミで評判となっている経営者です。
JINSにて業界の常識を覆すメガネを開発・販売し、故郷の群馬県前橋市では一般財団法人田中仁財団を通じて地域活性化に力を入れています。

本稿では、田中仁さんの経歴や評判口コミ、バルミューダ株式会社等の社外取締役に選任された理由、実績などについて調査し、田中仁さんが代表を務める株式会社ジンズホールディングスや一般財団法人田中仁財団の事業内容についても紹介していきます。

[田中仁(たなかひとし)について]
本稿で取り上げる田中仁(たなかひとし)は、メガネのJINSを手掛ける株式会社ジンズホールディングスの創業者であり、バルミューダ株式会社等の社外取締役を歴任した群馬県前橋市出身の人物です。脚本家の田中仁(たなかじん)、東北大学工学研究科教授の田中仁(たなかひとし)、俳優の田中仁(たなかじん)等とは別人ですので、ご注意ください。

田中仁とは

田中仁とは

田中仁さんとは、株式会社ジンズホールディングスの創業者兼代表取締役CEOであり、各グループ会社の社長、一般財団法人田中仁財団の代表理事、めぶくグラウンド株式会社の取締役、オイシックス・ラ・大地株式会社の社外取締役、日本通信株式会社の社外取締役に就任している人物です。過去には、バルミューダ株式会社の社外取締役も務めていました。

株式会社ジンズホールディングスを創業してから業界トップレベルの大企業へと成長させるまでに、数々の失敗と成功を繰り返してきましたが、業績低迷時の周囲の支えや株式会社ファーストリテイリング会長の柳井正さんとの出会いにより、アイウエア業界の常識を覆す商品の発売や、新市場の創出で成功を遂げてきました。

故郷の群馬県前橋市では、一般財団法人田中仁財団を通じてさまざまな地域貢献活動を行っており、次代を担う起業家の育成にも取り組んでいます。

プロフィール

田中仁のプロフィール
  • 名前:田中仁(たなか ひとし)
  • 生年月日:1963年1月25日
  • 出身地:群馬県前橋市
  • 最終学歴:慶応義塾大学大学院修了
  • 所属:株式会社ジンズホールディングス/田中仁財団
  • 趣味:事業活動/ウォーキング

人物像

田中仁さんは前向きで明るく、厳しい状況下にあっても、それをチャンスだと捉えて何事も受け入れられる性格で、仕事でストレスをため込むのではなく、楽しく仕事をすることで自然とストレスが発散できるようです。

子どもの頃は通知表に「集中力がない」と書かれるほど学校の授業に興味がなかった一方で、昆虫採集などの自分の好きなことには、とことん夢中になれるタイプでした。
現在の事業も好きなことに振り切っているからこそ、ずっと努力を続けてこれたとインタビュー記事にて語られています。

家族(妻・息子・娘)

田中仁さんの家族構成は、妻、息子、娘の4人家族です。
ジェイアイエヌを創業した当初、在庫の山を抱えて資金繰りに悩んでいた時に、美容室を経営していた妻のお母さんの助けで苦境を乗り越えられたという情報があり、20代の頃には結婚していたことが伺えます。
田中仁さんの才能はもちろんのこと、家族の支えがあったからこそ、株式会社ジンズホールディングスは大企業へと成長できたのかもしれません。

また、2022年12月に田中亮さんという人物が同社の取締役副社長に就任しています。
次期社長の座に就任していることから、ご子息である可能性が考えられますが、調査の結果、田中仁さんとの関係性は不明でした。

田中仁の経歴

田中仁の経歴
編集部
田中仁さんの幼少期から現在までの生い立ち・経歴を調査しました。

高校生の頃から起業を志す

田中仁さんは群馬県前橋市の自然豊かな土地で、3人兄弟の末っ子として誕生しました。
幼少期には利根川で釣りや昆虫採集に没頭し、遊んでばかりの毎日を送る少年で、学校の授業は嫌いだったようです。
中学校では剣道部に入部したもののすぐに退部し、その後はブラスバンド部に入ってサックスを担当。中学時代も勉強に打ち込むことはなく、高校もなりゆきで受験し、伊勢崎商業高校へ進学しました。
しかし、当時仲の良かった友達が必死で受験勉強をして、市で一番の進学校に合格したことに人生で初めての衝撃を受け、田中仁さんも将来について考えるようになります。

そして高校生の頃から起業の夢を抱き始め、卒業後には大学進学せず、ビジネスが学べそうという理由で前橋信用金庫(現:しののめ信用金庫)への就職を決めました。

信用金庫に勤めた後にジンプロダクツを設立

前橋信用金庫へ入庫後は、窓口出納、融資、渉外といったさまざまな業務を通じて、商売の厳しさを見せつけられます。
資金繰りに窮して自ら命を絶ってしまった経営者や、経営が傾いて夜逃げする社長たちを目の当たりにし、商売の裏表を知ったことで、段々と起業意欲が薄れていきました。
しかし、このまま信用金庫に勤め続けた方がいいのかもしれないという思いを抱えた入社5年目の大晦日に、転機は訪れました。
大晦日の夜、預金集めに訪ねた邸宅の主人から罵倒されたことがハングリー精神となり、失敗を恐れずに挑戦してみようと、起業を決意したのです。

翌年すぐに辞表を提出し、2月に退職。その後は知り合いが経営する生活雑貨会社に入社し、営業や企画などの業務を経験した後、1年後に退職して、1987年4月に個人事業としてジンプロダクツを立ち上げました。

韓国でビジネスチャンスに出合い急成長を遂げる

服飾雑貨製造卸業を本業とするジンプロダクツは、前橋市の小さなオフィスで事業をスタートさせ、翌年には有限会社ジェイアイエヌ(現:ジンズホールディングス)を設立しました。
しかし、創業当初はなかなか売上が上がらず、運転資金不足が経営をひっ迫し始めます。
そこで、ガソリンスタンドを経営する父に融資の連帯保証人になってほしいと頭を下げに行ったものの聞き入れられず、友人や妻の母親の助けを借りて、なんとか窮地をしのぎました。

その後はエプロンや化粧ポーチなどの企画商品がヒットし、海外ルートも開拓。2000年には服飾雑貨の市場視察の目的で韓国を訪れた際に格安メガネを目にしたことで、新たなマーケットを創出することとなります。

そして2001年に主力事業を服飾雑貨からメガネ事業へと移し、JINS1号店を福岡に出店しました。
その後も失敗と成功を繰り返しながら事業を拡大していき、業界トップシェアを誇る大企業へと成長を遂げました。

バルミューダ株式会社等の社外取締役を歴任

田中仁さんは株式会社ジンズホールディングス社長としての長年にわたる実績が評価され、オイシックス・ラ・大地株式会社、日本通信株式会社、バルミューダ株式会社(退任済)の社外取締役にも任命されました。

オイシックス・ラ・大地株式会社の社外取締役には2015年に就任し、日本通信株式会社の社外取締役には2021年に就任しており、バルミューダ株式会社の社外取締役には2019年に就任後、2021年に退任しています。

経営者としての豊富な経験と幅広い見識をもとに、各社にて業務執行を監督する役割と経営全般への助言を期待されています。また、一般株主と利益相反の生じる恐れのない社外取締役として、各社にて独立役員を務めています。

田中仁の評判口コミ

田中仁の評判口コミ
編集部
田中仁さんは周囲からどのように思われているのでしょうか。ネット上の評判口コミを調査しました。

社長に惹かれている社員が多い

田中仁の評判口コミ①
本気で業界を変えようという高い志を持った熱い人で、一度話すとファンになるような魅力があります。とくに役職者は社長に惹かれて働いている社員も多く、ジンズホールディングスが上場できたのも、社長の情熱が部下に伝わったからだと思っています。
編集部
株式会社ジンズホールディングスには、田中仁さんの人柄に惹かれて働いている社員も多く、「この人についていきたい」と思えるような経営者のようです。
全国展開している大企業のため、店舗で勤務する従業員はあまり顔を合わせる機会はないようですが、一度話すと虜になるほど魅力的な人物だと評判でした。

挑戦を続ける魅力的な人物

田中仁の評判口コミ②
振り切る勇気を読み、いい意味でユニクロ創業者の柳井正さんの影響を受けているように感じました。会社のビジョンや志を経営者である田中仁さんが体現し、社員全員が深く理解することによって、JINSのさらなる成長や新商品開発等に繋がっています。
今までのメガネ業界にない低価格、ファッション性、新機能のニーズを掘り起こし、現在も常に挑戦を続けている魅力的な人物です。
編集部
田中仁さんの著書を読んだ方からの口コミでは、「JINSはメガネ界のユニクロと言っても過言ではない」と称されていました。
株式会社ジンズホールディングスが業績不振に陥った際、柳井正さんと面会した田中仁さんは「志のない会社は、継続的に成長できない」と言われたことに衝撃を受け、この出会いがその後の企業成長に大きな影響を与えています。

陽気で面白い社長

田中仁の評判口コミ③
陽気な性格で、改革好きな面白い社長だと思っています。
仕事に対しての想いは強く、初心を忘れずに事業に取り組んでおり、そしてその想いはジンズホールディングスの社員も共通して持っています。
会社が大きくなった今でも、社員一人ひとりの意見を尊重してくれます。
編集部
株式会社ジンズホールディングス社員からは、陽気で面白い社長だと評判でした。
社員の口コミでは、仕事に対する情熱を評価する内容も多く、田中仁さんの事業への想いや経営理念がしっかり社内全体に浸透しているようです。

田中仁の評判口コミまとめ

編集部
田中仁さんに関する評判や口コミを調査したところ、仕事に熱い人物であることや、社員を押し上げてくれる社長であることが株式会社ジンズホールディングスの従業員から評判でした。
経営者として会社が掲げるビジョンを体現し、理念が社内に浸透することで、パフォーマンス向上や業界の常識を覆す新商品の開発に繋がっていると評価されており、優れた経営手腕の持ち主であることも伺えます。

また、田中仁さんは社員がついていきたいと思うような経営者で、リーダーとしての資質も事業の成功に繋がっているようです。

田中仁率いるジンズホールディングスとは

田中仁率いるジンズホールディングスとは

田中仁さんが創業した株式会社ジンズホールディングスとは、東京都千代田区と群馬県前橋市に本社を置く東証プライム上場企業で、アイウエア事業などを営む子会社の事業活動の支配及び管理を行っています。

2019年に株式会社ジンズが会社事業を株式会社ジンズ・ジャパン(現:株式会社ジンズ)に分割した上、株式会社ジンズホールディングスに商号変更され、ホールディングス化しました。

2017年より売上高がメガネのパリミキを抜いて業界第2位を記録し、利益率などは業界1位を誇る大手企業です。

グループ事業

JINSのグループ事業

グループ事業として、株式会社ジンズではアイウエア及び服飾雑貨事業を展開し、メガネショップの「JINS」を日本のみならず世界各国に出店しています。

株式会社Think Labでは、ワークスペース「Think Lab」運営の他、家庭用集中ブースなどの仕事環境用プロダクトの開発・販売を行っています。

株式会社ジンズノーマでは、農作業の請負業務・営農を事業内容とし、障がい者とチームを組んで行う農作業を通して障がい者の自立支援を行い、全ての人が共に生活することができる社会を目指します。

また、JINSの飲食事業であるエブリパンでは、前橋市にあるJINS PARK前橋にて、ベーカリーカフェを運営しています。

メガネ業界にイノベーションを起こしたJINSの実績

JINSの実績
編集部
今やデザイン性の高い商品が数千円で手に入り、視力矯正以外の目的での使用も当たり前となっているメガネですが、JINSがオープンする前のメガネ業界は、現在と大きく違いました。
そんな、メガネ業界にイノベーションを起こした、田中仁さん率いるJINSの実績を紹介します。

メガネの新しい在り方を提案

株式会社ジンズホールディングスがアイウエア市場に参入する前の2000年当時、日本で売られているメガネの価格は平均3万円ほどで、メガネ売り場は品揃えが少なくダサいといった不満や、受け取るまでに時間がかかるといった問題点がありました。
田中仁さんはこれらの問題をすべて解消するため、SPA方式を採用して中間マージンなどの無駄なコストを大幅カットし、JINSにて低価格かつ高いデザイン性のメガネの販売を実現させました。

また、ブルーライトカットメガネ「JINS SCREEN」や花粉・飛沫対策メガネ「JINS PROTECT」などの機能性アイウエアを開発し、視力矯正を必要としない人向けの新しい市場も創出するなど、メガネの新しい在り方を提案し続けています。

JINSスクリーン

ストレスフリーなかけ心地のAirframeが大ヒット

これまでにさまざまな大ヒット商品を世に送り出しているJINSですが、空気のようなかけ心地が人気の軽量メガネ「Airframe」が、2022年1月時点で累計販売本数2,200万本を突破しました。

実はAirframeが発売されるまでJINSとしてのヒット商品はなく、業績も低迷していました。
そこで田中仁さんは、社運をかけてAirframeを販売しようと決意し、大規模発注や多額の広告宣伝費を投入して2009年に発売。硬くて重くてかけ心地が悪かった従来のメガネの常識を覆すAirframeはたちまち人気となり、現在までに日経優秀製品・サービス賞の日経MJ優秀賞や、グッドデザイン賞など数々の賞を獲得しています。

また、Airframeのデザインは毎年リニューアルしており、さらなる快適性を追及しています。

Airframe

田中仁が実践した振り切る勇気

田中仁さんは2014年に著書「振り切る勇気 メガネを変えるJINSの挑戦」を執筆しており、読者から高い評判を獲得しています。
ここでは、実際に田中仁さんが実践した振り切る勇気(フルスイング例)を紹介します。

まず、Airframe発売時、これまで月に3,000本売れたメガネフレームがなかったにも関わらず、7万本もの大規模発注をかけ、年間1億円だった広告費を月5億円かけたことで、現在では2,200万本を超えるロングセラー商品を生み出しました。

また、ブルーライトから目を守るJINS PC(現:JINS SCREEN)制作時には、ブルーライトを遮断するレンズをイタリアのインターキャスト社に打診するため、田中仁さんが自らイタリアに赴いて、月10万枚という常識外れの規模を提案し、共同開発を成功させています。
田中仁さんの振り切る勇気を持った行動によって完成したJINS PCは、2020年1月時点で累計販売本数1,100万本を突破しています。

群馬で起業家を育てる田中仁財団

群馬で起業家を育てる田中仁財団

会社経営だけでなく故郷の群馬県前橋市の地域貢献活動のため、2014年に一般財団法人田中仁財団を設立し、代表理事に就任しました。
「イノベーションを群馬から」をテーマに、群馬を起業家の聖地にすべく、さまざまなプロジェクトを通じて、次代を担う起業家の発掘・育成・支援にも力を入れています。

また、前橋まちなか活性化プロジェクトでは、官民一体となって前橋ビジョンの「めぶく。」を策定し、ビジョンに基づいた様々な活動を発足しています。
2022年10月には、デジタルの力を利用して新しい前橋のまちづくりを進める、めぶくグラウンド株式会社が設立され、田中仁さんは取締役に就任しました。

地域活性化プロジェクト

一般財団法人田中仁財団設立以降、さまざまな地域活性化プロジェクトを進めており、前橋リデザインプロジェクトでは、2008年に廃業した約300年以上の歴史がある旅館の白井屋を、約5年に及ぶ改修の末、白井屋ホテルとして再生しました。

また、前橋市内に主要拠点を有する企業と「太陽の会」を設立し、毎年純利益の1%(最低100万円)を前橋市のまちづくりのために拠出しています。
2018年にプロジェクト第一弾として、太陽の鐘に関する物品及び樹木を寄附した太陽の会は、翌年に紺綬褒章を授賞しました。

その他、前橋市発展のためのトークセッションや、田中仁さん個人での社会貢献活動も行っています。

まとめ

編集部
以上が、田中仁さんの経歴や評判、実績などについて調査した内容です。
株式会社ジンズホールディングスを大企業へと成長させた今でも振り切った挑戦を続けており、2022年には業界初となる全国で働く準社員・パート従業員の最低時給を東京水準で全国一律化することを発表しました。
この取り組みによって業績を犠牲にするつもりはなく、事業努力も重ねることで好業績を実現してみせると意気込んでいます。

今後も、田中仁さんの発想力により、業界や世間をあっと驚かせるような新しいメガネがJINSから発売されることでしょう。

会社概要

名称株式会社ジンズホールディングス
所在地【東京本社】
〒102-0071 東京都千代田区富士見二丁目10番2号 飯田橋グラン・ブルーム30F
【前橋本社】
〒371-0046 群馬県前橋市川原町二丁目26番地4
設立1988年7月
代表取締役CEO田中 仁
資本金3,202百万円
上場市場(証券コード)東京証券取引所 プライム市場(3046)
従業員数3,599名[1,434名]([外書]は準社員等/2022年8月末現在)
事業内容下記事業を営む子会社等の事業活動の支配及び管理
アイウエア及び服飾雑貨の企画、製造、販売及び輸出入 ウェアラブル端末およびそれらの関連商品の企画、開発、製造、加工、販売、賃貸、保守および輸出入 医薬品、およびそれらの関連商品の販売および輸出入