なぜ営業職は資格もなしの未経験者が転職すると、高年収の花形になれるのか?

営業職の魅力とは?資格もない未経験者でも将来的に年収が高い職

いま、転職をお考えのあなた。新卒で入社した会社を辞めて新天地で働きたいという動機や理由はどうあれ、未経験の業界や職種に転職するならできるだけ若いうちに転職することをおすすめします。転職に当たっては、仕事に役立ちそうな「資格」や「検定」を特別持っていなくても、企業にとって優先的に採用したい職種があります。

それが、「営業職」です。

前職や現職で「営業経験」がなくても、 「資格」や「検定」を持っていなくても、営業部門の正社員としての人材を求めています。営業職の一般的なイメージは「残業が多い」「体育会系である」「ノルマがつらい」などでしょうか。しかし、実際には、営業職には多くの魅力にあふれています。人が相手だから感謝されることを肌で感じることができます。数字が見えるから達成感があります。ライバルがいるので、戦略を考えるのが楽しみになります。そして、企業の売り上げを構築する立場なので、社内の花形スターとして地位や名誉や収入が付いてきます。転職するにあたっては、営業職にも様々な種類があり、募集している企業も常にありますので、リクルーターにとっては、より取り見取りです。営業の仕事をするにあたっては、商品知識は必要ですが、営業マンとして活動するための特別な資格はいっさい要りません。

今回の特集では、営業職と勘違いされやすい販売職はどんな仕事内容なのか、その違い、そして、高年収の花形になれるのか? について解説していきます。

営業と販売は、戦略と戦術の違いにある?!

営業職

基本的に営業職の仕事は「提案によって相手が知らない商品に興味を持ってもらい購入してもらう」ことです。

Attention(注目)→ Interest(興味)→ Desire(欲求)→ Memory(認識)→ Action(購入)の頭文字を取ったAIDMA(アイドマ)の法則は、アメリカのローランド・ホールが提唱した「消費行動」の法則ですが、これが営業の基本です。

購入見込み者にAttentionとして注目を喚起し、それから購入というActionに至るまでの全プロセスにおいて営業マンの能力やノウハウが発揮されます。

画期的な発明品であれば別ですが、ほとんどの場合、類似の商品がありますので、当然ライバルが存在しています。
また、お客様のタイプもさまざまです。そこで営業戦略が欠かせません。

営業職は、「資格」や「検定」は必要ありませんが、全くゼロのInterest(興味)をAction(購入)にするための戦略家でなければいけないのです。いかに買ってもらうかがテーマになります。

販売職

基本的に販売職は「あらかじめ興味を持った方を現場(店舗)などでクロージングする」ことです。たとえば「コンビニ」「携帯電話ショップ」「パン屋さん」などが該当します。

販売職はすでにサービスや商品を知っている層を相手としていますので、接客や陳列などきめの細かい戦術が求められます。こちらもライバルがありますが、いかに売るかがテーマとなります。

なぜ営業は未経験者で資格無しでも活躍できるのか?

営業は、必ずしも資格や検定合格を必要とする職種ではありません。敢えて挙げるなら 「普通自動車免許」でしょうか。営業先を回ったり商品を届けるために、営業職に普通自動車免許の取得を求める会社はあります。日常生活でも役に立つので取得に越したことはありません。

また、国家資格ではありませんが、日本営業士会の検定制度で「営業士検定」というのがあります。初級・上級・マスターの各級について、日本営業士会の教材に基づいた試験が年2回開催されており、初級は基本的な営業業務、上級は営業管理業務や営業指導を含むレベル、マスターではマネジメント・マーケティングに関する高度な専門知識が出題され、合格すると営業士として認定されます。

これは検定資格の保有が直接もたらす効果というよりも合格に向けた学習をすることが営業力・マーケティング力の向上に役立つ資格と言えます。履歴書に 「営業士検定初級取得」と書くと面接のときに話題になるかもしれませんが、営業職での応募の場合、特に資格の有無は採否には影響されません。転職後にしっかり勉強して、営業力や経営全般に関する資格だけでなく、スキルアップのために業界特有の資格を取るのはアリかもしれません。

ここで、「普通自動車免許」のほかに、ふたつの資格は取得していると営業面でいろいろと役に立つものを紹介します。

簿記

企業の会計を行う簿記は、専門的には経理職の仕事あって、営業職の仕事ではありませんが、会計の知識から営業トークに説得力を持たせることができます。社会人として、持っておくと何かと役に立つ資格だと言えるでしょう。お客様に商品やサービスをご提案するときに会計数字を把握しておくことで、提案にも説得性が増します。

営業職は数字が大切です。お金の把握ができないことは営業職としては致命的ですので、簿記を持っていると大いに役に立ちます。

ファイナンシャルプランナー(FP)

FPもお金を把握するための資格です。個人の資産運用や資本計画のアドバイスなどをすることができる資格です。金融業界や不動産業界で働く場合は取得していると、顧客からの信頼度は高まりますが、これ以外の業界でも有効です。お金についてしっかりしているという印象を与えるため、アピールもしやすく信頼されやすい資格です。

営業職は会社の第一線として、どんな業務を担当しているのか?

営業職とは、企業や個人に自社の物品・サービスまたは情報といった商品の購入を提案することや購入してもらったり、契約していただくことが基本業務です。会社の利益を構築するから花形職業です。資格ではなくて、フロンティア精神が必要な仕事かもしれません。会社によって違いもありますが、営業職の主な基本的な仕事を紹介します。

営業先のリスト作成・情報収集

自社の商品を必要としている企業や個人の新規の購入先を探すことから始まります。つまり、開拓です。その企業にどのサービスをどのように活用していただけるのか、すでに似た商品やサービスを使っているのかどうか、徹底的に調査して情報収集していくことから始まります。この作業が営業職では欠かせない一番重要な仕事内容と言えるでしょう。
そのためには、自社のサービス、商品を知り尽くしてなくてはいけませんし、類似したサービスや商品の詳細も把握しておく必要があります。ニーズのある企業や個人をリサーチしたり、ターゲットのリスト化から提案に向けての戦略的な準備をします。

リストからアプローチする

リスト作成・情報収集作業が完了したら、そのリストから順々に提案のアプローチをします。この提案が営業職の真骨頂です。営業の方法にもテレアポイント(電話による新規のご提案)、飛び込み営業(連絡なしで直接資料をもっていく)、DM送付(FAXや手紙、チラシによる宣伝)、ルートセールス(すでにお客様となっている方に追加のサービス、商品のご提案)、ご紹介をいただく(知合いから企業やお客様をご紹介いただく)など多種多彩です。会社にもよりますが、アプローチ方法を組み合わせていくことで仕事が成り立ちます。

アポイントから商談へ

アプローチの方法で連絡を取れたら商談のお約束をします。アポイントを獲得したら、資料を持って相手先を訪問します。営業職ではこここが正念場となります。新規のアポイントは就職試験の面接と同じで第一印象でも決まる場合もあります。身だしなみや目線、挨拶などで商談の進み方が大きく変わってきますので気が抜けないプロセスです。

本サイトでは「採用面接で絶対に必要な5つのポイント」でもピックアップしています。

ご契約から商品納品まで

一般的には、商品やサービスが契約、購入となると納品までの手配を営業職が務めます。会社や業種によってここから先の業務は別の部署が担当するケースや営業職が全部やるケースもあります。購入者の自宅又は会社に商品を届ける手配を関連部署との連絡を密にとって手違いのないようにします。納品時の注意事項は、郵送先の住所の確認、請求書の作成とチェック、商品やサービスの検品、納期などがあります。

アフターフォロー

営業職の仕事は、商品やサービスを納品すれば、仕事が終わりではありません。営業職はここからが大事なポイントになります。商品やサービスを使ってみて要望はないか、使い方に不明点はないか、不満等はないかどうかを常に把握していくことで、追加の注文や新しい客の紹介をしていただくことができます。

営業はアフターフォローをおろそかにすると、新しいお客様は増えていきません。

企業の花形である営業職の魅力は高収入

営業職の魅力として知っておきたいのは収入の高さです。不動産営業や外資系営業など、ジャンルによって給料は幅があります。営業職全般の平均給料をとったアンケート結果は、以下のグラフを見てください。

営業職の魅力-平均給料

[caption id="attachment_534" align="aligncenter" width="388"]販売職の魅力-平均給料2 参考元:http://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/income/index

営業職20代の平均年収は、354万円となっています。販売職20代の平均年収は、300万円となっています。ここで54万円の差がついています。

営業職の全世代の平均年収は、418万円となっています。販売職全世代の平均年収は、345万円となっています。ここで73万円の差がついています。また、700万円以上の年収を稼いでいる人を見ると、営業職が5.0%となっているのに対し、販売職はわずか1%に過ぎません。販売職全世代の平均年収は、345万円となっています。4%の差はかなり大きいものと言えます。

なぜ700万円以上の比率が高いのかというと、インセンティブ制度を採用している会社が多いからです。 営業職は年齢問わず、若い年齢でも高収入を実現できる職種と考えていいでしょう。インセンティブ制度については本サイトでは「転職して年収が上がった営業マンが語る年収アップの秘訣とは」でもピックアップしています。

未経験者でも活躍できる営業職の魅力のまとめ

営業職は資格を持っていない未経験者でも活躍できる職種です。理由は簡単です。研究職など専門職になると開発や構築が必要になりますが、営業職は専門的な知識がそれほど必要なく、すでに開発され、製品化されている商品を提案するだけだからです。

また、営業職は、会社の売上構築部門のトップランナーですので、大きく稼げる可能性が高いのです。営業職は業界の知識も一切ない未経験者でも一から学び、一から顧客を開拓していくことができる職種です。経験者も第二新卒の未経験者でも大きな差はありません。自分の努力と人脈と人柄で、あっという間に追い抜くことができるので、管理職への出世も早い年収もかなりアップする可能性があります。

お客様をつかむまでの流れをすべて体験でき、給与も自分次第で若い年齢でも高額にできるチャンスがあります。難しい資格はなくても大丈夫、未経験でも活躍できる営業職を求めている企業はたくさんあります。自分の可能性を信じて営業職にトライしてみるのはいかがでしょうか。

本サイトでは「第二新卒の面接対策!採用面接で合否を決めるのは会話内容ではない?」でもピックアップしています。

営業職の魅力とは?資格もない未経験者でも将来的に年収が高い職

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