第二新卒の転職 「年収アップ」と「やりがい」のどちらも狙うべき理由

高層ビル群 転職の知識

第二新卒のみなさんが転職活動を考える時、次の職場に求めるのは年収でしょうか? やりがいでしょうか?

どちらも欲しいところだけど…とあきらめていませんか?

実は、「年収」と「やりがい」には深い関係があるのです。

年収が上がる転職ってどんなもの?

転職するのなら誰でも気になるのが、年収。下がるよりは上がるほうが嬉しいにきまってますよね。いったい、どんな転職で年収を上げられるのでしょうか?

基本給の高い会社へ転職

高層ビル群
会社の業績が良い、規模が大きいなどの理由で基本給の高い会社は、もちろん年収もアップできます。

また、残業代や退職金、もしもの時の傷病手当なども基本給をベースに計算されるので重視したい項目です。

各種手当てが充実している会社へ転職

家族がピクニックをしている様子

残業手当や通勤手当、役職手当はもちろん、住宅手当、子育て手当、介護手当など社員の生活のためにさまざまな手当を用意している会社だと収入が増えますし、働きやすい環境でモチベーションも上がるでしょう。

歩合割増賃金がある会社へ転職

ビルの下を歩くビジネスマン
営業系の会社に多いのが、歩合(営業成績)に応じて給与が高くなる仕組みです。成績を上げれば上げるほど給与も上がっていくのでやりがいもありますし、自分次第で高収入も実現できます。

ただし、ノルマが厳しくて高収入を得ることが現実的でない会社も存在するので気をつけましょう。

「やりがい or 収入」という考え方は思い込み?

転職を考えている方がとらわれやすいのが「収入をとるか、やりがいをとるかのどちらか」という考え方です。

これは「やりがいのある仕事なら低収入でも我慢するべき」または「高収入であればやりがいがなくても我慢するべき」という間違った認識から生まれる思い込み。どういうことか、見てみましょう。

「収入はあるけどやりがいがない」場合の問題点は?

ミーティングする様子
たとえば、年収ベースで100万円アップの転職をできたとします。素晴らしいことですよね。しかし、やはりやりがいを感じられず、その転職先に4月に入り、9月には辞めてしまったとしたらどうでしょうか?

在籍期間が短く、転職先では夏のボーナスは支給されません。一方、前職にとどまっていれば夏のボーナスを受け取れたことになります。

すぐに新たな転職先が見つかれば良いのですが、次の転職活動に2ヶ月かかったとすると、1年間で10ヶ月しか働けず、しかも夏冬のボーナスを受け取れないことになってしまいます。

つまり、せっかく年収の高い企業に転職したのに、やりがいを感じられず在籍期間が短くなってしまったことで、結果として収入がダウンしてしまうのです。

「やりがいはあるけど収入が低い」場合の問題点は?

残業するビジネスマン
社会に出て数年働いてみると、学生時代には知らなかった世界に触れることができます。自分自身のやりたいことが明確になって転職を目指す方も多いでしょう。真っ当な転職理由ではありますが、注意も必要です。

マスコミ、エンタメ、ブライダルなど憧れの強い職種によくあることですが、激務である上に収入が低く、まさに「やりがい」しかないという状況になることがあります。最初はいいかもしれませんが、あまりに低収入では生活が苦しくなり、仕事へのモチベーションをあげられません。

せっかくやりがいを求めて憧れの業界に転職したのに、これでは本末転倒ですよね。あこがれの職種に転職したい!と思ったときは特に「転職クチコミサイト」をチェックするようにしてください。

「やりがい」も「収入」も狙いたいのに転職先が見つからない!というときは

企画会議の様子
ここまで見てきたように「やりがい」と「収入」は実はお互いに影響しあう要素なのです。どちらかだけ、ということは難しいでしょう。

となると「やりがい」も「収入」も納得できる転職先を探さなくてはいけませんが、自分ひとりではなかなか難しいもの。

そんなときは転職エージェントを利用してください。第二新卒のあなたは今、人材業界で注目の存在です。

転職エージェントは多くの募集企業と直接繋がっているので内情をよく知り、実際にどのような待遇で迎えられるのかも教えてくれます。

当メディアで厳選した7つの「第二新卒に強い転職エージェント」を紹介している記事を参考に、困ったらぜひ相談してみてくださいね。

まとめ

ここまでお読みいただいた方は、「やりがい」だけでも「収入」だけでも転職はうまくいかないということがお分かりいただけと思います。

この記事で得た知識をもとに、あなたの転職活動がうまくいくことを願っています!