職務経歴書の書き方3つのポイントとは:第二新卒の転職

転職の知識

職務経歴書はこれまでの職歴を記すものですが、まだ経歴が浅いため書き方に苦労する人が多いものです。しかし第二新卒だからこそ書ける点も多くあるので、どのような点に注意して職務経歴書を書けば良いのかをまとめてみました。

研修時代における経験から何を学んだのかを記す

研修時代における経験から何を学んだのかを記す

第二新卒が職務経歴書で記述できるものの中に、「研修でどのようなことを学んだか?」があります。

ここで意識しておきたいのは、企業側が職務履歴書に何を求めているのかという部分です。会社側が第二新卒に期待するのは、社会人としてのマナーの他に仕事の基本を身につけているかどうかです。

まず研修を受ける段階で、しっかりとメモを取っているかをチェックされます。さらにそれを実践で役立つように体系的にまとめられるかも見られます。研修では実践的なことはあまり教えないものですが、その代わり仕事に取り組む上で必要となる心得を教わります。研修で学んだことを実践で生かすためには、自身で研修内容を整理する必要があります。これはしっかりとメモを取っておかなければできないことですし、同時に普段の仕事でメモを取ることがいかに重要かも学びます。

細かなビジネスマナーなどは実務の中で次第に蓄積できますので、最初に自分で仕事に取り組む姿勢をどのように習得したのかをアピールすることがポイントとなります。これが最初に職務経歴書で記載できる部分です。

前職の仕事を通して得た実務経験を記す

前職の仕事を通して得た実務経験を記す

次に職務経歴書に記載するのは、実務の中でどのようなことを学んだのかです。

ここでチェックされるのは論理的思考力です。

新人時代に仕事を任される際には、色んな課題や問題が発生するものです。時に失敗し、怒られることもあるでしょう。その経験から何を学んだのかを記すことになります。

そこでは主に、失敗に対してどのように取り組んだのかをチェックされます。原因を自分なりに分析し、今後何を注意すれば良いのかを考える過程を重視されるわけです。そこで適切かつ論理的に考えられていれば、同じ失敗を繰り返さないための予防策を考えられます。このように失敗を通して得られたことを職務経歴書に記すわけです。

さらに一歩踏み込んで、仕事を覚えるために自分なりにどんな課題意識を持っていたのかを記すのも効果的です。ビジネススキルのひとつとして、課題発見と解決能力が重視されます。それをわずか数年の間に意識できる程度に備えたとすれば、非常に高く評価されます。

同じ失敗を繰り返さないように意識すれば自然に考えるようになるものですが、実際は多くの人がそこまで考えていません。そのため他の第二新卒と一線を画す意味でも、この部分自分の仕事を振り返りじっくりと取り組んで欲しいと思います。

好感を得られる志望動機の書き方について

好感を得られる志望動機の書き方について

志望動機をに必ず記す必要があるのが、なぜ前職を辞めることになったのかです。採用する企業側としては、すぐに辞められる人材は避けたいと思うからです。多くの場合、マイナス面は避けてプラス思考の志望動機を書きがちになります。しかし企業は本音を知りたいと思っていますので、まず正直に辞めた理由と、なぜその会社を選んだのかを伝えることも必要になります。

その際に押さえておきたいポイントは、自身の将来のキャリアを考えてのものであると一貫した内容とすることです。辞めた理由も志望動機も、共にキャリアプランを考えてのものであることをアピールします。つまり前職に留まっていては将来像が描けないこと、逆に就職を希望するその会社で働くことで、どのような将来像を描けるのかを記すこととなります。

そのためには、仕事を通して自分自身がどのように成長したいのかをアピールすることが必要です。その時、どのような職種であっても実現できることを理由として選んでおくことが望ましいです。具体的には、人の役に立つサービスができるようになりたい、品質の良い製品を生み出したいといった内容です。それを実現するためにこの会社で取り組んでいきたい、という形にすると収まりも良く好感も得易くなります。

まとめ

まとめ

このように、職務経歴書に書けることは意外に多いとご理解いただけたでしょうか?自分のビジネススキルをアピールできる職務経歴書は、これらの点を押さえておけば書き上げることが十分可能です。