入社2年目での離職率は約28%!?退職理由を明確にして転職を成功へ

スマホを見てほほ笑む女性 転職の知識

入社2年目での離職率は28%というデータを調べたら出てきました。

この記事を読んでいる人の大半は入社2年目で退職を考えていて転職を成功させたい方々でしょう。

しかし心配事として 入社2年目での転職は世間一般からすると早すぎてマイナスイメージではないかと心配していることでしょう。

今回の記事では入社2年目で退職を検討し転職を成功させたい方へ向けて明確な退職理由を解説し転職を成功させるためのアドバイスをいたします。

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入社1年目で退職を検討している方は『入社1年目での退職率12%!理由次第で転職に大きな影響』を読んでください。

入社2年目での離職率は約28%

入社2年目の離職率は約28%というデータが今回の調査で分かりました。

少し古いデータではありますが平成26年度の就職者のデータを参考にしたところ、 高卒の2年以内の離職率は22.8%であり短大卒の3年以内の離職率は30.2%、 大卒者の2年以内の離職率は31.4%というデータが見つかりました。

全ての平均を算出すると約28%の方々が2年以内に退職していることになります。

入社2年目で多い退職理由とは

悩んだ様子で電話するビジネスマン
入社2年目ともなると、だいたい企業の環境や働き方がわかってくるでしょう。また学生時代の友達が他の会社での待遇を教えてくれたり自分の待遇の悪さを痛感してしまうことも原因です。

入社当時には知らなかった情報が自分の中で整理され転職を考え始めてしまう時期とも言えるでしょう。

企業に就職するということは多くの人間と関わりを持ちます。その結果人間関係でのトラブルに陥りやすくなり他の環境へ逃げたくなることもあるでしょう。

  1. 給料が安い
  2. 昇給しない
  3. 賞与がない
  4. 思っていた仕事と違った
  5. 人間関係が嫌
  6. 価値観の変化
  7. 目標ができた

上記7つの退職理由は一般的に新卒入社社員や2年目といった入社して間もない方々が退職の理由としてあげるものです。

入社2年目での転職は悪いことなのか?

二つの分かれ道に立つビジネスマン
それでは入社2年目の転職は世間一般からすると悪いことなのでしょうか。

少し前だと日本では一つの企業に長く勤めることが良いとされていました。( あくまで世間のイメージ)

しかし現在では転職は悪ではありません。むしろ前職で培ったノウハウや知識を次の職場で活かすことで活躍しやりがいを見つける方々も増えています。

また現在日本の企業は大変な人手不足に悩まされています。転職者は研修などをすでに他の企業で受けているため即戦力として重宝されているのです。

つまり転職することは悪ではなく年収を上げることや働きがいを見つけるチャンスと捉えることが可能です。

それでは本題です。入社2年目で転職を成功させるために退職理由は明確にさせる必要がございます。ここではポジティブな退職理由を5つ紹介いたします。

退職理由ごとに攻略!ポジティブな転職理由のアピール方法5選

新卒で入社した企業を退職する背景には、実際のところ、さまざまな本音があったはずです。そんな本音のパターンに合わせて、ポジティブな転職理由を練っていきましょう。

1.業務や人間関係が不満で退職した場合は「若さ&吸収力」をアピール!

ビジネス手帳をわきに抱える若いビジネスマン
就職活動中に想像した業務内容と実際の業務内容が大きくかけ離れていたり、職場の人間関係が理由で業務に集中できなかった結果として転職活動をしているときは、若さと吸収力をアピールしましょう。

「自分のやりたいことと違った」「上司と人間性が合わなかった」といった本音を包み隠さず伝えると「この人は忍耐力が足りていないのではないか?」と、ネガティブなイメージを持たれてしまう可能性が考えられます。

この場合は、「自分のやりたいことと違ったからこそ、若くて吸収力のある今のうちに転職という行動を起こすべきだと考えました」とアピールしてポジティブな印象を作りましょう。第二新卒という時期だからこそできた転職の決意であることをうまく評価されれば、前向きに捉えてもらいやすくなります。

2.環境や給料が不満で退職した場合は「刺激的な環境への意欲&キャリアアップ思考」をアピール!

入社してから昇給やボーナスが少ないことを知ったり、閉鎖的な職場環境に苦手意識を感じたりした方は、刺激的な環境への意欲や、キャリアアップを目指したいという点をアピールしましょう。

給料の少なさに不満をおぼえるという状況は、裏返せば頑張った分だけ評価される環境に身を置きたがっているということ。「成長を期待されていない環境ではモチベーションがわきづらく、もっと成長できる環境でキャリアアップを目指したかったからです」と、前向きな意志を転職理由として伝えましょう。

特に前職以上に頑張りを評価される環境で働くチャンスを掴みたい気持ちが強い人におすすめのアピール方法です。

3.将来性や配属先が不満で退職した場合は「実現したいキャリアプラン」をアピール!

面談の様子
この転職理由で転職面接に望む場合は、現実的かつ具体的な計画内容を用意しておくとともに、面接官から新たなキャリアプランについて訊かれたとき、スムーズに答えられるよう準備しておきましょう。

4.社風が不満で退職した場合は「培ったスキルや経験&新しい環境へのチャレンジ意欲」をアピール!

企業にはそれぞれ独自のカラーがあります。社風にマッチした場合は仕事にも意欲的に取り組みやすいのですが、反対に“自分の居場所はここではないかもしれない”と感じてしまったら、働き続けるのは難しいでしょう。

この場合、仕事内容や人間関係など、これといった不満がないからこそ、転職活動で退職理由のニュアンスを伝えるのが難しいと感じられるかもしれません。そんな時は“今までに培った社会人の基礎を持って新しい環境にチャレンジしたいという気持ちができた”ということをアピールしましょう。

「退職したのは社風が合わなかったから」だけ聞くと、面接官は消極的な退職・転職活動をしていると判断されてしまう可能性があります。

「前職で身につけた社会人の基礎を活かして、さらに自分を高められる環境で働いてみたいと考えたからです」と、前職で経験した社会人としての経験や基礎的なスキルをしっかりと伝え、今後よりもっと新しいスキルを吸収していきたい意欲があることを伝えるようにしましょう。

5.残業の多さや休みの少なさが不満で退職した場合は「培ったスキルや経験&スキルアップの意欲」をアピール!

座って手帳を見る女性
連日のように夜遅くまで残業が続いたり、休日出勤が重なって十分に体を休められなかったり、体力的に仕事を続けるのが難しくなってしまうことがあります。

こういった不適切な労働環境の企業は実際に存在するのですが、退職理由として本音を伝えないように注意しましょう。

履歴書に残っているのは在籍期間だけなので、前職の環境がどんなに劣悪だったとしても聞き手の企業側からは「就職してもまたすぐに辞めてしまうのではないか」と不安な印象を与えてしまう可能性が考えられます。

長時間業務に携わってきたなら、その分スキルを着実に培ってきたはずです。「これまでに培ってきたスキルをより高めたいからです」とスキルアップを目指す形で前向きな転職理由を伝えるようにしましょう。

入社2年目の退職でも転職を成功させるには「転職エージェント」を活用することも近道になる!

こちらを振り返るカジュアルな雰囲気のビジネスマン
入社2年目というメリットとデメリットを兼ね備えた状況で転職を成功させるには転職エージェントを活用することもお勧めいたします。

転職エージェントとは企業と求職者を結ぶ人材紹介業を行っている企業です。人材を求めている企業の情報をたくさん所有しており面接の対策方法や求めている人物像などあらかじめ把握しているため良い企業の情報を沢山持っています。

しかし転職エージェントによってはとにかく多くの人を企業に入社させることに集中している業者もあるため信頼できる転職エージェントを見つけるのには苦労します。

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まとめ

電話する笑顔の若い女性
たとえ退職の理由・転職の動機が消極的なものであったとしても、転職活動において「未来を志向している」というスタンスでいることは非常に大切なポイントとなります。第二新卒として転職活動をする上では、これから仕事を通して成長していく意欲を見せていきましょう。

企業が第二新卒にあたる転職希望者を採用するときは、新卒採用と同様で伸びしろに期待しています。したがって、自己アピールをする際には退職するに至った本音を語るのではなく、この先の将来を見据えたポジティブな転職理由を伝えるようにしましょう。

「第二新卒」であることは、一度社会人の基礎を学んだ経験を活かすことができます。前向きな気持ちを大事にしながら、ネガティブを払拭しつつ転職活動に挑んでください。