ブラック企業の特徴を知りたくありませんか?
第二新卒の方での転職を考えている人の多くは、もうブラック企業では働きたくないという思いと、次こそは会社選びに失敗したくないと思っているからこそ、この記事を読んでいることでしょう。
しかし色々な記事を読むと悩みも多くなるものです。今回の記事では『ブラック企業の特徴と簡単な見極め方法』と『会社選びに失敗しない為の簡単な方法』をご紹介します。
ちなみに第二新卒にぜひ読んでもらいたい記事として以下の記事を事前に、又はこの記事を読んだ後に読んでもらいたいです。
ブラック企業の定義とは
ブラック企業の定義は未だに曖昧なところがあるようで、労働省からも明確な定義を出しているわけではないようです。
しかしブラック企業と呼ばれる企業の特徴は主に以下のポイントを含む場合を指すようです。
- 社員や労働者に対して極端な長時間労働を強制する、又は仕組み化されている環境。
- 賃金の未払いや労働者に対して不透明な理由を付けて天引きするような企業。
- 社員を使い捨てにする環境。
- 求人内容と異なるような企業。
その他にもたくさんの特徴があるようですが、主に社員を大切にしていない企業を指すということで良いと思います。
ブラック企業の特徴と見極め方
第二新卒が会社選びに失敗したくないなら、ブラック企業は見極める知識を持っておく必要があります。
労働時間が長い、ノルマが多い、残業代が支払われない、などといったブラック企業には転職したくないものです。
日本の企業はまだまだブラック企業の体質をした企業が多いのは事実です!
知名度のある会社でもブラック企業の場合があります。多くの人が働く大きな会社だから安心、というわけではないのです。
特徴①求人サイトや転職サイトに常に採用情報が掲載されている企業
ブラック企業を見極める方法の一つとして、採用情報に常に掲載されているという点があります。
ブラック企業の特徴として、人材を確保してもすぐに辞めてしまうため、人の入れ替わりが激しく、常に人材不足となっているという傾向があります。そのため、常に求人情報に掲載している状態が続くのです。求人掲載期間などをチェックするようにしましょう。
特徴②根拠のない精神論を社風にしている企業
根拠のない精神論を社風にして、過酷な労働を強いるというのも、ブラック企業にありがちな点。
主に体育会系企業と言われる企業に多い傾向があります。もちろんすべての企業がブラック企業というわけではありません。特徴として挙げているのでご注意ください。
そういう精神論を掲げる企業の社長自体が、ブラック企業を経験して会社を設立している可能性が高いです。
特徴③面接当日に採用される企業
人材が不足しているため、面接をすると当日にも採用される、という会社にも注意した方がいいでしょう。
本当に急遽人員が必要になり募集している企業もありますが、ブラック企業の特徴として言えるでしょう。すぐに働けるからと言って、軽い返事はしないようにするべきです。
特徴④初任給や給料が異常に高い企業
給与が異常に高いのも要注意です。給与の高さで引きつけ、入社するといろいろな言い訳をつけて実際に支払われる給与が安い、ということもあります。
また給料が高い分、残業代が支給されない場合やみなし残業代が含まれてる場合などもあります。よく確認しましょう。
以上のような特徴があるからといって、すべてがブラック企業というわけではありません。また、このような特徴がなくても、労働時間が長い、給与の未払いがある、などといった企業への就職はしない方がいいでしょう。
転職は会社の利益よりも、スタッフの利益を考えてくれる会社にしたいものです。
第二新卒が二回目の会社選びで失敗しない方法は?
快適に仕事ができない会社は避ける
新卒時と違って、企業の雰囲気や社会人の働き方や人間関係を多少は理解しているはずです。第二新卒は既に会社選びで失敗を経験しているのです。
快適に仕事ができるという「快適」には個人の差がありますが、自分の求める快適を見極める必要があります。
第二新卒の会社選びのポイントの一つは、快適に仕事ができる会社を選ぶことです。仕事に集中するためにも、働きやすい環境があることが大事。それを考えていない会社は、そこで働くスタッフのことも考えていないということです。
そういった会社を転職先に選んでしまうと、仕事に集中できないばかりか、また転職を考えることになります。
企業見学や社員の声を参考にすることが会社選びでは一番大切
転職先を選ぶ際には、実際そこで働いている人の声を聞くことが一番です。
いくらネットや就職情報誌を読んでも、実際のところは会社に入ってみないと分からないことも多いもの。そこで働く人から話を聞くことができればよく分かります。
その際には、職場の雰囲気について聞くとともに、その人が生き生きしているかどうか、楽しく仕事をしているかどうかを確認してみましょう。
社員が会社の方針を理解している企業を選ぶ
働きやすい会社は、スタッフ一人ひとりにやりがいを持って働いてほしいと思っています。そのためにも、会社の理念や方針をスタッフに理解してもらう努力をしています。
会社の風通しをよくしたり、スタッフの意見も聞き入れたりする環境づくりに尽力している会社は、スタッフのことを考え、働きやすい職場を作ってくれている会社と言えます。
そういった会社にいる人は、会社への不満があっても、それを意見として言えるのでストレスになっていません。すべてにおいてそうとは言えませんが、社員が会社の愚痴ばかり言うようであれば要注意です。会社や仕事に対して自分も愚痴を言うようになってしまう可能性が高いでしょう。
社員が会社に働き甲斐を持って働いていることが大切
また仕事に関する話になったときに、楽しそうに話してくれるかどうかも重要です。
やりがいを持ち、楽しく仕事ができていれば、苦労話もその人のキャリアにつながるような話し方になります。
社員がやりがいを持ち、仕事に集中できる環境で働いている人は、前向きな姿勢で仕事内容を語ってくれるでしょう。
そのような会社はスタッフを信頼し、仕事を任せてくれる体制になっているということ。転職先としては魅力的でしょう。
職場環境をよくする姿勢があるかどうかをチェック
第二新卒の人であれば分かると思いますが、快適に働く環境というのは、些細なことでもあったりします。
例えば喫煙ブースが設けてあるかないか、ランチを食べられるスペースがあるかどうか、ちょっとコーヒータイムを楽しめるスペースがあるかどうか、などといったことも長く働く上では大切なことです。また、
- トイレが清潔でキレイ。
- 緑が置いてある。
- 職場のデスクが仕事に適した配置になっている。
- ミーティングルームがある。
- お客様用のデスクがある。
- コーヒーなどが自由に飲める。
など、日常的な快適さがあるかどうかもチェックするといいでしょう。
それらがすべて整っていなくても、スタッフが気持ちよく仕事ができる会社になるために、小さいことでも改善している、またその姿勢があるということが大事です。
職場のストレス軽減に努めている
ストレスが原因で転職することにした、という第二新卒者も多いでしょう。人間関係だったり、仕事内容に関するものだったり、ストレスの原因はさまざまです。
また、ストレスの感じ方には個人差があります。人によってはストレスに感じないことも、ある人にとってはストレスになる、ということもよくあります。会社が一人ひとりのストレスをすべて解消するのは難しいことです。
ストレスを溜めないように、またストレスを発散させるなど、ストレス対策をしてくれている会社であることが望ましいです。
転職先としては、専門的な心理カウンセラーがいて、いつでも相談にのってくれるという環境であれば頼もしいです。しかしなかなか専門家を雇用できる会社は少ないでしょう。また、専門家には相談しにくいということも。
会社ができることとして、リーダーや上司と定期的に話し合う機会を設けている、スポーツ大会など、社員同士が楽しめるイベントを開催している、ストレスを発散できるクラブなどを充実させ、熱中できる趣味を探せる環境を作っている、など、ストレス対策を実施している会社を選ぶといいでしょう。
第二新卒が会社選びで頼るべきは転職エージェント
ここまで色々な会社選びで失敗しないための方法をご紹介しましたが、全部の条件をクリアする会社選びはとても大変です。転職サイトや求人サイトに掲載されている企業は膨大な量で全部確認することは難しく、更に社内の雰囲気を知る方法は限られますよね。
そこで活用できるのが転職エージェントです。簡単に言うと希望の条件を言うと、マッチした企業を紹介してくれます。しかし転職エージェントにも特徴があります。
第二新卒にお勧めの転職エージェントを7社に厳選しているので登録してみましょう。
まとめ
第二新卒としては、次の転職先はしっかり見極めて失敗をしたくないものです。
そうはいっても、情報量の多い現代、どの情報が正しいのかを判別するのは簡単ではありません。
正確で信頼できる情報を得て、転職を成功させるためにも、転職エージェントなどを利用するのもおススメです。転職エージェントであれば、ブラック企業などの正しい情報を得ているほか、適切な転職先を見つけてくれるでしょう。