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大塚和成弁護士ってどんな人?


以前は二重橋法律事務所の代表弁護士として活動していた

多くの著書を出版やセミナー講師としても登壇しています

“Client First”の精神を貫く姿勢

「プロの職人であり続けたい」。それが、私が一弁護士として抱き続ける夢です。
今後も“Client First”の精神を忘れずに、依頼者の最善の利益を追い求め続けていきたいと思います。[/voice]
大塚和成弁護士に聞いた!弁護士ってどんな職業?


弁護士の主な仕事は法律を駆使して事件を解決に導くこと

主に民事事件(個人対個人、法人対法人で争っている事件)と刑事事件(警察が介入する犯罪事件)の2つに分かれますが、私は企業の代理人として主に民事事件に対応しております。
事件に発展するような内容以外にも、企業の顧問弁護士として平時の予防法務の相談も、日常的に受けています。
大塚和成弁護士が解決してきた事例や案件/ライブドア事件など様々な大口案件を担当

株主の力で上場企業の社長が解任されてしまうという事例は今でも稀有(けう)とされ、いずれも報道され話題になりました。
もともと、私は、この種の案件を専門分野にしていまして、古くは、2005年のライブドアによるニッポン放送に対する敵対的買収事件を皮切りに、日本技術開発vs夢真ホールディングス事件、テン・アローズ(現シャルレ)の三屋裕子社長不再任事件、日本で初めて外資による敵対的企業買収が成功した事例とされる日本精密事件、グッドウィル・グループ委任状争奪戦、日本ハウズイングvs原弘産事件、アップルインターナショナルにおける経営支配権争い、サンコーにおける経営支配権争い、学研ホールディングスvsエフィッシモの案件、西武鉄道vsサーベラスの案件など、多くの案件を攻守両側で担当してきました。
また、会社法分野を中心にメディアや判例誌に取り上げられるような訴訟・非訟を多く担当しました。
それ以外にも和泉元彌さん退会命令の有効性が争われた裁判を能楽協会の側で担当して以来、能楽界に長く関わりを持ってきました。
「技術に裏付けられた諦めない姿勢」と「常に依頼者の最善の利益を実現する“Client First”」


これら事務所の基本姿勢や基本理念を共にできる仲間と共に、プロとして最高の職人仕事をしていく。その積み重ねによって、クライアントから、OMM法律事務所に依頼して良かったと感謝をしていただける。しかも、それに経済的利益が付いてきて、物心両面で歓びを分かち合える、そのようなプロの勝負師だけが集まった事務所を作りたいという思いで、頑張っています。
事務所メンバーは、案件以外のことでは、決してまとまっていなくてもよいと思っています。いわば動物園のような個性派集団ですね(笑)。
しかし、ひとたび案件となれば、「勝つ」という一つの目的下に結集できる。そのようなメンバーが集まったとき、OMM法律事務所は「真に強い」戦闘集団として、業界内でもエッジの効いた特色のある事務所になることができると確信しています。
大塚和成弁護士が弁護士職を選んだ理由は?


大学で法律の勉強をしていると、そこには社会の複雑に絡み合った利害関係を調整するための知恵が詰まっていることに気づきました。
法律は、一般性があるので、また、基本法であればあるほど時代に耐えうるように、その文言は抽象的です。そこから、あるべき規範を、個別事案の解決を念頭に、解釈により発見する作業は、知的好奇心をくすぐられるものでした。
そして、司法試験の合格後、司法修習を経て若手弁護士として執務する中で、抽象論でない、生の事実から感じる利害対立、当事者の感情に接して、まずは目前の依頼者のために、自らも悩み苦しみながら、全力を尽くして案件解決を図る、それによって、依頼者から感謝されるという営みに、使命感や歓びを感じるようになりました。
それで、益々、弁護士という職業にのめりこんでいきました。
大塚和成が監修・著書の本を紹介
1.『速引例解 会社法』 (FPセレクション)/きんざい

2.『与信管理の達人』/金融財政事情研究会

3.個人情報流出対応にみる実践的リスクマネジメント (別冊NBL (No.107))/商事法務

本書では、危機管理(クライシス・マネジメント)の基本に則り、「もし個人情報流出事故が発生してしまったら」という仮定の下、時系列に沿う形で、実践的かつ具体的な対応や予防策を紹介。もし万が一の事態に遭遇してしまっても、これさえあれば安心の一冊です。
4.社長解任 株主パワーの衝撃 (Mainichi Business Books)/毎日新聞社

5.日本版クラス・アクション制度ってなに/中央経済社

6.非公開化の法務・税務/税務経理協会

7.内部統制対応版 企業コンプライアンス態勢のすべて(新改訂版)/金融財政事情研究会

8.Q&A平成26年改正会社法(第2版)/きんざい

9.内部統制システムの法的展開と実務対応/青林書院

10.ダイジェスト金融商事重要判例(平成15~30年版)/経済法令研究会

11.注釈 金融商品取引法 第1巻 定義・情報開示 第1条~第27条の35/金融財政事情研究会

今後の目標や展開


経営支配権争いを中心とした係争、会社法訴訟・非訟を中心とした裁判・仲裁案件に強みを発揮できる事務所を作りたいと思っています。
係争案件は、迅速な対応を可能にするために最低限のマンパワーは必要ですが、結局のところは、案件の処理方針をどのように立てるか、そのために徹底した判例・文献調査、証拠の収集・読込みをすることができるプロ意識と責任感の強い弁護士が3名いれば、どのような大型案件でも適切に処理できます。むしろ、1案件にそれ以上の弁護士が関与しても、船頭多くして船山に上るの例えのとおり、かえって良い結果は生まれません。
ですから、OMM法律事務所では、年次がどんなに上になったベテランでも、自ら、案件の詳細を把握し、手を動かし、調査した上で、方針決定に参加します。そのような、弁護士業務が三度の飯よりも「好き」なプロ職人が集まっている少数精鋭が良いですね。
ただ、取り扱っている案件の処理はエッジが効いていて、大きい成果を出しているので、外部から見ると大人数の事務所のように錯覚させてしまう、そのような事務所にしていきたいと考えています。
ですから、人数にして10からせいぜい20名くらいで、ただ、全員が高給取りというのが理想ですね(笑)。
まとめ

皆さん、弁護士という職業になじみはありますか?
ドラマや漫画では見たことがあるけれども、実際に周りにはいないという人がほとんどではないでしょうか。
数多くいる弁護士の中でも大塚和成弁護士は企業買収や企業法務などの案件に関してはトップクラス中のトップの実績を誇る弁護士。その華やかな経歴からも実績や経験の豊富さはうかがい知れますよね。
弁護士は個人や企業がトラブルに巻き込まれたとき解決してくれる強い味方。何か困りごとがあったら、ぜひ皆さんも弁護士に相談してみてくださいね。
会社概要
事務所名 | OMM法律事務所 |
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所在地 | 東京都千代田区平河町2-2-1 平河町共和ビル4階 |
設立 | 2018年2月 |
所属弁護士 |
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ライブドアによるニッポン放送買収事件、和泉元彌さんの能楽協会からの退会命令の裁判など覚えているでしょうか?
これらの世間を賑わせた数多くの事件に関わっていたのが、大塚和成弁護士です。
2018年にも、上場企業のプロキシーファイト(委任状争奪戦)を担当して、2人の社長解任劇に関わったとのこと。
大塚和成弁護士とはどのような人なのか?関わった案件や事例は?なぜ弁護士という職業を選んだの?
ここでは、大きな事件に弁護士として多く関わっている大塚和成氏に独自インタビューしています。弁護士を目指している、弁護士という仕事に興味のある方はぜひご覧ください。