転職の動機は人それぞれですが、避けては通れないのが「収入」の問題。
どうせ転職するなら年収をアップさせたい!と多くの方が考えていると思いますが、逆に下がってしまうことも、当然ながらありえます。
ポイントは転職先の選び方。求人票で見るべき項目を解説します。
年収の高い求人を見つけたら注意したい4つのポイント
年収アップを狙って転職活動をしていると、ついついその数字にだけ目が行って飛びついてしまいがち。ですが、以下の4つのポイントは気をつけてチェックしましょう。
1:固定残業代(みなし残業代)
月給に「固定残業代(みなし残業代)」が含まれていることがあります。
これは、一定時間分の残業代をすでに給与に含んでいますよ=この時間以下の残業には残業代が支払われませんよ、ということです。
企業によって20時間から80時間までさまざまですが、ぜひ気をつけたい項目です。
2:基本給と各種手当
月給として提示されている額には、固定残業代以外にも各種手当(住宅手当、役職手当、通勤手当など)が含まれています。
各種手当の金額が大きく、逆に基本給が低く抑えられているパターンも多いので注意してください。残業代や退職金は基本給をベースに計算されるので、月給が高いのだからそれでいい、と考えるのは危険です。
3:年収プラン
具体的な月給や賞与の額とは別に「◯◯歳 一般社員の年収モデル」のようにリアルな例が示されていることがあります。
実際にもらえる額が推定できるのでいいことのようですが、そのモデル社員がどれだけ残業をしていたり、手当がついていたりするのか分からないので不透明な項目でもあります。
企業側も「モデル年収」として提示する以上、比較的高年収の社員をモデルとしますので、注意が必要です。
4:賞与の回数
実は、企業によって賞与の回数はまちまちです。一般的な2回(夏・冬)以外にも、3回(夏・冬・決算)や、4回(四半期ごと)などのパターンがあります。
年収が高くても、賞与の回数が多ければ月収が低くなってしまう可能性があることに注意してください。
自分で判断するのが難しいと感じたら?
求人票で見るべき4つのポイントを紹介しましたが、やはり自分だけで転職先を見つけるのは難しいものです。
新卒と違い、転職市場では多くの求人が転職エージェントで「非公開求人」として募集されているので、一人で探そうとするとチャンスを逃してしまうこともあります。
迷ったら、ぜひ転職エージェントに相談してみましょう。
募集企業と深く繋がっているので実際の年収プランを知っているばかりか、転職エージェントの収益は転職者の年収をベースにした歩合なので、より高額の就職先を積極的に斡旋してくれます。
まとめ
どうせ転職するなら年収をアップさせたいと多くの方が考えるでしょう。
実際、転職は大きなチャンスになります。ですが、企業側も年収を高く見せて多くの求職者を集めたいと考えています。
転職活動は慎重に、本当に自分に合った企業を見つけましょう。あなたの転職活動がうまくいくよう、願っています!