賃貸管理ソフトは、機能が多ければ多いほど良いのでしょうか。
業務に必要な機能が揃っていることはもちろん重要です。一方で、実際の現場で無理なく使えること、そして初めて賃貸管理ソフトを導入する会社でも運用を軌道に乗せられることも、同じくらい重要です。
今回お話を伺ったのは、クラウド型賃貸管理ソフト「ReDocS(リドックス)」を開発・提供するバンブーボーイ株式会社の代表取締役、高田圭佑さんです。
ReDocSが導入時に評価されているポイントは、大きく2つ。「シンプルで使いやすいこと」と「導入後のサポート体制」です。
シンプルさを大切にしながら、賃貸管理に必要な機能を一つずつ充実させてきたReDocS。必要な機能が揃ってきた今、電子契約やAIによる契約情報の読み取りなど、これまで以上にReDocSらしい機能の開発を進めています。
また、2026年8月実績の利用継続率は94.38%。Excelなどで管理していて、ReDocSが初めての賃貸管理ソフトというユーザーにも継続して利用されています。
機能を改善して、より使いやすくする。そして、導入後はサポートでも伴走する。
ReDocSはこれから、どのような賃貸管理のあり方を目指していくのか。サービス誕生の背景から、機能開発、サポート、今後の方向性まで高田さんに伺いました。
※本記事は、バンブーボーイ株式会社 代表取締役・高田圭佑さんへの取材をもとに作成しています。

バンブーボーイ株式会社 代表取締役。クラウド型賃貸管理ソフト「ReDocS(リドックス)」の開発をリードし、会社としてReDocSをどれだけ大きくできるかに日々取り組んでいる。
バンブーボーイ株式会社(ReDocS/リドックス)
https://theredocs.com/
必要な機能が揃った今、ReDocSは次のフェーズへ
ReDocSは後発の賃貸管理ソフトとして、まずは日々の賃貸管理に必要な機能を一つずつ充実させてきました。そして今、その開発は次のフェーズに入ろうとしています。
インタビュアー:最近は電子契約やAIを使った機能など、新しい機能も続けてリリースされていますよね。
高田氏:そうですね。ReDocSは後発のソフトなので、これまではまず、賃貸管理の業務で必要になる機能をしっかり揃えることが大きなテーマでした。
家賃の入金管理、更新、解約、オーナー精算など、日々の賃貸管理を行うために必要な機能を一つずつ充実させてきて、ようやく一通り揃ってきたという感覚があります。
だから、ここからは少しフェーズが変わってきたと思っています。
インタビュアー:次は、どのようなフェーズなのでしょうか。
高田氏:これからは、「ReDocSを使うからこそ、賃貸管理の仕事をこう変えられる」という特徴をもっと出していきたいと思っています。
その一つとして、最近は電子契約の機能をリリースしました。契約書などのPDFをアップロードすると、AIが内容を読み取って契約情報の候補を出してくれる機能も開発しています。
今までは、契約書や申込書、重要事項説明書を見ながら、賃料や契約期間などを一つひとつ人が入力していました。でも、本当に人がやらないといけないのは「書類を見ながら同じ情報を転記すること」なのか、という話なんですよね。
AIで読み取れるところはAIに任せて、人は内容を確認する。電子契約も同じで、紙を印刷して、郵送して、返送を待って、保管するという今までの流れを、そのままシステムに置き換えるだけではなく、業務そのものをもっとシンプルにできないかと考えています。
インタビュアー:単に新機能を増やしているのではなく、賃貸管理の業務フロー自体を変えていきたいということですね。
高田氏:そうですね。
「この機能があります」というだけではなくて、その機能を組み合わせることで、今まで5つの作業が必要だったものを3つにできるとか、人が手でやっていた作業を減らせるとか。
そういう形で、より良い賃貸管理業務のフローを作れるサービスにしていきたいです。
ReDocSを導入することで、今までのやり方をそのままデジタル化するだけではなく、「こうやった方が楽ですよ」「こういうやり方もできますよ」と、新しい業務の進め方まで提案できる。
これからは、そこをReDocSの特徴としてもっと強くしていきたいですね。
利用継続率94.38%。初めての賃貸管理ソフトでも使い続けられるように
ReDocSでは、機能を提供することだけでなく、導入したユーザーが実際の業務で使い続けられることを重視しています。
インタビュアー:ReDocSは、初めて賃貸管理ソフトを使う会社にも利用されているのでしょうか。
高田氏:そうですね。それまでExcelなどで管理していて、「賃貸管理ソフトを使うのはReDocSが初めて」というお客様もいらっしゃいます。
僕らにとって大事なのは、契約していただくことだけではありません。
せっかく導入していただいても、使い方が分からなかったり、今までの業務から切り替えられなかったりして、結局使わなくなってしまったら意味がないですよね。
インタビュアー:実際、継続率はどのくらいなのでしょうか。
高田氏:2026年8月実績で、利用継続率は94.38%です。
もちろん、この数字をもっと高めていきたいと思っていますが、初めて賃貸管理ソフトを導入するお客様も含めて、多くの方に継続して使っていただけています。
そのために僕らがやることは、大きく2つだと思っています。
一つは、製品そのものを良くすること。もう一つは、サポートでしっかり伴走することです。
「分からない」をお客様だけの問題にしない。サポートと開発の二つで支える
インタビュアー:サポートについて、もう少し詳しく教えてください。
高田氏:特に初めて賃貸管理ソフトを導入する場合は、操作方法だけ分かれば使えるというものでもないんです。
今までExcelで管理していたものを、どのようにReDocSへ移していくのか。最初に何を登録して、どの業務から使い始めるのか。
会社ごとに今までのやり方がありますから、最初のところで迷うことは当然あると思っています。なので、導入後にきちんと使い始められるようにサポートすることは大切にしています。
インタビュアー:「分からないことがあれば問い合わせてください」というだけではないんですね。
高田氏:そうですね。
もちろん、困ったときに相談していただけることは大切です。ただ、ずっと何でも聞いてもらう状態を作ることがゴールではありません。
最終的には、お客様自身がReDocSを日々の業務の中で自然に使えるようになることが一番です。
だから、サポートで同じような質問が繰り返し出ているなら、「説明を増やせばいい」で終わらせないようにしています。
同じところで何人ものお客様が迷っているなら、それは製品側が分かりづらいのかもしれない。だったら、画面を変えたり、操作を減らしたり、機能そのものを改善した方がいい。
そういう考え方です。
インタビュアー:サポートで見つかった課題が、開発にもつながっているのでしょうか。
高田氏:そこは、うちの強みの一つだと思っています。
開発は3人いて僕がリードしていますが、サポートチームとの距離が近いので、日々お客様からどんな声が上がっているのかが開発側にも届きやすいです。
「最近、この問い合わせが多いよね」「ここでつまずいているお客様が多いよね」という話があれば、必要なものは製品側で改善する。
サポートでしっかり伴走することと、そもそもサポートに聞かなくても使える製品にしていくこと。
この二つを両方やっていくことが、継続して使っていただくためには重要だと思っています。
「ソフトを提供する会社」から、より良い賃貸管理のやり方を提案する会社へ
インタビュアー:最後に、これからReDocSをどのようなサービスにしていきたいか教えてください。
高田氏:これまでは、まず「賃貸管理に必要なことがきちんとできるソフト」を作ることに力を使ってきました。そこはかなり揃ってきたと思っています。
だから、これからはReDocSを使うことで「賃貸管理の仕事そのものがどう良くなるのか」というところまで踏み込みたいです。
インタビュアー:先ほどの電子契約やAIも、その一つですね。
高田氏:そうですね。
例えば更新業務一つをとっても、「更新の書類を作れる機能があります」で終わるのではなくて、更新対象を確認して、入居者へ案内して、意思確認をして、契約を締結して、入金を確認するところまで、一連の業務として考える。
その中で、紙でなくてもいいところはWebにする。人が転記しなくてもいいところはAIに任せる。別々にやっていた作業を、ReDocSの中でつなげる。
そうすることで、単に今までの仕事をパソコン上でやるだけではなく、仕事の流れそのものをシンプルにできると思っています。
インタビュアー:ReDocSが、業務のやり方そのものを提案していくイメージでしょうか。
高田氏:そうですね。
もちろん、会社ごとに管理の方法は違いますし、全部を一つのやり方にするつもりはありません。
ただ、僕らは多くの賃貸管理会社さんを見ていますし、日々サポートを通じて「どこで困るのか」「どんな作業に時間がかかっているのか」という声も聞いています。
だからこそ、ソフトの機能を提供するだけではなく、「こういうやり方にすると、もっとシンプルにできますよ」というところまで提案できるサービスになりたいと思っています。
シンプルで使いやすい製品を作る。初めての方でも使えるようにサポートする。そして、電子契約やAIなども活用しながら、より良い賃貸管理の業務フローそのものを作っていく。
これからのReDocSは、その3つをもっと強くしていきたいですね。
機能とサポートの両方で、「使い続けられる」サービスへ
ReDocSが大切にしているのは、単に機能数を増やすことではありません。
賃貸管理に必要な機能を、できるだけシンプルに使えるようにすること。そして、初めて賃貸管理ソフトを使う会社でも業務に定着させられるよう、導入後をサポートすることです。
必要な機能が一通り揃ってきた今、ReDocSは次のフェーズへ進もうとしています。
電子契約やAIなどを活用し、これまで人が行っていた転記や紙中心の作業を減らす。個々の機能を提供するだけではなく、一連の賃貸管理業務そのものをよりシンプルにしていく。
「シンプルで使いやすい製品」「導入後も伴走するサポート」「より良い賃貸管理の業務フロー」。
この3つを軸に、ReDocSは「賃貸管理ソフト」の枠を超えて、より良い賃貸管理のやり方そのものを提案できるサービスを目指しています。
ReDocS(リドックス)についてのQ&A
まとめ:ReDocSが目指す、使いやすく、使い続けられる賃貸管理ソフト
今回の取材を通して見えてきたReDocSの特徴は、大きく3つあります。
1つ目は、「必要な機能を、できるだけシンプルに使えること」。
ReDocSは、機能の多さそのものを競うのではなく、日々の賃貸管理に必要な機能を揃えながら、迷わず使えることを大切にしています。お客様から寄せられた要望もそのまま追加するのではなく、本当に必要なのか、使いやすさを損なわないかを考えながら開発しています。
2つ目は、「導入して終わりにしないこと」。
Excelなどから初めて賃貸管理ソフトへ移行する会社もいる中、ReDocSでは製品の使いやすさだけでなく、導入後のサポートにも力を入れています。
2026年8月実績の利用継続率は94.38%。分からないことがあればサポートする一方、同じところで多くのユーザーが迷っているのであれば、製品そのものを改善する。サポートと機能改善の両面から、「使い続けられるサービス」を目指しています。
そして3つ目は、「より良い賃貸管理のやり方そのものをつくっていくこと」。
家賃管理、更新、解約、オーナー精算など、賃貸管理に必要な機能が一通り揃ってきた今、ReDocSは次のフェーズに進もうとしています。
その一歩が、電子契約やAIによる契約情報の読み取りです。
紙で行っていた業務をWebへ。人が転記していた作業をAIへ。個々の機能を増やすだけではなく、それらを組み合わせることで、これまでの賃貸管理業務の流れそのものを、よりシンプルにしていく。
「賃貸管理ソフトを提供する」だけではなく、「もっと良い賃貸管理のやり方を提案する」。
ReDocSがこれから目指しているのは、そんなサービスです。

取材を通して印象的だったのは、高田さんが一貫して「機能の多さ」ではなく、「実際の業務で使えるか」という視点からReDocSについて話していたことです。
必要な機能は増やす。しかし、使いづらくなるような増やし方はしない。導入後につまずけばサポートし、同じつまずきが繰り返されるなら製品そのものを改善する。
そして、電子契約やAIといった新しい技術についても、技術そのものをアピールするのではなく、「賃貸管理の仕事をどうシンプルにできるか」という目的から考えています。
シンプルで使いやすいことと、できることが増えていくこと。その両方をどう実現していくのか。
ReDocSがこれからどのような賃貸管理の形をつくっていくのか、今後の進化が楽しみです。
会社概要
| 社名 | バンブーボーイ株式会社 |
| 代表者 | 代表取締役 高田 圭佑 |
| 所在地 | 〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町1-10-21 西郊ビル 4F |
| 設立 | 2012年8月8日 |
| 事業内容 | クラウド不動産賃貸管理ソフト 「ReDocS(リドックス)」の運営・開発、WEBサイトの作成及び企画・運営 |
| 公式URL | https://theredocs.com/ |


























