この記事の目次
菊池友佑とは
菊池友佑の経歴
つまりは一か八かで退路を断って独立し、事業が成功したからよかったものの、うまく行かなかったら両親を含め家族もろとも路頭に迷っていたというわけで、まったく計画的な人間ではないんです(苦笑)。
最初に立ち上げた事業はバイヤー業で、海外から売れるものを買い付けて日本で販売するという輸入の商社業でした。
そして、それが軌道に乗ったあとはシステム会社も新たに立ち上げました。
システム会社のほうはもともと売却するつもりで立ち上げた会社だったので、2年位でバイアウトしました。
事業パートナーに裏切られた過去のエピソード
例えば私が体調不良で動きが悪かった時期がありまして、その時期に株式を全株保有していた会社の社長と私の事業パートナーごと裏切られてしまいました。
友人だと思って色々協力していた社長の会社へ寝返られて、さらにその情報を使って弊社商品の盗用のようなことをされたりと苦労もしました。
もちろん小会社の社長の方は背任行為なので刑事告発も周囲に勧められましたが、私はあまり執着がないタイプなので新規事業の方に邁進しましたね。
(持ち去られてしまったデータだけはお客様に御迷惑をかけてしまう可能性があるためお願いしても返してくれなかったので裁判で返してもらいましたが…)
過去の反省を生かし少人数経営での運営へ見直し
Direct to Consumerの略。自ら企画、生産した商品を広告代理店や小売店を挟まず、消費者とダイレクトに取引する販売方法のこと。
菊池友佑のプロフィール
- 名前:菊池友佑(きくちゆうすけ)
- 血液型:B型
- 生年月日:昭和60年(1985年)3月11日
- 年齢 36歳(2021年2月時点)
- 出身地:神奈川県
- 学歴:神奈川大学
- 会社:合同会社ウィンドウオンザ・ワールド
菊池友佑の経営スタイルについて
また、ビジネスに対する菊池友佑さんの考えについても教えて下さい。
特殊な経営スタイル
これはかなり特殊と言える経営スタイルだと思います。
私が会社のM&Aを繰り返していわゆる『連続起業家』として活動できているのも、こういった経営システムを作れることからだと分析しています。
これというのも、合理性を追求した結果だけではなく私が1つの場所にいられず落ち着きもないので会社に社員がいるとマネジメントやコンプライアンス管理に支障が出るという私の欠点と過去の反省が生んだものです。
ビジネスに対する菊池友佑の考え
日本の企業の国際競争力を高めるためにも、アウトソーシング化やシステム化はもっともっと取り入れていただきたいですし、1人1人のビジネスマンは今、フリーランスとして活動しやすい時代なんですから会社に依存するだけでなく事業活動をしていくべきだな、と思います。
日本ではIT化も信じられないほどに遅れていますし、アウトソーシングについても遅れています。さらにSDGsの活動はまだあまり浸透しておらず、CSR監査の規格を持っている工場も少ないのが現状です。
だから私のできることは、起業家として事業を生み出し社会をより良くすることなのかなと考えてます。
菊池友佑が展開する事業内容
革製品・アパレル・化粧品・サプリメントなどのD2Cブランドを経営
特徴としては、ルーチン業務はすべてアウトソーシングやシステム化して少人数の超効率的な経営にしています。それと対象的に、商品作り・集客・セールスまで、事業の立ち上げに必要な技術は私自ら最前線でノウハウや技術を蓄積し事業拡大していることです。
その理由は、事業のコアとなるものは自分自身が握っていなければ真の経営の安定はないという信念もありますし、ものづくりを通してお客様にお喜びをいただいたその先にあるものを大切にしているからです。
力を入れている取り組み
17のゴールの中で私の取り組みとして、「1:貧困をなくそう、5:ジェンダー平等、10:人や国の不平等をなくそう」といったことに力を入れています。
例えば、私たちがどこかのメーカーの代理店をしていたとしたら商品の供給先のメーカーさんの経営方針に従わなければならないので、「SDGsの人や国の不平等をなくそう」といったことも私たちの意思では実現できなくなってしまうでしょう。
だから、私たちは自社ブランドの事業拡大を選択しますし、取引先についても多少高かったとしてもSDGsの理念に共感していただける男女平等に雇用をしていたり途上国の雇用創出をしている企業さんと取引をしています。
また、私たちの事業は社会の持続的な発展とビジネスを両立するものを目指しているものですから、会社の純利益の10%を目安に慈善団体(シャプラニール市民の会など)に寄付を続けています。
事業立ち上げのエピソード
旅行で訪れた途上国が豊かになるようなビジネスを生み出したいという想いがブランドの原点
ストリートチルドレンのお金を集めて回る姿に胸を締め付けられる思いをしたことや、高い技術水準や優れた素材があるのに適正に社会に評価されない現実を目の当たりにして、すごくもったいないなと感じたことをよく覚えています。
現地へ渡航し1つ1つ工場を回り開拓
インターネットが発達した現代とはいえ私は直接顔を合わせて工場を開拓したのは、物を作ってくれる人の人と成りを見るということを重要視しています。
勤勉さであったり誠実さであったり、そういった商売人として当たり前に持っているべき前提のようなものです。
信頼がなければどんなにプロダクトがよくてもビジネスにはなりません。
ビジネスに信頼がベースになっていないと、最初はよくとも何年かして継続できなくなり多くの不幸な人を生み出す結果となる危険性をはらんでいるからです。
そして、1つ1つ工場を回り直接お会いして話をし、信頼できると確信に至ったことで事業に参入する運びとなりました。
商品作りへのこだわりと人気商品について
また、お客様から人気のある商品や今一番お勧めしたい商品についても教えて下さい。
文化にフォーカスした商品作り
たとえば中世の絵画で有名な技法を革製品に取り入れる取り組みをしており、これもその活動の一環です。
言葉にすると簡単なのですが異分野の技術を商品づくりに取り入れるというのは相当なレベルの職人技術が要求されますし、技術への高い理解度も要求されます。
ほとんどの工場は話をしただけで断られてしまうほどです。
しかし、高い技術を持った職人と何度もサンプルを重ねて作り上げました。
高品質なマイスターメイドの商品が人気
やはり弊社の商品は、こういった商品の背景にある商品物語やマイスターメイドのシンプルでも高品質な商品を好むお客様が多いですね。
今一番お勧めしたい注目の商品
事業や商品の評判
プロダクトの品質への驚きや支援活動への応援の声
私たちの企業グループは職人技術へ高い敬意を払ってものづくりをするブランドがメインなのですが、価格とクオリティのギャップに驚くお客様が多いです。
大手メーカーだと途上国で安く作って日本では高く売るというモデルが多いのですが、私たちの企業グループは、途上国で適正価格で生産して日本でも価値と技術に見合った価格で販売させていただくということを徹底しています。
なにが違うのか?というと、前者はブランドイメージを維持する代わりに販売個数は少なくなり途上国での雇用も少なくなります。
後者の私たちのビジネスモデルだと、ブランドイメージは大手ほど高級なイメージにはなりませんが、販売個数が多くなるので途上国にも雇用が生まれお客様も高品質な商品を手に取りやすい価格で手に入れることができます。
低価格なのに高品質というお客様からの声も
また、寄付活動もしているので自分たちの支払ったお金は誰かの役に立ってるんだ!と思っていただけているようで、SDGs活動の応援のメッセージもいただきます。
菊池友佑が途上国の雇用創出に取り組む理由
日本は大変恵まれた環境である
誰でも義務教育として中学まで通えますし、識字率は世界でもトップクラスです。
そして健康保険など社会保障もしっかりしていますし、仕事もあります。
それにほとんどの国民がスマホやPCを持っています。つまり、誰にでもその気になれば自分の力で人生を切り開くことができる環境であると私は考えています。
少しでも途上国の貧困層が豊かになって最低限度の生活を送れる人々を増やしていきたいという想い
学校へも通えないので文字も読めず、それにより仕事もなく、病気になっても病院にも通えない人々が存在します。もちろん、スマホやPCなどありません。
そのような人々は、人生を切り開くきっかけすら与えられていないといっても過言ではないなと感じています。
少なくとも私は同じ状況に置かれたら切り開けるかどうかわかりません。
だから、日本では私以外にも雇用を増やす活動をしている経営者も多いので、それを頑張るよりも、途上国で雇用を増やし少しでも国が豊かになって最低限度の生活を送れる人々を増やしていきたいなと考えています。
まとめ
マーケッター・COO・連続起業家として活動しながらのSDGs活動や途上国の雇用創出への取り組みについてなど、今後も菊池友佑さんの動向に注目していきたいと思います。
今回は菊池友佑さんに直接、経歴やプロフィール、事業パートナーに裏切られた過去のエピソードや事業内容、商品作りへのこだわりや人気商品、事業や商品の評判、途上国の雇用創出に取り組む理由などについて、ご本人から伺った内容を掲載しています。
本稿は特殊な経営スタイルを採用する菊池友佑さんがどのような人物でどのような考えを持つ人物なのか徹底取材した内容になっています。