この記事の目次
東宝ハウスホールディングスの概要
東宝ハウスホールディングスとは、不動産売買仲介実績で全国8位(独立系では全国1位)の実績を持つ不動産仲介会社です。
不動産流通ビジネスに特化した事業展開により、社会情勢の影響を受けやすい不動産業界において創業から半世紀近く無借金経営を続けてきました。
また、User Happinessを叶えるコンサルティング企業として、仲介業以外にも顧客の住まいや暮らしを生涯にわたってサポートするサービスを提供しています。
不動産業界で新たな価値を創造し続け、確かな実績を残してきた東宝ハウスホールディングスは、顧客はもちろん、社員からも高い評判を獲得しています。
会社の沿革
1976年に創業した東宝ハウスホールディングスは、一都三県に次々とグループ会社を設立していきました。
そして創業40年となる2016年にTHR住宅流通グループから現在の東宝ハウスグループへと生まれ変わり、不動産仲介業を手掛けるグループ各社の社名も「東宝ハウス」に統一しています。
また、同年より顧客の満足度を最優先とする「User Happiness」を経営方針に掲げ、理念・ビジョン・スローガンも一新しました。
2019年には顧客の資産形成に関わるコンサルティング事業とNEXT事業も新規事業としてスタートし、2021年に金融商品を扱う東宝ハウスフィナンシャルを開業しました。さらに、2023年にはアフターサポートを専門に行う東宝ハウスNEXTを設立するなど、第3創業期を迎えた現在も成長を続けています。
経営方針
東宝ハウスホールディングスは、2016年に会社としての在り方を見直し、User Happinessを追求する経営方針に大きく舵を切りました。
User Happinessを叶えるための不動産総合コンサルティング企業として、不動産を売って終わりの仲介会社ではなく、顧客の住まいや暮らしを生涯にわたってサポートする体制を構築しています。
ブランドを再編しUser Happinessを追求する一方で、創業当初から「人が財産、人がすべて」という考え方を貫いており、プロフェッショナル人材の育成にも力を注いでいます。
東宝ハウスホールディングスの新卒・中途社員の評判口コミ
実際に東宝ハウスホールディングスで働く新卒社員と中途社員からは、会社に対してどのような評判口コミが寄せられているのかを調査しました。
人生の大きな選択に携われる
頑張りがしっかり給料に反映されることも嬉しいですが、この仕事はそれ以上に感慨深いものがあり、お客様との心温まるエピソードもたくさんあります。お客様の人生における大きな選択に携わることができ、自分を信頼して任せてもらえることにやりがいを感じられます。
また、顧客の人生に大きく関われるのも不動産業界で働く魅力の一つであり、User Happinessを追求した結果、顧客から不動産売買を任せてもらえたり感謝されたりすることにやりがいを感じられると評判でした。
仕事で得られる達成感と自由度の高さが魅力
前職では見たこともない額の給与明細を受け取った時には達成感と喜びの感情が湧き上がってきましたし、プライベートとの両立を自分の裁量で決めることができる自由度の高さにも魅力を感じています。
不動産の仕事ならではの面白さや達成感が得られることはもちろん、自身の裁量でワークライフバランスを実現できる自由度の高さも評判です。
お客様のために最善を尽くせる
東宝ハウスはお客様にとっての最善と自分にとっての最善の両方を追求できる会社です。お客様の幸せを考え、一人一人と真剣に向き合いながら仕事をしていると、その結果がしっかり自分に還ってくるため、収入にも満足しています。
実際に、顧客のために最善を尽くすことが契約獲得に繋がっており、社員は収入にも仕事にも満足しながら働けると評判でした。
東宝ハウスホールディングスの新卒・中途社員の評判口コミまとめ
「User HappinessはMember Happinessのために」という考えのもと、社員の幸せも重視する東宝ハウスホールディングスでは、実際に多くの社員が物心両面の幸福を感じられているようです。
心理的な幸福は、User Happinessの追求によって顧客から必要とされ、感謝されることで得られており、物理的な幸福はUser Happinessの追求が結果として成果に繋がり、頑張りが報酬として還元されることで得られていることが伺えました。
東宝ハウスホールディングスの特長
本当に信頼できる不動産会社である理由として、東宝ハウスホールディングスの特長を紹介します。
在庫を持たない不動産流通ビジネスに特化
東宝ハウスホールディングスは在庫を持たない不動産流通ビジネスに特化することで、創業以来、無借金経営を継続しているという特長があります。
創業者を筆頭に、顧客のためにも社員のためにも企業の永続を最優先しなければならないという使命感を持っており、そこから「人」を大切にするという企業文化が生まれました。
無借金経営による安定した経営基盤は、東宝ハウスホールディングスの持続可能な成長に繋がり、顧客は安心してサービスを利用することができます。
また、安定した経営基盤に加えてスタートアップの勢いと働きやすい環境があるのも同社の特長で、社員は会社の先行きに不安を感じることなく自己実現を目指せます。
一都三県に営業会社を展開
東京を中心に、神奈川、埼玉、千葉の一都三県にて営業会社を23社展開しており、地域に根差した営業を貫いているのも東宝ハウスホールディングスの特長です。
関東に特化していることから全国的な知名度は高くないにもかかわらず、累計11万件を超える売買仲介実績があり、住宅新報による「2023年度上期売買仲介実績調査」では全国8位を獲得しました。
競合ひしめく不動産業界で全国8位という結果もさることながら、支店あたりの売上では全国トップの数字となっています。
また、同ランキング上位には、日本経済において強い影響力を持つ財閥系や鉄道系の会社が名を連ねている中、東宝ハウスホールディングスは影響力のある親会社が存在しない独立系の会社として全国1位の実績です。
リテールに限定した事業活動
不動産業界における取引は、法人顧客向けのホールセール(BtoB)と一般顧客向けのリテール(BtoC)に分けられます。
そして東宝ハウスホールディングスでは、リテールに限定した事業活動を行っているのも特長で、前述した「2023年度上期売買仲介実績調査」において、リテール分野でも全国1位を獲得しています。
仲介業によって住まいを提供するだけでなく、物件引渡し後のアフターサポートやフィナンシャルサービスにも力を入れるなど、不動産仲介の枠を大きく超えたUser Happinessの追求により、多くの一般顧客から人気を集めていることが伺えます。
右肩上がりの成長を維持する売上高と取扱物件数
2014年頃からは物件以外の価値創造や顧客満足度を最優先とした会社の在り方を模索し、2016年にはブランド再編を実施しました。
このブランド再編が功を奏し、2014年以降から売上高や取扱物件数を急速に伸ばしています。
下表に過去5年間の売上高と取扱物件数の推移をまとめました。尚、2014年の売上高は33億円、取扱物件数は2,575件です。
決算年度 | 売上高 | 取扱物件数 |
---|---|---|
2019年度 | 84億円 | 5,055件 |
2020年度 | 105億円 | 6,027件 |
2021年度 | 109億円 | 6,328件 |
2022年度 | 115億円 | 6,293件 |
2023年度 | 138億円 | 7,260件 |
東宝ハウスホールディングスで働くことに向いている人
フルコミッション営業で稼ぎたい人
東宝ハウスホールディングスには約500名の営業社員が在籍していますが、その内の4分の1以上の社員が年収1,000万円を稼いでおり、マネージャー職の半数以上が1,500万円を超える年収を稼いでいます。
そのため、他人よりも稼いで一歩先のステージへ行きたいという人が向いています。
この高収入を実現しているのがフルコミッション制度であり、固定給や固定給+歩合の給与体系も選択できるものの、多くの社員が自らフルコミッションを選択しています。
フルコミッション営業といえば、自分自身で集客から営業までを行うのが一般的です。
しかし、東宝ハウスホールディングスでは独自の広告戦略によって完全反響営業体制を確立しているため、営業社員は新規開拓の飛び込み営業など、自ら集客を行う必要はありません。
会社が集客を行うことで、社員は自身の営業活動に集中でき、目の前の顧客と本気で向き合いながら契約を獲得していけます。
User Happinessを大切にできる人
東宝ハウスホールディングスで働くには、同社が最も大切にしているUser Happinessを追求できる人材であることが大前提となります。
User Happinessを叶えることで自分自身も幸せになれると考えられており、実際に顧客の幸せを追求した結果、年収1,000万円プレイヤーが続出し、会社の業績も好調です。
そのため、顧客の幸せも自分自身の幸せも大切にできる人に向いています。
実際に、東宝ハウスホールディングスではUser Happinessを体現している社員が多く、本気で顧客と向き合える人は、共に働く同僚や部下も大切にできると評判です。
ワークライフバランスを重視したい人
独自のフルコミッション営業を採用することで、ワークライフバランスを保ちやすい環境も生み出されています。
Member Happinessを重視する東宝ハウスホールディングスでは、適切な休日の取得も奨励しており、気兼ねなく家族との時間を優先できます。
そのため、ワークライフバランスを重視したい人にも向いています。
また、個々の裁量が大きいため、残業時間なども自身で調整が可能で、顧客や銀行とのやり取りが定休日と重なることがあった場合には代休を取得できます。
高額な報酬が得られるからといって、休日を返上してまで仕事に没頭するような企業文化はありません。
将来社長になりたい等の夢がある人
何か大きなことを成し遂げたい人や将来社長になりたい等の夢がある人にも向いている会社です。
東宝ハウスホールディングスでは、ファイナンシャル知識とマネジメントスキルが学べる研修や外部講師を招いた勉強会が開催されています。
このような充実の教育体制により、専門知識やスキルに加えて、どんな業界でも通用できる人間性やコミュニケーション能力を身につけられます。
また、年齢や勤続年数に関係なく、やる気のある人材を抜擢する企業風土もあり、目標と実力に応じたキャリアプランが用意されています。
最終的にはグループ会社の社長に就任することもでき、入社3年目で管理職として活躍している社員もいるそうです。
不動産流通業界における東宝ハウスホールディンスの立ち位置
東宝ハウスホールディングスは不動産売買仲介実績で全国8位となるほど、業界内で大きな役割を担っている会社であることが伺えます。
一方で、東宝ハウスホールディングスでは不動産仲介業だけでなく、顧客の暮らしに寄り添うサービスにも力を入れています。
不動産という有形の価値を提供するだけでなく、顧客の人生に寄り添い、将来の夢や希望を実現するためのサポートという無形の価値を提供するなど、業界にはない付加価値の創造を強みとしています。
そのため、東宝ハウスNEXTでは住まいのメンテナンスなど不動産に関するアフターサポートを提供しているほか、ライフプランニングや無料セミナーなどを実施し、物件購入者の理想の暮らしをサポートしています。
まとめ
1976年創業の歴史と実績のある会社ですが、2016年のブランド再編後に急成長を続けており、スタートアップとしての勢いもあります。
東宝ハウスホールディングスで働く社員の中には、佐井川稔社長の「User Happinessを追求すれば、お金は後からついてくる」という言葉に後押しされて入社を決めた人も多く、実際にUser Happinessの追求によって高い年収を稼げていることが分かりました。
新卒、中途を問わず社員からの評判も良いため、顧客の幸せのためにのびのびと働ける会社を探している方にとって、大きなやりがいを感じながら働ける会社であると言えるでしょう。
会社概要
会社名 | 株式会社東宝ハウスホールディングス |
所在地 | 〒163-0225 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル25F |
設立年月日 | 昭和51年2月4日 |
代表者 | 佐井川 稔 |
事業内容 | ・不動産経営コンサルタント業 ・総合経理代行業 ・システムインテグレーション業 |
従業員数 | グループ全社従業員数641名(2023年11月現在) |
1976年の創業以来、常に時代の変化に対応してきた東宝ハウスホールディングスでは、不動産売買の仲介に加えて、顧客の生涯の暮らしをコンサルティングするサービスを展開しています。
本稿では、東宝ハウスホールディングスへの就職を検討している方に向け、新卒・中途社員の評判口コミや同社の仕事が向いている人を紹介します。
また、東宝ハウスホールディングスの特長や業績などについても調査しましたので、就職・転職活動の参考となるでしょう。