しろくま電力(ぱわー)は、環境に優しいCO2排出ゼロの電力を提供しているしろくま電力株式会社が手掛けるサービスです。
しろくま電力(ぱわー)の魅力は、再生可能エネルギーでありながら料金が大手電力会社よりも安い点や、切り替え手続きがスムーズな点です。
この記事の目次
しろくま電力(ぱわー)とは
しろくま電力(ぱわー)は、グリーン電力を提供しているしろくま電力株式会社のサービスです
グリーン電力は再生可能エネルギーを100%利用しており、地球温暖化の原因であるCO2を排出しない地球環境に優しい電力です。
2022年6月から、法人を対象に「市場連動型しろくまプラン」を提供し、電気代の削減に貢献しています。
法人の電気代削減の実績を活かし、2023年6月8日からは家庭向けの低圧電気プラン「しろくまプラン」の提供を開始しました。
さらに企業イメージの明確化を目的として、2024年3月に「株式会社afterFIT」から「しろくま電力株式会社」に社名変更をしています。
しろくま電力(ぱわー)の個人向けしろくまプラン
そして、料金が安価になっても電気の質が低下したり、停電のリスクが高まったりする心配はありません。
電気料金の削減が期待できる、しろくまプランの電気料金の仕組みとエリア、料金単価を紹介します。
しろくまプランの電気料金の仕組み
再エネ賦課金とは、再生エネルギーによって発電された電気を電力会社が買い取り、費用を電気使用量に応じて利用者が負担する仕組みです。「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」に基づき、再エネ賦課金の単価は、毎年経済産業大臣によって定められています。
電源調達調整費は、電気の仕入れ価格の変動を反映する費用です。日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に基づいて変動します。ただし、しろくまプランでは市場価格が安いときに電気料金の一部を預かり、高騰時に半額還付して電源調達調整単価が上がらないようになっています。
この仕組みにより、電気料金の大きな変動を抑え、年間を通じて電気料金を安くすることが可能です。
供給エリアと各地域の料金単価
■しろくまプラン(従量電灯B)
エリア | 基本料金(10A~) | 電気量料金(1kWhあたり) |
北海道 | ¥330.00~ | ¥28.50 |
東北 | ¥310.00~ | ¥23.80 |
東京 | ¥290.00~ | ¥24.70 |
中部 | ¥290.00~ | ¥24.50 |
北陸 | ¥280.00~ | ¥20.60 |
九州 | ¥290.00~ | ¥22.40 |
■しろくまプラン(従量電灯A)
エリア | 最低料金 | 電力量料金(1kWhあたり) |
関西 | ¥400.00(~15kWh) | ¥22.80(16kWh~) |
中国 | ¥530.00(~11kWh) | ¥24.60(16kWh~) |
四国 | ¥400.00(~15kWh) | ¥23.70(11kWh~) |
また、関西・中国・四国はほかの6エリアとは単価設定が異なっているため、注意が必要です。
しろくま電力(ぱわー)の固定単価型プラン
しろくま電力(ぱわー)の固定単価型プランは、電気を使う時間帯を気にせずに毎月の電気代を一定に保てるプランです。
そのため、電気の使用時間帯にかかわらず、安定した料金で電力を利用したい法人に最適です。
固定単価型プランの特徴
固定単価型プランは、電気代が大手電力会社より最大25%安くなるだけでなく電力量料金が一定のため、季節に関係なく安定して電気を利用できます。
また、全国の複数拠点をまとめて一括契約でき、手続きや切り替えが簡単です。
さらに実質再エネ電力を供給しており、脱炭素化の実現が可能です。
そして、実質再エネ電力の購入契約を締結したことを証明する「CO2フリー電力購入契約証明書」を希望すると、証明書を発行してもらえます。
導入法人の電気代削減事例
まず東京のオフィスビルでは固定単価型プランの導入により、電気料金が年間約336万円から約252万円に削減され、実に24%のコストダウンを実現しました。
次に、広島の飲食店においては、電気料金が年間約419万円から約340万円に減少し、18%のコストダウンを達成したのです。
さらに愛媛の介護施設では、年間の電気料金が約1,302万円から約1,015万円となり、22%のコストダウンが実現されました。
しろくま電力(ぱわー)の市場連動型プラン
しろくま電力(ぱわー)の市場連動型プランでは、市場の価格に基づいて電気料金が決定されるため、賢く電気を使うことで大幅に電気代を削減できます。そのため、昼間に多くの電力を使用する法人に適しています。
ただし、市場価格が高騰した場合には料金が上昇するリスクがあるため、注意が必要です。
市場連動型プランの特徴
1つ目は「燃料調整額が始終0円」です。電気代の高騰要因となる「燃料調整額」が常に0円で、「電気をもっとお得にお届けしたい」との想いを反映しています。
2つ目は「電力量料金は最安ほぼ0円」です。30分ごとに電力量料金(従量料金)が変動し、最安値は0.01円/kWh(+手数料)です。特に昼間は電力量料金が安価になり、工場やオフィスなどの昼間に電気を多く使う企業では電気代を大幅に削減できます。
3つ目は「翌日の市場価格」をレポート形式で毎日配信している点です。レポートを確認しながら安い時間に電気を使うと、さらに電気代を下げられます。
導入企業例と電気代削減実績
市場連動型プランを導入事例1.株式会社ワールド
株式会社ワールドは神戸の本社ビルと北陸、中国、九州エリアにある5拠点の工場に電気を供給しています。
本社ビルの電気代は、当初の予想よりも安く抑えられました。
工場への電力供給は始めたばかりで具体的な効果はまだ確認されていませんが、本社ビルと同じく電気料金の削減が期待されています。
市場連動型プランを導入事例2.株式会社テイクアンド・ギヴニーズ
株式会社テイクアンド・ギヴニーズは、2022年8月から市場連動型プランでの電力供給を開始しました。
2023年1月現在で北陸、関西、中国、四国エリアの4エリアで19店舗分の電気を供給しています。
その結果、電気代の値上げ幅を30%削減に成功し、脱炭素化も実現しました。
しろくま電力(ぱわー)の評判口コミ
ここでは、しろくま電力(ぱわー)を導入した方から寄せられた評判や口コミを紹介します。
しろくま電力の魅力やサービスに対する満足度など、実際の利用者の声をお届けします。
グリーン電力に魅力を感じた
知人の紹介で「しろくま電力(ぱわー)」を知り、CO2を出さない付加価値に魅力を感じました。ほかの電力会社と異なり、環境に良いことを無理なく実践できるのがありがたい点です。今後も、しろくま電力の価値を多くの方に紹介していきたいと思っています。
グリーン電力に魅力を感じ、無理せず環境への負荷を抑えられる点が評価されていました。
切り替えがスムーズだった
しかし、実際には現在契約している電力会社への解約手続きが不要で、簡単にしろくま電力(ぱわー)へ切り替えられました。
しろくま電力(ぱわー)では面倒な解約手続きがないため、スムーズに切り替えができます。
コンセプトが企業理念と合致していた
また、当時契約していた電力会社と料金が同じで、しろくま電力(ぱわー)のコンセプトと弊社の企業理念である「社会に貢献する」が合致していたため、導入を決めました。
そのため、脱炭素化を推進する企業にとって、しろくま電力(ぱわー)は経費を増やさずに、社会貢献の実現を可能にするサービスと言えるでしょう。
しろくま電力(ぱわー)の評判口コミまとめ
また再生可能エネルギーでありながら、以前の電力会社と料金が変わらない、あるいは安くなった点や、切り替えがスムーズな点も高く評価されています。
しろくま電力が提供するグリーン電力は、環境意識の高い企業や個人から支持されており、コスト削減、導入の手軽さ、企業イメージの向上など多くのメリットがあると評判です。
しろくま電力(ぱわー)はなぜ安い?利用するメリット
しろくま電力(ぱわー)は、電気料金のベースである「基本料金」と「電力量料金」が大手電力会社よりも安く設定されています。また市場価格が下がる時間帯は、電気料金も安価になる市場連動型を採用しています。
そのため電気使用量は多いが、電気代を削減したい家庭や企業にとって、しろくま電力(ぱわー)はお得なサービスです。
個人向けプランを利用するメリット
しろくま電力(ぱわー)の個人向けプランを利用するメリットは3つあります。
まず、大手電力会社よりも最大25%安くなり、グリーン電力の利用が可能な点です。電気代を抑えつつ、地球温暖化防止や持続可能な社会の実現に貢献できます。
また電気料金が安くなっても、大手電力会社と同じ送電線を使用するため、電気の質は変わらず、停電のリスクが上がらない点もメリットです。
最後に、現在契約している電力会社への解約手続きが不要で、解約金もかからないため、コスト面でのメリットもあります。
法人向けプランを利用するメリット
しろくま電力(ぱわー)の法人向けプランを利用すれば、脱炭素経営を実現できます。
さらに、法人向けプランを利用する企業には「CO2フリー電力購入契約証明書」が発行され、二酸化炭素を排出しない電力利用の証明が可能です。
結果として、脱炭素への取り組みをアピールしやすくなり、ビジネスチャンスが広がります。
脱炭素化を推進する企業は、消費者や取引先からの信頼を得やすく、新たな市場やビジネスパートナーとの連携が生まれ、競争力の向上が期待できる点もメリットです。
法人向けの節電プログラム「しろくまDR」キャンペーン
「しろくまDR」は毎年、夏季(7〜9月)と冬季(12〜2月)に実施される節電プログラムです。
参加条件は、申し込み時に市場連動しろくまプランに契約していること、WEBサイトで節電プログラムの条件に同意して申し込むこと、そして専用マイページで節電通知用メールアドレスを登録することの3つです。
また、キャンペーン期間中は利用料が無料になります。
指定された対象時間帯に1kWh以上節電すると、1kWhあたり20円が電気料金から割引されます。
しろくま電力が必要と判断した場合に節電日時を通知し、その日時に節電を実施します。節電が成功すれば電気料金が割引され、できなくてもペナルティはありません。
契約中の電力会社の解約・切り替えの流れ
しろくま電力(ぱわー)の契約は公式サイトから申し込みができ、現在の電力会社の解約手続きや工事は必要ありません。
ただし、電話での申し込みはできないため、注意しましょう。
- 現在契約中の電力会社の検針票を用意します。クレジットカード決済を希望する場合は、クレジットカードも準備してください。
- 検針票がない場合は、電力会社のWEBページで「22桁の供給番号」や「お客様番号」を確認します。
- しろくま電力(ぱわー)の公式サイトの申し込みフォームから必要事項を入力し、申し込みをします。
申し込みから契約完了までの目安は5〜10営業日(土日祝日を除く)で、契約完了後、最初の検針日から電力供給が開始されます。
まとめ
現在利用中の電力会社と料金面での変化なく、スムーズに切り替えができる点も魅力的であると感じる利用者も多いようです。
また、しろくま電力(ぱわー)は全国に供給エリアを持ち、家庭用から業務用まで多様なプランを提供しています。
そのため、環境意識の高い企業や個人にとって魅力的な選択肢となっています。しろくま電力(ぱわー)を導入することで、コスト削減と環境保護の両立が可能であり、企業イメージの向上にもつながるでしょう。
会社概要
社名 |
しろくま電力株式会社 |
代表取締役 | 谷本貫造 |
資本金 | 9,900万円 |
所在地 | 〒105-0012 東京都港区芝大門2-4-6 豊国ビル |
事業内容 | グリーンエネルギーに関する課題解決事業 電力事業 PPS PPA 系統用蓄電池事業 太陽光関連事業 |
また、現在実施中のキャンペーンや解約手続きに関するポイントも解説しますので、電気料金やエコを気にかけている方は必見の内容となっています。