天才弁護士「大塚和成」の正体とは!?数々の大事件解決の実力と実績/経歴/書籍情報まで!

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編集部
大塚和成弁護士をご存知でしょうか。現在はOMM法律事務所を設立して代表弁護士として活躍されている敏腕弁護士です。

ライブドアによるニッポン放送買収事件、和泉元彌さんの能楽協会からの退会命令の裁判など覚えているでしょうか?これらの世間を賑わせた数多くの事件に関わっていたのが、大塚和成弁護士です。2018年にも、上場企業のプロキシーファイト(委任状争奪戦)を担当して、2人の社長解任劇に関わったとのこと。

大塚和成弁護士とはどのような人なのか?関わった案件や事例は?なぜ弁護士という職業を選んだの?
ここでは、大きな事件に弁護士として多く関わっている大塚和成氏に独自インタビューしています。弁護士を目指している、弁護士という仕事に興味のある方はぜひご覧ください。

当コンテンツはアフィリエイト等を目的として、試供品または取材費をいただいて記事を掲載しています。

大塚和成弁護士の出身/年齢/経歴/実績について

大塚和成のプロフィール画像
大塚和成(おおつか・かずまさ)氏は、1971(昭和46)年1月18日生まれの弁護士。

1971(昭和46)年、東京都にて誕生。

1989(平成1)年に早稲田大学高等学院卒業後、同大学の法学部へ。

1993(平成5)年に同大学を卒業、1996(平成8)年に司法試験に合格。

1999(平成11)年より、弁護士としての活動を始めます。

2002(平成14)年には、東京商工会議所企業行動規範特別委員会幹事に就任。

和泉元彌氏に対する退去命令とその有効性を争う裁判にて協会側弁護士として担当したことで、2005(平成17)年には、公益社団法人能楽協会幹事に就任。

2006(平成18)年、2007(平成19)年には、明治学院大学法学科大学院の非常勤講師として会社法について教えていました。

2011(平成23)年、代表弁護士として二重橋法律事務所を開業。
企業法務を中心に、コーポレートガバナンス、M&A、ファイナンスなどさまざまな案件を手掛けてきました。

2013(平成25)年には、株式会社ユニバーサルエンターテインメント社外取締役、日本ハム株式会社企業価値向上委員会委員に就任。

2018(平成30)年に、現在のOMM法律事務所を開設。同年に、一般社団法人東京能楽囃子科協議会監事(社外役員)に就任。

2019(平成31)年、立飛グループのコンプライアンスの社外相談窓口に就任するなど、幅広い活躍を見せています。

経営支配権に関する案件が特に得意で、近年では企業法務を中心に企業が抱える問題やトラブルを法律の力を使って解決。

ニッポン放送VSライブドア事件や和泉元彌氏VS能楽協会など、さまざまな著名事件にも関わっています。

OMM法律事務所開業前は二重橋法律事務所の代表弁護士として活動していた

大塚和成弁護士
OMM法律事務所を開業する前は、二重橋法律事務所の代表弁護士兼ファウンダーとして活動しておりました。そのほかにも、いくつかの上場企業や公益社団法人の社外役員に就任するなど、弁護士以外の活動も行っております。

多くの著書を出版やセミナー講師としても登壇しています

大塚和成弁護士
本も『社長解任 株主パワーの衝撃』(毎日新聞社)、『企業コンプライアンス態勢のすべて〔新訂版〕』(金融財政事情研究会)、『内部統制システムの法的展開と実務対応』(青林書院)など何冊か出版しております。セミナー講師としても多数登壇しています。

“Client First”の精神を貫く姿勢

大塚和成弁護士
私の思う私の弁護士としての一番の強みは、「決して諦めずに最後までやり切る姿勢」。初見では見込みが立ちにくい案件や思いがけず難しい局面に陥ったときほど、闘志が湧きます。

「プロの職人であり続けたい」。それが、私が一弁護士として抱き続ける夢です。
今後も“Client First”の精神を忘れずに、依頼者の最善の利益を追い求め続けていきたいと思います。

大塚和成弁護士が弁護士職を選んだ理由は?

六法全書
大塚和成弁護士
私が弁護士を目指したきっかけは、学生時代に、政治に興味を持ったことです。政治家が国家国民のために行動をしようとするとき、法治国家である以上、そこには必然的に法律が関わります。そこで、まずは、法学部に入って法律の勉強をしようと思ったのがきっかけでした。

社会の複雑に絡み合った利害関係を調整する知恵が法律にはあると気付く

大塚和成弁護士
大学で法律の勉強をしていると、そこには社会の複雑に絡み合った利害関係を調整するための知恵が詰まっていることに気づきました。

法律は、一般性があるので、また、基本法であればあるほど時代に耐えうるように、その文言は抽象的です。そこから、あるべき規範を、個別事案の解決を念頭に、解釈により発見する作業は、知的好奇心をくすぐられるものでした。

司法試験合格後は使命感や歓びを感じれると思った

大塚和成弁護士
そして、司法試験の合格後、司法修習を経て若手弁護士として執務する中で、抽象論でない、生の事実から感じる利害対立、当事者の感情に接して、まずは目前の依頼者のために、自らも悩み苦しみながら、全力を尽くして案件解決を図る、それによって、依頼者から感謝されるという営みに、使命感や歓びを感じるようになりました。

それで、益々、弁護士という職業にのめりこんでいきました。

大塚和成弁護士が解決してきた事件の事例と実績を紹介

編集部
大塚和成弁護士はとても社会的にも大きな事件にも関わっていたのは先程冒頭でもお伝えした通りです。では具合的などんな事件に関わっていたのでしょう。

ライブドアによるニッポン放送買収事件

編集部
大塚和成弁護士が手掛けた有名事件の代表といえば、当時、世間を騒がせたライブドアによるニッポン放送買収事件です。

当時、フジテレビの親会社であったニッポン放送は、フジサンケイグループの一企業で資産規模もフジテレビよりもはるかに小さく、資本のねじれ構造が起きていました。この状態を是正しようとした、上場後の筆頭株主・村上ファンドの村上世彰氏は、フジテレビと共同持株会社を設立し、両社をその事業子会社にしようとしましたが、経営陣は反対。

フジテレビに対する第三者割り当てを実施することになりました。その後、堀江貴文氏率いる株式会社ライブドアが株式を取得し、経営権を支配しようとしたことで大きな話題になりました。

2005(平成17)年4月18日、ライブドアとフジテレビは和解。両社の業務提携が決まり、ライブドアグループが所有するニッポン放送株はすべてフジテレビに譲渡され、フジテレビはライブドアに出資することを発表しました。大塚和成氏は、この事件の中でも、新株予約権発行差止仮処分命令申立事件に関わりました。

和泉元彌氏の能楽協会追放事件

編集部
狂言師、和泉元彌氏の能楽協会退会を巡っての事件を能楽協会側について争いました。

公演のドタキャン、遅刻、協会批判などを通じて、野村萬会長率いる、能楽協会から除名処分を下され起きた事件です。和泉元彌氏は、ついに2006(平成18)年6月9日、能楽協会退会へと追い込まれました。

大塚和成氏は、事態収拾のため記者会見にも出席するなど尽力して、協会側に貢献しました。

テン・アローズ(現在のシャルレ)の三屋裕子社長不再任事件

編集部
2004(平成16)年から2006(平成18)年まで社長を務めていた三屋裕子氏の解任を巡って大株主である創業家側と三屋裕子氏が対立。創業家側の主張が通り、2006(平成18)年、三屋裕子氏の解任が決まりました。

三屋裕子氏が社長として在任していた3年間、テン・アローズの売上は100億円の減収、純利益も赤字に。大株主である創業家の林勝哉氏が、社長含む取締役全員の解任を要求しました。

大塚和成氏は、創業家側の担当弁護士として、三屋裕子氏の解任を主張。本件の記者会見はテレビニュースにもなり、三屋裕子社長の退任会見は話題になりました。

大塚和成弁護士
もともと、私は、この種の案件を専門分野にしていまして、古くは、2005年のライブドアによるニッポン放送に対する敵対的買収事件を皮切りに、日本技術開発vs夢真ホールディングス事件、テン・アローズ(現シャルレ)の三屋裕子社長不再任事件、日本で初めて外資による敵対的企業買収が成功した事例とされる日本精密事件、グッドウィル・グループ委任状争奪戦、日本ハウズイングvs原弘産事件、アップルインターナショナルにおける経営支配権争い、サンコーにおける経営支配権争い、学研ホールディングスvsエフィッシモの案件、西武鉄道vsサーベラスの案件など、多くの案件を攻守両側で担当してきました。

また、会社法分野を中心にメディアや判例誌に取り上げられるような訴訟・非訟を多く担当しました。

「技術に裏付けられた諦めない姿勢」と「常に依頼者の最善の利益を実現する“Client First”」

大塚和成の所属するOMM法律事務所の理念
大塚和成弁護士
私がモットーとする考え方が、「技術に裏付けられた諦めない姿勢」と「常に依頼者の最善の利益を実現する“Client First”」

これら事務所の基本姿勢や基本理念を共にできる仲間と共に、プロとして最高の職人仕事をしていく。その積み重ねによって、クライアントから、OMM法律事務所に依頼して良かったと感謝をしていただける。しかも、それに経済的利益が付いてきて、物心両面で歓びを分かち合える、そのようなプロの勝負師だけが集まった事務所を作りたいという思いで、頑張っています。

事務所メンバーは、案件以外のことでは、決してまとまっていなくてもよいと思っています。いわば動物園のような個性派集団ですね(笑)。

しかし、ひとたび案件となれば、「勝つ」という一つの目的下に結集できる。そのようなメンバーが集まったとき、OMM法律事務所は「真に強い」戦闘集団として、業界内でもエッジの効いた特色のある事務所になることができると確信しています。

大塚和成弁護士が監修・著書の本を紹介

1.『速引例解 会社法』 (FPセレクション)/きんざい

大塚和成 氏
会社法についての目から鱗の入門書。複雑な会社法の論点がわかりやすく説明されている、P155のコンパクトな一冊。読みやすいと評判です。

2.『与信管理の達人』/金融財政事情研究会

大塚和成 氏
取引先のどこを観察すれば実態を把握できるのか。ヒアリングの仕方の実例が満載の一冊です。

3.個人情報流出対応にみる実践的リスクマネジメント (別冊NBL (No.107))/商事法務

大塚和成 氏
個人情報保護法が施行された2005年。企業が個人情報流出事故を起こさないためにすべき施策とは?

本書では、危機管理(クライシス・マネジメント)の基本に則り、「もし個人情報流出事故が発生してしまったら」という仮定の下、時系列に沿う形で、実践的かつ具体的な対応や予防策を紹介。もし万が一の事態に遭遇してしまっても、これさえあれば安心の一冊です。

4.社長解任 株主パワーの衝撃 (Mainichi Business Books)/毎日新聞社

大塚和成 氏
株主総会で社長が解任されないためにはどうすれば良いのか。変化する企業経営の実態に迫ります。平易な語り口で大変読みやすく、参考になると好評の一冊です。

5.日本版クラス・アクション制度ってなに/中央経済社

大塚和成 氏
日本でも導入された日本版クラス・アクション制度。いったい日本版クラス・アクション制度とは何なのか?導入に対して、企業はどのような対策を練れば良いか、わかりやすくQ&A形式で解説しています。

6.非公開化の法務・税務/税務経理協会

大塚和成 氏
非公開化のメリット・デメリットを紹介。上場廃止に伴う実務的な問題や、マネジメント・バイアウト(M&Aの手法の一つ。経営陣が所属している企業や部門を買収して独立する方法)に関する法務や税務について解説します。

7.内部統制対応版 企業コンプライアンス態勢のすべて(新改訂版)/金融財政事情研究会

大塚和成 氏
内部統制対応について体系的にまとめています。すべての企業に内部統制対応が求められる昨今、企業経営者必読の一冊です。

8.Q&A平成26年改正会社法(第2版)/きんざい

大塚和成 氏
平成27年5月に改正された改正会社法について解説。改正会社法施行規則やコーポレントガバナンスコードを踏まえて書かれた一冊です。

9.内部統制システムの法的展開と実務対応/青林書院

大塚和成 氏
内部統制対応の決定版。改正会社法改正会社法施行規則改訂版COSOにも対応しています。

10.ダイジェスト金融商事重要判例(平成15~30年版)/経済法令研究会

大塚和成 氏
金融商事重要判例の解説ほか、主要判例4誌に掲載された会社法に関連する判例をもれなく抽出してまとめた一覧も作成しています。

11.注釈 金融商品取引法 第1巻 定義・情報開示 第1条~第27条の35/金融財政事情研究会

大塚和成 氏
岸田雅雄早稲田大学教授監修による注釈書。私は第24条の6から第27条までの執筆を担当しています。

今後の目標や展開

大塚和成弁護士が所属するOMM法律事務所
大塚和成 氏
“Client First”という理念を共有した「プロの職人」だけで構成された、少数精鋭の存在感のある事務所を作りたいです。規模は求めません。OMM法律事務所は、大人数がいなければ処理できない案件は扱いません。

経営支配権争いを中心とした係争、会社法訴訟・非訟を中心とした裁判・仲裁案件に強みを発揮できる事務所を作りたいと思っています。

係争案件は、迅速な対応を可能にするために最低限のマンパワーは必要ですが、結局のところは、案件の処理方針をどのように立てるか、そのために徹底した判例・文献調査、証拠の収集・読込みをすることができるプロ意識と責任感の強い弁護士が3名いれば、どのような大型案件でも適切に処理できます。むしろ、1案件にそれ以上の弁護士が関与しても、船頭多くして船山に上るの例えのとおり、かえって良い結果は生まれません。

ですから、OMM法律事務所では、年次がどんなに上になったベテランでも、自ら、案件の詳細を把握し、手を動かし、調査した上で、方針決定に参加します。そのような、弁護士業務が三度の飯よりも「好き」なプロ職人が集まっている少数精鋭が良いですね。

ただ、取り扱っている案件の処理はエッジが効いていて、大きい成果を出しているので、外部から見ると大人数の事務所のように錯覚させてしまう、そのような事務所にしていきたいと考えています。

ですから、人数にして10からせいぜい20名くらいで、ただ、全員が高給取りというのが理想ですね(笑)。

まとめ

編集部
以上、大塚和成弁護士についてでした。

皆さん、弁護士という職業になじみはありますか?
ドラマや漫画では見たことがあるけれども、実際に周りにはいないという人がほとんどではないでしょうか。

数多くいる弁護士の中でも大塚和成弁護士は企業買収や企業法務などの案件に関してはトップクラス中のトップの実績を誇る弁護士。その華やかな経歴からも実績や経験の豊富さはうかがい知れますよね。

弁護士は個人や企業がトラブルに巻き込まれたとき解決してくれる強い味方。何か困りごとがあったら、ぜひ皆さんも弁護士に相談してみてくださいね。

会社概要

事務所名 OMM法律事務所
所在地 東京都千代田区平河町2-2-1 平河町共和ビル4階
設立 2018年2月
所属弁護士
  • 大塚和成
  • 市橋卓
  • 宮沢奈央