マルウ接着の評判/年収/社長/採用情報を取材!ユポやタック紙とは何か?

マルウ接着のアイキャッチ
編集部
マルウ接着株式会社は、「タック紙のマーケットを熟知し、最高の商品をお届けする」をモットーに、タック紙やラベルの製造と販売を手掛けている会社です。
マルウ接着の製造したシールは我々の生活に幅広く浸透しており、日常生活の中で自分が印刷したシールを目にすると喜びを感じられると口コミでも評判です。

本稿では、マルウ接着の担当者様に、ターゲット層、営業方法、お勧めの製品、社員からの評判、年収等の採用情報、横尾誠二社長の人物像などの取材内容と、新卒・中途入社した社員の方へのインタビュー内容をお伝えします。
また取材した内容に加えて、事業内容や製品情報をまとめ、さらにタック紙やユポについての解説も行っていきます。

当コンテンツはアフィリエイト等を目的として、試供品または取材費をいただいて記事を掲載しています。

マルウ接着とは

マルウ接着のロゴ

マルウ接着株式会社とは、愛媛県四国中央市に本社を置き、ラベルやシールなどの粘着紙の製造販売を行う会社です。
愛媛県の本社を中心に、東京・大阪・名古屋・九州に営業ネットワークを展開しているため、日本全国に3,500以上の代理店と多くの顧客を獲得しています。

また、原紙から印刷まで全ての工程を自社工場内で行っており、高品質な製品を素早く提供できると高い評判を集めています。

マルウ接着は創業から50年以上安定した経営を続けているだけでなく、毎年設備投資を行うことで市場での競争力を高め、開発から出荷に至るまでコンピューターによる自動化システムを導入するなど、新しいアイデアを取り入れながら挑戦し続ける会社でもあります。

マルウ接着の製品
タック紙とは
タックとは「粘着」という意味の英単語であり、裏面に粘着剤が塗布されているシールの材料のことをタック紙と言います。
ラベルやステッカー等の印刷用素材であり、上から表面基材、粘着剤、剥離紙の3層で構造され、表面基材は紙素材とフィルム素材の2種類で、目的や用途に応じて使い分けられます。
編集部
そんなマルウ接着のターゲット層や営業方法、環境対策について担当者様にお聞きしました。

ターゲット・営業方法

担当者様
マルウ接着ではキャラクター等が印刷されたシールと呼ばれるものの印刷前のタック紙が主力製品となります。
タック紙をトイレットペーパーのような巻取り状に仕上げたシール原紙、1枚の紙の様に仕上げたシート、運送会社で扱われる両面荷札、またタック紙に自社で印刷をしたラベルなどお客様が求める商品をできる限り網羅したタック紙総合メーカーです。
ターゲットとしては印刷前のタック紙から市場に出回るシールを製造している企業が該当します。

また、マルウ接着の営業方法としては、ルート営業が主となっております。
シール印刷の企業様に製品の配達で訪問したり、営業活動の一環で訪問したりします。新規顧客開拓のための飛び込み営業などはほとんどありません。

豊かな暮らしに貢献する環境対策

環境対策
担当者様
社会の動向を把握し、豊かな暮らしに貢献することを理念に掲げているマルウ接着では、環境対策にも積極的に取り組んでいます。

2014年には工場の屋根の上に太陽光発電設備を導入し、2016年にはLPGを燃料とするボイラーを増設することでCO2削減に貢献しています。
また、2015年からは営業車をハイブリッド車などの燃費の良い車に変更し、営業ルートの見直し等を行うことでガソリン使用量を削減させました。

さらに製品加工工程で発生する気体化した有機溶剤を燃焼することで、大気放出による臭気発生を防止し、燃焼させたガスをボイラーの熱源として使用することで排ガスの熱回収を行っています。

マルウ接着の事業内容

マルウ接着の事業内容
編集部
マルウ接着の事業内容を紹介します。

原紙事業

原紙事業では、紙製品、フィルム製品、環境配慮型製品、再剥離製品を製造しています。

マルウ接着で取り扱っているタック紙は、紙やフィルム、糊の材質の組み合わせによって、数百種類におよびます。
環境配慮型製品は、再生PETやバイオマス樹脂配合ユポといった環境に配慮した表面基材などが使用されている製品です。
再剥離製品は、貼って剥がしてといった再貼り付けが可能な製品になっています。

ユポとは
ユポとは、合成樹脂のポリプロピレンを主原料とした合成紙のことで、耐水性があり破れにくいという特徴があります。
屋外でも使用できることから、選挙ポスターなどに使用されることが多く、資源として再利用が可能なため、環境にもやさしい材料として注目されています。

加工品事業

加工品事業では、自社工場内でオフセットラベルを中心に、マグネットや付箋などの印刷加工製品を一貫生産しています。
原紙から最終仕上げまで全ての工程を自社工場で行うことで、高品質かつ安定した製品を短納期で提供することが可能です。
また、製品開発から生産管理、品質管理、出荷までを自動化することで、当日出荷が可能なシステムを構築しました。そのため、顧客の声を的確かつスムーズに製品に取り入れることができ、高い評価を獲得しています。

機能性事業

機能性事業では、透明ポリエステルフィルムに優れた再剥離性を持った微粘着タイプの粘着剤を塗工した工程用フィルム微粘着シートや、両面サンドシリーズ、両面テープシリーズの製造販売を行っています。

マルウ接着の製品情報

マルウ接着の製品情報
編集部
マルウ接着では、上質紙や耐水紙、ノンアルミ紙などの紙製品や合成紙、ホログラム、改ざん防止フィルムなどのフィルム製品を製造しています。
また、シールタイプのマウスパットや、家電量販店などの床面でよく見かける大判ラベル、マタニティマークなどの両面印刷ラベル、リタックメモ、NSラベル、マグネットなどの製品は、印刷加工まで自社工場で行っています。

そんなマルウ接着の製品の中でも、担当者様が特にPRしたい商品についてお聞きしました。

PRしたい商品はSDGsの考え方に則った環境配慮型製品

SDGs
担当者様
マルウ接着で今最もPRしたい商品としては環境配慮型製品があります。
環境配慮型製品とは、シールに使用される表面基材や糊が環境に配慮した再生PETや、バイオマス樹脂が使用されている原材料を使用して製造している製品になります。

近年世界的に推奨されているSDGsの考え方に則った製品として売り出しています。
金額的な側面から弊社のお客様にどんどん受け入れられているかといえば、まだまだこれからといった状態ではありますが、近い将来必ずマルウ接着の主力製品になると考えて売り込みを続けています。

横尾誠二社長について

編集部
マルウ接着の二代目社長である横尾誠二社長とはどんな人物なのかお聞きしました。

会社のことを最優先に考える真面目な社長

担当者様
弊社社長の横尾誠二は2022年2月現在59才で、大学卒業後、マルウ接着株式会社に入社し、営業、鉄工、技術、生産計画など様々な部署において経験を積みました。

そして1981年に社長に就任した後、自動倉庫にピッキング配送システム導入や自動ラベル検品機、シール原紙の自動包装機、CTP、グラビアコーター・チャンバーコーターを導入するなど、様々な実績を上げることで会社を成長させました。

横尾誠二社長は非常に厳しい人ではありますが、会社のことをなによりも最優先に考えて、常に仕事のことを考えている真面目な人です。
一方、プライベートでは5人の孫がおり、孫には非常に優しいおじいちゃんでもあります。

製品に対する社員からの評判

編集部
マルウ接着の製品に対して、社員の方々からはどのような評判がありますか?
担当者様
弊社の製品製造、加工に携わっている社員からは、マルウ接着の商品は非常に品質が高く、製造している社員自身誇りを持って仕事をしているという評判を耳にします。
また営業サイドからは、マルウ接着の他社にはない当日出荷体制や商品ラインナップのおかげで競合他社と戦うことができているという評判を聞いています。

マルウ接着の採用情報

マルウ接着の採用情報
編集部
マルウ接着の採用情報について、採用活動を行う背景や求めている人物像、入社するメリット、年収、福利厚生、教育制度等について、担当者様にお聞きしました。
また、求人募集要項を紹介します。

採用活動を行う背景

担当者様
新卒を毎年一定数採用することで、会社に新しい雰囲気を生み出し、常に活気に溢れた職場環境を作り出しています。
また、定年を迎える従業員が毎年出てくるので、その補充という目的でも採用活動を行っています。

求めている人物像

担当者様
マルウ接着では、ルールを守れる方、コミュニケーション能力が高い方、協調性がある方、向上心がある方などを求めています。
しかし、すべての特長が必要ということではなく、求めているポイントに合致していればその特長が活かせる部署への配属を心がけています。
採用面接では、受け答えがはっきりできるかを重視しております。

入社するメリット

担当者様
入社することで、世の中で使用されているシールの製造工程を知ることができます。
マルウ接着では印刷まで行っておりますので、コンビニなどで自分が印刷したシールを目にすると 、喜びを感じられることもあります。

また、基本的な知識を身につけて経験を積んだ後は、ステップアップしていける体制づくりをしており、20代でも責任のある仕事を任せてもらえるため、仕事に対してやりがいを感じやすいです。

年収・平均勤続年数

担当者様
マルウ接着の平均勤続年数は20年前後です。
そのため中途採用者より新卒採用者の方が多いものの、平均年齢は39歳となっております。
年収は以下のようなイメージになります。
年収例
  • 部長職:800~1100万円
  • 課長職:700~1000万円
  • 係長職:600~900万円
  • 一般社員:300~700万円

福利厚生

担当者様
福利厚生については健康保険、雇用保険、労災保険、厚生年金、育児休業、家族手当といった基本的なものから、年に2回の社員主導で実施する国内旅行などが挙げられます。

また、2020年よりマルウ接着株式会社行動計画として、育児休暇が取得しやすく職場復帰しやすい環境の整備などを行っております。

教育・研修制度

担当者様
マルウ接着の教育制度として、基本的には先輩社員について仕事を教えてもらいながら少しずつできる業務を増やしていきます。

新卒採用者の場合、入社後に会社全体のことを学び、配属先の部署で先輩社員に仕事を教えてもらいながら、会社・商品・仕事への理解を深めていただきます。
入社2~3年目には学んだことを後輩となる新卒社員に伝えていくことで、仕事の質を高めていき、3年間で一人前を目指します。
それ以降も段階的にチームをまとめる知識や経験なども身につけていくという流れになります。

中途採用の方も、最初は会社・商品・仕事への理解を深めていき、それ以降はこれまでの経験を活かして仕事を進めていただきます。

募集要項

編集部
マルウ接着では、営業職、技術職、技術系事務職、機械オペレーター、事務職の採用を行っており、ここでは求人募集要項を紹介します。
雇用形態 正社員
応募資格 文理共通(技術職のみ理系対象)・大卒以上
勤務地 営業職/事務職:東京・大阪・愛知・福岡
その他:愛媛
基本給(月給) 営業職:234,000円
技術職:205,000円
技術系事務職:190,000円
機械オペレーター:205,000円
事務職:185,000円+勤務地手当
勤務時間 8:30~17:30/9:00~18:00/9:30〜18:30
※部署によって異なります
休日休暇 年間休日120日以上(土日祝・夏季休暇・年末年始休暇)

社員の評判Q&A:新卒入社W.K.様

編集部
2021年4月にマルウ接着へ新卒入社し、営業部へ所属しているW.K.様に、会社に対する社員の評判インタビューを行いました。

Q.マルウ接着に入社を決めた理由を教えてください

新卒入社 W.K.様
身近にあるシールを製造している会社であれば、業界として安定していると考えてマルウ接着への入社を決めました。

現在は早く担当を持って、担当になったお客様と良い関係を築くことのできる営業になりたいということを目標に日々仕事をしています。

Q.入社してから何か変化はありましたか?

新卒入社 W.K.様
街でマルウ接着の製品が使われているシールを見ると感動するのと同時に、どんなシールが使われているのか気になるようになって、日頃から様々なことに目がいくようになりました。

Q.マルウ接着の長所や特長を教えてください

新卒入社 W.K.様
マルウ接着の長所は、無借金経営で設備投資をどんどんしていることから安心して働ける会社であることです。
また、職場の雰囲気が良く、先輩、上司との距離が近いため働きやすい環境であり、お客様からも信頼されている会社なので、誇りを持って働くことができています。

お客様からの信頼を損なわないためにも、やる気があり、人付き合いが好きな方に入社してもらいたいです。

社員の評判Q&A:中途入社T.A.様

編集部
続いて、2022年1月にマルウ接着へ中途入社し、事務所に所属しているT.A.様にインタビューしました。

Q. 前職の業種とマルウ接着に入社を決めた理由を教えてください

中途入社 T.A.様
前職の業種は給食委託事業です。地元に戻りたいという理由で転職活動を始めたので、地元の企業を転職先の条件として探していました。
マルウ接着への入社の決め手としては、面接をしてくださった人事担当者の雰囲気が非常によかったこと、また同級生がマルウ接着にて働いていたことで、事前に仕事の流れ等を聞くことができたことが理由です。

入社してみると地元の企業ということで、社内で馴染みのある方言が飛び交っていて、親しみやすい雰囲気でした。

Q.マルウ接着の長所や特長を教えてください

中途入社 T.A.様
マルウ接着は地元の人が多いため親しみやすい職場で、先輩が親身になって仕事を教えてくれるので、仕事を覚えられる環境が整っています。
また、お客様に対して1つ1つ丁寧に対応しているためお客様からの信頼が厚いのも特長です。

Q.仕事の流れを教えてください

中途入社 T.A.様
私の場合は、お客様より注文があり、注文入力が行われると現場に回す指令書や箱に貼る梱包ラベル等が出力されるため、それらの仕分けをして現場に送るという作業を行っています。

Q.どのような方に入社してもらいたいですか?

中途入社 T.A.様
誰とでもコミュニケーションが取れる方に入社していただきたいです。
また作業手順等が細かくマニュアル化されているので、そうした作業を着々とできる方は向いていると思います。

まとめ

編集部
以上が、マルウ接着の評判や採用情報などについて取材した結果です。

マルウ接着は、日本で最初に両面接着荷札の開発や印刷販売を始めた会社のため、普段何気なく手に取っている多くの商品で、マルウ接着が手掛けたシールやラベルが使用されているかもしれません。

1965年の創業から50年以上の歴史ある企業ですが、ベンチャー精神を持ち続け、時代が要求するものを捉えて提供することを徹底されています。
そんな安定と挑戦を兼ね備えたマルウ接着で働く社員は、安心の環境で自己成長が実現できるでしょう。

会社概要

名称 マルウ接着株式会社
所在地 愛媛県四国中央市下柏町780番地
創業 昭和40年1月1日
設立 昭和41年10月5日
代表取締役社長 横尾誠二
資本金 9,965万円
従業員数 415名(役員・パートを含む)
営業品目 シール原紙・平判シート等印刷用粘着材料・両面荷札・OAラベル・オフセットラベル・シール・ステッカー・POPラベル等印刷物・Wテープ・工業用粘着材料