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マルウ接着とは
マルウ接着株式会社とは、愛媛県四国中央市に本社を置き、ラベルやシールなどの粘着紙の製造販売を行う会社です。
愛媛県の本社を中心に、東京・大阪・名古屋・九州に営業ネットワークを展開しているため、日本全国に3,500以上の代理店と多くの顧客を獲得しています。
また、原紙から印刷まで全ての工程を自社工場内で行っており、高品質な製品を素早く提供できると高い評判を集めています。
マルウ接着は創業から50年以上安定した経営を続けているだけでなく、毎年設備投資を行うことで市場での競争力を高め、開発から出荷に至るまでコンピューターによる自動化システムを導入するなど、新しいアイデアを取り入れながら挑戦し続ける会社でもあります。
タックとは「粘着」という意味の英単語であり、裏面に粘着剤が塗布されているシールの材料のことをタック紙と言います。
ラベルやステッカー等の印刷用素材であり、上から表面基材、粘着剤、剥離紙の3層で構造され、表面基材は紙素材とフィルム素材の2種類で、目的や用途に応じて使い分けられます。
ターゲット・営業方法
タック紙をトイレットペーパーのような巻取り状に仕上げたシール原紙、1枚の紙の様に仕上げたシート、運送会社で扱われる両面荷札、またタック紙に自社で印刷をしたラベルなどお客様が求める商品をできる限り網羅したタック紙総合メーカーです。
ターゲットとしては印刷前のタック紙から市場に出回るシールを製造している企業が該当します。
また、マルウ接着の営業方法としては、ルート営業が主となっております。
シール印刷の企業様に製品の配達で訪問したり、営業活動の一環で訪問したりします。新規顧客開拓のための飛び込み営業などはほとんどありません。
豊かな暮らしに貢献する環境対策
2014年には工場の屋根の上に太陽光発電設備を導入し、2016年にはLPGを燃料とするボイラーを増設することでCO2削減に貢献しています。
また、2015年からは営業車をハイブリッド車などの燃費の良い車に変更し、営業ルートの見直し等を行うことでガソリン使用量を削減させました。
さらに製品加工工程で発生する気体化した有機溶剤を燃焼することで、大気放出による臭気発生を防止し、燃焼させたガスをボイラーの熱源として使用することで排ガスの熱回収を行っています。
マルウ接着の事業内容
原紙事業
原紙事業では、紙製品、フィルム製品、環境配慮型製品、再剥離製品を製造しています。
マルウ接着で取り扱っているタック紙は、紙やフィルム、糊の材質の組み合わせによって、数百種類におよびます。
環境配慮型製品は、再生PETやバイオマス樹脂配合ユポといった環境に配慮した表面基材などが使用されている製品です。
再剥離製品は、貼って剥がしてといった再貼り付けが可能な製品になっています。
ユポとは、合成樹脂のポリプロピレンを主原料とした合成紙のことで、耐水性があり破れにくいという特徴があります。
屋外でも使用できることから、選挙ポスターなどに使用されることが多く、資源として再利用が可能なため、環境にもやさしい材料として注目されています。
加工品事業
加工品事業では、自社工場内でオフセットラベルを中心に、マグネットや付箋などの印刷加工製品を一貫生産しています。
原紙から最終仕上げまで全ての工程を自社工場で行うことで、高品質かつ安定した製品を短納期で提供することが可能です。
また、製品開発から生産管理、品質管理、出荷までを自動化することで、当日出荷が可能なシステムを構築しました。そのため、顧客の声を的確かつスムーズに製品に取り入れることができ、高い評価を獲得しています。
機能性事業
機能性事業では、透明ポリエステルフィルムに優れた再剥離性を持った微粘着タイプの粘着剤を塗工した工程用フィルム微粘着シートや、両面サンドシリーズ、両面テープシリーズの製造販売を行っています。
マルウ接着の製品情報
また、シールタイプのマウスパットや、家電量販店などの床面でよく見かける大判ラベル、マタニティマークなどの両面印刷ラベル、リタックメモ、NSラベル、マグネットなどの製品は、印刷加工まで自社工場で行っています。
そんなマルウ接着の製品の中でも、担当者様が特にPRしたい商品についてお聞きしました。
PRしたい商品はSDGsの考え方に則った環境配慮型製品
環境配慮型製品とは、シールに使用される表面基材や糊が環境に配慮した再生PETや、バイオマス樹脂が使用されている原材料を使用して製造している製品になります。
近年世界的に推奨されているSDGsの考え方に則った製品として売り出しています。
金額的な側面から弊社のお客様にどんどん受け入れられているかといえば、まだまだこれからといった状態ではありますが、近い将来必ずマルウ接着の主力製品になると考えて売り込みを続けています。
横尾誠二社長について
会社のことを最優先に考える真面目な社長
そして1981年に社長に就任した後、自動倉庫にピッキング配送システム導入や自動ラベル検品機、シール原紙の自動包装機、CTP、グラビアコーター・チャンバーコーターを導入するなど、様々な実績を上げることで会社を成長させました。
横尾誠二社長は非常に厳しい人ではありますが、会社のことをなによりも最優先に考えて、常に仕事のことを考えている真面目な人です。
一方、プライベートでは5人の孫がおり、孫には非常に優しいおじいちゃんでもあります。
製品に対する社員からの評判
また営業サイドからは、マルウ接着の他社にはない当日出荷体制や商品ラインナップのおかげで競合他社と戦うことができているという評判を聞いています。
マルウ接着の採用情報
また、求人募集要項を紹介します。
採用活動を行う背景
また、定年を迎える従業員が毎年出てくるので、その補充という目的でも採用活動を行っています。
求めている人物像
しかし、すべての特長が必要ということではなく、求めているポイントに合致していればその特長が活かせる部署への配属を心がけています。
採用面接では、受け答えがはっきりできるかを重視しております。
入社するメリット
マルウ接着では印刷まで行っておりますので、コンビニなどで自分が印刷したシールを目にすると 、喜びを感じられることもあります。
また、基本的な知識を身につけて経験を積んだ後は、ステップアップしていける体制づくりをしており、20代でも責任のある仕事を任せてもらえるため、仕事に対してやりがいを感じやすいです。
年収・平均勤続年数
そのため中途採用者より新卒採用者の方が多いものの、平均年齢は39歳となっております。
年収は以下のようなイメージになります。
- 部長職:800~1100万円
- 課長職:700~1000万円
- 係長職:600~900万円
- 一般社員:300~700万円
福利厚生
また、2020年よりマルウ接着株式会社行動計画として、育児休暇が取得しやすく職場復帰しやすい環境の整備などを行っております。
教育・研修制度
新卒採用者の場合、入社後に会社全体のことを学び、配属先の部署で先輩社員に仕事を教えてもらいながら、会社・商品・仕事への理解を深めていただきます。
入社2~3年目には学んだことを後輩となる新卒社員に伝えていくことで、仕事の質を高めていき、3年間で一人前を目指します。
それ以降も段階的にチームをまとめる知識や経験なども身につけていくという流れになります。
中途採用の方も、最初は会社・商品・仕事への理解を深めていき、それ以降はこれまでの経験を活かして仕事を進めていただきます。
募集要項
雇用形態 | 正社員 |
応募資格 | 文理共通(技術職のみ理系対象)・大卒以上 |
勤務地 | 営業職/事務職:東京・大阪・愛知・福岡 その他:愛媛 |
基本給(月給) | 営業職:234,000円 技術職:205,000円 技術系事務職:190,000円 機械オペレーター:205,000円 事務職:185,000円+勤務地手当 |
勤務時間 | 8:30~17:30/9:00~18:00/9:30〜18:30 ※部署によって異なります |
休日休暇 | 年間休日120日以上(土日祝・夏季休暇・年末年始休暇) |
社員の評判Q&A:新卒入社W.K.様
Q.マルウ接着に入社を決めた理由を教えてください
現在は早く担当を持って、担当になったお客様と良い関係を築くことのできる営業になりたいということを目標に日々仕事をしています。
Q.入社してから何か変化はありましたか?
Q.マルウ接着の長所や特長を教えてください
また、職場の雰囲気が良く、先輩、上司との距離が近いため働きやすい環境であり、お客様からも信頼されている会社なので、誇りを持って働くことができています。
お客様からの信頼を損なわないためにも、やる気があり、人付き合いが好きな方に入社してもらいたいです。
社員の評判Q&A:中途入社T.A.様
Q. 前職の業種とマルウ接着に入社を決めた理由を教えてください
マルウ接着への入社の決め手としては、面接をしてくださった人事担当者の雰囲気が非常によかったこと、また同級生がマルウ接着にて働いていたことで、事前に仕事の流れ等を聞くことができたことが理由です。
入社してみると地元の企業ということで、社内で馴染みのある方言が飛び交っていて、親しみやすい雰囲気でした。
Q.マルウ接着の長所や特長を教えてください
また、お客様に対して1つ1つ丁寧に対応しているためお客様からの信頼が厚いのも特長です。
Q.仕事の流れを教えてください
Q.どのような方に入社してもらいたいですか?
また作業手順等が細かくマニュアル化されているので、そうした作業を着々とできる方は向いていると思います。
まとめ
マルウ接着は、日本で最初に両面接着荷札の開発や印刷販売を始めた会社のため、普段何気なく手に取っている多くの商品で、マルウ接着が手掛けたシールやラベルが使用されているかもしれません。
1965年の創業から50年以上の歴史ある企業ですが、ベンチャー精神を持ち続け、時代が要求するものを捉えて提供することを徹底されています。
そんな安定と挑戦を兼ね備えたマルウ接着で働く社員は、安心の環境で自己成長が実現できるでしょう。
会社概要
名称 | マルウ接着株式会社 |
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所在地 | 愛媛県四国中央市下柏町780番地 |
創業 | 昭和40年1月1日 |
設立 | 昭和41年10月5日 |
代表取締役社長 | 横尾誠二 |
資本金 | 9,965万円 |
従業員数 | 415名(役員・パートを含む) |
営業品目 | シール原紙・平判シート等印刷用粘着材料・両面荷札・OAラベル・オフセットラベル・シール・ステッカー・POPラベル等印刷物・Wテープ・工業用粘着材料 |
マルウ接着の製造したシールは我々の生活に幅広く浸透しており、日常生活の中で自分が印刷したシールを目にすると喜びを感じられると口コミでも評判です。
本稿では、マルウ接着の担当者様に、ターゲット層、営業方法、お勧めの製品、社員からの評判、年収等の採用情報、横尾誠二社長の人物像などの取材内容と、新卒・中途入社した社員の方へのインタビュー内容をお伝えします。
また取材した内容に加えて、事業内容や製品情報をまとめ、さらにタック紙やユポについての解説も行っていきます。