LTTバイオファーマの評判!年収等の求人情報や水島博士について紹介!

LTTバイオファーマのアイキャッチ 取材企業記事一覧
編集部
LTTバイオファーマは、医薬品の新薬開発や新たな医療技術の開発などを手掛ける製薬会社です。

LTTバイオファーマのDDS(ドラッグデリバリーシステム)とDR(ドラッグ・リポジショニング)という2つのコア技術に対する評判が良く、医薬品会社として今後の発展が期待されています。

本稿では、LTTバイオファーマの概要から研究開発、評判や口コミ、年収等の求人情報や代表取締役会長兼社長・最高経営責任者である水島徹博士までについて編集部が独自調査した内容や、LTTバイオファーマへ中途入社された社員の方へ会社の評判を直接インタビューした内容を掲載しています。

本記事はLTTバイオファーマの社員に完全独占取材した内容を基に記事を作成しています。

LTTバイオファーマとは

LTTバイオファーマの本社と研究所

LTTバイオファーマとは、2003年1月に設立された創薬ベンチャー企業です。

会社の歴史としては、1988年4月に水島裕博士が創業した株式会社エルティーティー研究所を前身とし、医薬品事業の事業承継会社としてLTTバイオファーマが設立されました。そのため、製薬会社としての基盤が初めから確立されていて、研究所が完備され、臨床・製造・知財・事業開発の専門家が本社に揃い、医薬品開発のスクリーニングから臨床試験までを自社で行うことができます。

また、エルティーティー研究所時代から中国で合弁会社「北京泰徳製薬有限公司」(現 北京泰德制药股份有限公司)を設立したり、中国でDDS製剤(リポPGE1:商品名/カイシ)の製造・開発を行ったりと、巨大市場である中国とのパイプが強いのも特徴です。

事業としては、医薬品、医療機器・器具の研究開発をメインとしていて、そのほかにも資本業務提携する中国企業と日本企業の協業を仲介する事業も行っています。

本社は東京都港区海岸一丁目2番20号 汐留ビルディング3階にあり、研究所は神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番1号にあります。代表取締役会長兼社長・最高経営責任者(CEO)は水島徹博士で、従業員数は役職員数37名(取締役・非常勤職員等を含む※2022年6月時点)となっています。

企業理念

編集部
企業理念としては以下の3つを掲げています。
企業理念
  • 画期的な新薬・医療技術の開発で人類の健康と福祉に貢献する
    Contributing to human health and welfare through the development of innovative drug.
  • 日本の生命科学技術および産業の活性化に寄与する
    Contributing to the vitalization of the life science and industry in Japan.
  • ベンチャー精神を持って、新しいことに挑戦し時代を拓く
    With a venture spirit, challenging new things and open up an era.
編集部
この理念はよくあるお飾りの看板ではなく、実際に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への研究に対しては、LTTバイオファーマが持つ「既承認薬ライブラリ」の無償提供を行い、社会貢献への意識が高い会社だといえます。

社名の由来

LTTバイオファーマの社名

前身のエルティーティー研究所時代からLTTという社名を使っていますが、これはLife science and Transfer Technologyの頭文字をとったものです。

意味としては、薬物送達という意味が1つ。もう1つは、大学発バイオベンチャーが生み出した医薬品を一刻も早く医療現場に届けたいという願いが込められています。

LTTバイオファーマの研究開発

LTTバイオファーマの研究開発

LTTバイオファーマは、前身を含めると30年以上の新薬開発の実績があります。

創設者で初代会長の水島裕博士は、ドラッグデリバリーシステム(DDS)研究の草分け的存在でした。また、二代目会長の水島徹博士は、日本にドラッグ・リポジショニング(DR)研究を広めた研究者でもあります。

LTTバイオファーマはDDSとDRにおいて、世界をリードする技術を持っています。

DDS(ドラッグデリバリーシステム)

DDS(ドラッグデリバリーシステム、Drug Delivery System)とは、薬を体内に投与されてから排泄されるまで(体内動態)を制御して、薬物の効果を最大限にすることを目指す技術です。

LTTバイオファーマでは、世界唯一のDDS技術として、レシチン化によるタンパク質の動態改善技術を保有しています。また、ステルス型ナノ粒子を用いて、ターゲティングと徐放化の両方を同時達成するという、世界初のDDSキャリアもあります。

これらの技術力を活かし、リポPGE1(パルクス、リプル)、リポNSAIDなど、多くの新薬開発を成功させています。

DR(ドラッグ・リポジショニング)

すでに発売されている既存の薬は、ヒトでの安全性と体内動態が充分に証明されている安心できる薬ですが、その既存薬を本来の疾患とは別の疾患の治療薬として開発するのがDR(ドラッグ・リポジショニング)です。

コロナ禍でも、もともとはインフルエンザ用だった「アビガン」(富士フイルム富山化学)や、エボラ出血熱用だった「レムデシビル」(Gilead Sciences)などが新型コロナウイルス感染症に効き目があるとしてDRに注目が集まりました。

LTTバイオファーマでは、日本で承認された薬(既承認薬)だけを集めた化合物ライブラリーを独自に構築し、DRに積極的に取り組んできました。

自社の特許や研究開発協力により上市した医薬品

編集部
LTTバイオファーマは複数の特許を持ち、さまざまな製薬会社との研究開発協力により複数の医薬品を世に送り出してきました。

ここでは、上市した医薬品のリストを紹介します。

  • 静注用 プロスタグランジンE1製剤
    パルクス注(5μg・10μg)/大正製薬(株)
    リプル注(5μg・10μg)/田辺三菱製薬(株)
    カイシ注(5μg・10μg)/北京泰德制药股份有限公司
  • 静注用パルミチン酸デキサメタゾン製剤
    リメタゾン/田辺三菱製薬(株)
  • 静注用非ステロイド鎮痛消炎剤
    ロピオン注/科研製薬(株)
    カイフェン注(5μg・10μg)/北京泰德制药股份有限公司
  • 経皮吸収型ステロイド製剤
    ファルネゾン/大鵬薬品工業(株)
    ファルネラート/大日本住友製薬(株)
  • 関注用ステロイド剤
    ハロアート注/大鵬薬品工業(株)

LTTバイオファーマの共同開発事業

LTTバイオファーマの共同開発事業
編集部
LTTバイオファーマでは、日中を含むさまざまな製薬会社と医薬品の共同開発事業を行っています。
また、さらなる研究開発のためにDDSやDR技術を用いた共同開発事業の公募も実施中です。

COVID-19に関する研究開発のため既承認薬ライブラリを無償提供

世の製薬会社が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する治療薬の開発と新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に関する基礎研究をスムーズに実行できるようにするため、LTTバイオファーマでは「既承認薬ライブラリ」の無償提供を行っています。
「既承認薬ライブラリ」は日本及び米国の既承認薬のほぼ全てにあたる1241化合物を収載しているため、各製薬会社は必要最小限の試験数で、既承認薬のスクリーニングができるようになりました。

DDS製剤の共同研究開発

医薬品の効き目の最大化を目指すDDS(ドラッグデリバリーシステム)では、タンパク質のレシチン化技術やステルス型ナノ粒子など独占的、画期的な技術を多数保有しています。そのため、LTTバイオファーマと共同研究開発することで、ノウハウを活かしつつ、新しい医薬品の開発、新しいDDS技術の開発に役立てることができます。

DRによる医薬品共同研究開発

既承認薬の新しい薬理効果を発見し、本来の用途とは別の疾患に対して適応拡大を行う創薬戦略がDRです。
LTTバイオファーマでは、既承認薬ライブラリを用いて臨床で効果を確認するDR共同研究開発提案や共同でDRスクリーニングを行う研究提案を募集しています。

中国での医療ビジネス

北京泰德制药股份有限公司

北京泰德制药股份有限公司(LTTバイオファーマ公式サイトより)

中国には、LTTバイオファーマの初代会長である水島裕博士が設立に携わった、北京泰徳製薬があります。北京泰徳製薬はLTTバイオファーマと中日友好病院が出資した会社で、日本の医療関係企業の中国進出の支援も行います。
この支援をLTTバイオファーマは一つの事業としており、最近では三笠製薬のパップ剤の技術を北京泰徳製薬に導出し、100億円以上の売り上げをもたらしました。

LTTバイオファーマの評判口コミ

LTTバイオファーマの評判口コミ
編集部
LTTバイオファーマは会社としてどのような評価を受けているのでしょうか。
実際にLTTバイオファーマで働いた人による評判口コミを集めてみました。

仕事にやりがいを持てる社風

LTTバイオファーマの評判口コミ①
やる気がある社員の企画、提案を受け入れてくれる会社です。自由に企画立案して、その内容に応じてOKがもらえれば、自分の裁量で仕事に取り組めるのでやりがいがあります。
編集部
社員のやる気に応じるのはLTTバイオファーマの社風なので、やる気がある社員は自分のアイデアや発想を研究開発に役立てることができています。

在宅ワークで仕事と生活のバランスが良くなった

LTTバイオファーマの評判口コミ②
コロナ禍でリモートワークに対する理解がかなり進み、在宅ワークができるようになりました。自分の生活スタイルに合わせて仕事をすることができ、ワークライフバランスは最高です。
編集部
リモートワークでも朝礼があったり、スーツを着なければいけなかったりと本末転倒な会社は多いですが、LTTバイオファーマでは服装は自由、オンラインの社内会議でもカメラオフでOKなどと自由度が高くなっています。

若手でも開発をリードできる

LTTバイオファーマの評判口コミ③
若手でも能力とやる気があれば、医薬品の開発や企画で重要なポジションで仕事を任せられます。
難しいのは若手で開発の主体になったときにどのような方針で進めればいいかという点です。その点は、ちゃんとした広い視野をもっている上司を頼ることで解決することができました。
編集部
これも社風となりますが、やる気と能力を評価する会社なので若手でもグループの中心として働くことができます。

LTTバイオファーマの評判口コミまとめ

編集部
社員はやる気や能力を正当に評価してくれる社風に対し、非常に高いモチベーションで働いていることが評判口コミからわかりました。
また、コロナ禍でのリモートワークにもいち早く対応し、働き方に対しても高い評価を受けています。

代表の水島徹博士について

水島徹代表について

LTTバイオファーマの二代目の代表が水島徹博士です。

初代会長である水島裕博士の甥っ子であり、若い頃から親族の集まりなどでは水島裕博士を見つけては研究開発や会社の利益、ロイヤリティなどについて、子供には難しいはずのビジネスの話をしていたそうです。

大学は東京大学薬学部、東京大学大学院薬学系研究科を修了し、卒業後は製薬会社で働いたり、大学教授として教鞭をとったりもしていました。

そして2008年にLTTバイオファーマ取締役会長および北京泰徳製薬有限公司副理事長に就任し、2019年にLTTバイオファーマ代表取締役会長兼社長・最高経営責任者(CEO)に就任しています。

LTTバイオファーマの求人採用情報

LTTバイオファーマの求人採用情報
編集部
LTTバイオファーマでは(2022年7月現在)、中途採用として創薬研究所の主任研究員の募集を行っています。
ここでは、その求人採用情報を紹介します。

募集職種

募集職種は創薬研究所の主任研究員です。仕事の内容としては、新薬の発見を目指した、創薬テーマの検討、in vitroスクリーニング系の確立、スクリーニング、動物モデルでの評価、作用機序の解明となります。

求めている人物像

創薬研究のプロジェクトリーダーとして積極性がある人を求めています。
LTTバイオファーマの社員は、素直に「薬を作りたい」という探求心を持っている人が多く、失敗をたくさん重ねてもやり続けていけることができる人は、そのうち成功できると考えられています。

LTTバイオファーマに入社するメリット

社員数は約30名と小さな組織のため経営陣との距離が近く、ボトムアップが可能で意思決定も迅速です。

意欲と能力を買う社風のため、やる気やスキルさえあれば年齢に関係なく、会社全体を動かしたり、世界で誰もやっていない研究を行ったりできます。また、若手でも研究開発方針を協議する会議で意見を述べることもでき、やる気のある若手のスキルアップのスピードはとても早いです。

研究開発だけでなく、臨床開発や事業開発などの議論もあり、医薬品開発全般を理解できるようになります。

想定年収と福利厚生

想定年収は540万円~720万円です。
福利厚生と待遇は、通勤手当、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険、退職金制度などがあります。

社員の評判Q&A:中途社員A様

編集部
LTTバイオファーマに中途入社した社員のA様にインタビューさせていただき、会社の今について、生の声を聞くことができましたので紹介します。

Q.LTTバイオファーマに入社を決めた理由を教えてください

中途社員:A様
前職は一部上場企業で多数の人間が所属していたため、自分の意思だけではどうにもならず、タイミングが重要となるのがネックでした。仕事内容は一担当者として一部の業務だけを担うという感じで、仕事を上から与えられることが多かったんです。

それがLTTバイオファーマでは、1人ひとりに課せられる裁量の大きさが全く異なりました。ここで働けば自分で考えて自分で提案し、必要な知識は自分で特定して身につけていく力が養えると思いました。前職との大きな違いは、受動的か能動的かです。

Q.仕事をするうえで心がけていることはありますか?

中途社員:A様
常に一人者であることを意識しています。
1つのプロジェクトを動かすということは、成功も失敗もその人に責任が帰属します。
私はまだ社会人4~5年目ですが、大きなプロジェクトをまかせてもらえているので、社会人歴は関係なく責任者として努力していく義務があると感じています。

もしも失敗や挫折をした時には、反省点を見出せるかどうかが重要だと思っています。しっかりと知識を身につけられる機会だと捉えて、見つけたマイナス点をプラスに変えて解決していくプロセスを楽しむようにしています。

Q.どんな方々に入社してもらいたいですか?

中途社員:A様
自分が今やりたいことが何かを今一度、見直してみてほしいと思います。
もしも現職で達成できない部分があるのであれば、ぜひLTTバイオファーマに入社して、妥当性が認められるまで努力をし続けてほしいです。

業務の中で出口が見えなくなることもありますが、実直に少しずつでも何かしらの行動をし続けると、光明が見えます。

まとめ

編集部
以上が製薬会社のLTTバイオファーマについて、会社の概要といったベーシックなことから評判や年収、代表の水島博士といったコアな部分までインタビューと独自調査で明らかにした内容です。

従業員数で言えば小さな会社ですが、DDS(ドラッグデリバリーシステム)とDR(ドラッグ・リポジショニング)という2つのコア技術や、保有する特許技術は非常に優秀で、共同開発や新薬開発で大きな実績を持ちます。

代表の水島徹博士は、LTTバイオファーマの今後について、「そんなに大きく売れなくても、患者さんの役に立つものを作ろう」という方針を打ち出しています。

利益至上主義ではなく、社風としてもやる気や能力を正当に評価する会社であり、働いている社員からの評価が高く、今後も社会貢献につながるような新薬の開発が期待される会社です。

会社概要

名称株式会社LTTバイオファーマ
所在地【本社】
〒105-0022 東京都港区海岸一丁目2番20号 汐留ビルディング3階

【研究所】
〒251-8555 神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番1号

設立2003年1月
代表取締役会長兼社長・最高経営責任者(CEO)水島 徹
資本金1億円
従業員数29名(取締役・非常勤職員等を含む)※2022年6月現在
事業内容医薬品、医療機器・器具の研究開発