
スチュアート・ギブソン(Stuart Gibson)とは何者?


その後、2003年に独立して「Black Pine(ブラック パイン)」を設立し2006年に売却。
売却の際に得た利益を資本に、日本で「REDWOOD(レッドウッド)」を2006年に設立しています。
「REDWOOD(レッドウッド)」は日本・シンガポールを中心に物流不動産の投資・開発事業を行っていましたが、2016年に経営統合により共同でESRを創設。現在はESRグループの共同最高経営責任者として指揮をとっています。
スチュアート・ギブソンのプロフィール
- 氏名 :スチュアート・ギブソン
- 出身地 :英国スコットランド
- 職業・役職 :ESR、共同創設者・共同CEO/ESR株式会社 代表取締役
経歴・実績について

その経歴や実績について調査しましたので、時系列順にご紹介します。
起業その1:ブラックパインを設立

来日当時まだ賃貸型の大型物流施設が一般的でなかった時代に日本で大型物流施設開発を広げている中で、ジョイントベンチャーのパートナーに巡り会うことができたスチュアート・ギブソンさんは2003年に「ブラックパイン」を創設しました。
2006年にパートナーに売却をした「ブラックパイン」は、スチュアート・ギブソンさんにとって日本と中国における競合会社にまで成長を遂げています。
起業その2:レッドウッドを設立

REDWOOD(レッドウッド)は物流不動産開発とファンドマネージャー事業を行う会社で、当時REDWOOD(レッドウッド)が中国に事業展開をしている中で競合となっていたのが、現在共同CEOを務めているジェフリー・シェンさんが共同創設したE-Shang(イーシャン)でした。
E-Shang(イーシャン)の経営陣の方々はスチュアート・ギブソンさんが会社員時代の元同僚ばかりだったらしく、よく知っていたそうです。
“お互いに新しいマーケットに進出するためにも手を組むべき”と考えたスチュアート・ギブソンさんはE-Shang(イーシャン)の経営陣に経営統合の話を持ちかけました。
そして2016年に生まれたのが現在のESRです。
ESRとは


ESRの由来は「E-Shang(イーシャン)」と「REDWOOD(レッドウッド)」の頭文字だそうです。
物流不動産として香港にグループ本社を置き、日本・中国・韓国・シンガポール・オーストラリア・インドのアジア太平洋地域(APAC)にネットワークを構築しています。
それを活かして事業拡大や拠点拡張などのビジネスサポートができることを強みとしています。
日本法人レッドウッド・グループ・ジャパン株式会社は経営統合に伴い、ESR株式会社に名称変更し、日本国内の物流施設の土地取得、企画開発、リーシング、施設管理・運営、アセットマネジメントまで一気通貫に行っています。
2019年11月1日には香港証券取引市場にて上場企業となりましたが、ESR株式会社は株式の23%を創設者で保有しているのも特徴です。
スチュアート・ギブソンCEOを含めた3人の共同創設者は1株も売却することなく保持しているのでオーナーシップも所持しています。
そのため戦略や改変などの決断も素早く行うことができ、よりチャンスを掴みやすい企業環境を作ることに成功しているのです。
ESRの経営陣の考えとして『上場企業へと成長したが、我々の起業家精神を抑制されない規模でいることがベスト』と思っているそうです。
ESRにとって最大の資産は人材!


そのためにESRの従業員がプロフェッショナルとして、人間としても成長できるような支援を積極的に行っています。
会社沿革
2016年 |
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2017年 |
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2018年 |
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2019年 |
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2020年 |
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ESR事業内容について


- アジア太平洋地域(APAC)に特化した物流不動産の不動産所有、開発、管理会社
- 物流施設に特化した不動産ファンドの組成、運営、投資助言

ESRではお客様の高いニーズに常にお応えできるように先進的かつ高品質な物流施設を設け、長期的で強固な関係を築けるように努力しています。
新規事業の情報
データセンター事業

ワーカーファーストなアメニティ環境

特に実質無料の託児所は物流施設での成功例が少ない事から業界内外でも高い評価をされています。
このワーカーファーストの考えはテナント企業の人材確保・人材定着にも繋がっていて、新しいプロジェクトではダイニングルームやボウリング場などさらに高品質なアメニティ施設を提供していく考えとのこと。
売上高・業績について

また、運用資金残高は35.3%増の299億米ドルと大幅に増加し、保有する延床面積は2,010万㎡を越えています。
これらの状況について『2020年はかつてないほどの困難に満ちた年でしたが、ESRのビジネスモデルと戦略はこのような状況下でも力を発揮できるということが分かり大変誇りに思っています。APAC広範囲に張り巡らせたネットワークを活かし、今後もAPACの新しい経済と物流・データセンターの未来のためにインフラを構築し、さらなる成長を目指してまいります。』と、ESRの共同創設者兼共同CEOのスチュアート・ギブソンさん及びジェフリー・シェンさんは語っています。
まとめ

ESRは個人的には想像がつかない程、アジア全域で大規模な事業を行っているといった印象です。
それはスチュアート・ギブソンさんを含めた3人の共同創設者含め、ESRで働く人材が優秀だからこそだと感じました。
ESRでは経営陣だけでも様々な国の方々が参画しています。
そのため多様な文化や考え方、専門的知識が集まり、それらを尊重し合うことが会社成長へと繋がっているのではないでしょうか。
従業員の方々1人1人がプロフェッショナルとしての意識をしっかりともち、活躍しているESRの今後の展開に注目です。
会社概要
名称 | ESR株式会社(※ESRの日本法人) |
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所在地 | 東京都港区虎ノ門4-1-17 神谷町プライムプレイス3階 |
設立 | 2016年 ※前身レッドウッド・グループ・ジャパン株式会社は2006年設立 |
代表者 | 代表取締役 スチュアート・ギブソン |
資本金 | 4億6697万円 |
事業内容 | 物流不動産の開発・所有・運営・投資助言 |
日本に来日してから数回の起業を行っているスチュアート・ギブソンさんの経歴や実績、現在経営するESRの事業内容や業績などを編集部が独自調査しましたのでご紹介していきたいと思います。