2023年に発表されたSBI証券の「ゼロ革命」が今、投資業界で大きな話題です。
国内株式の売買手数料が完全に無料化され、投資初心者にとっては投資のハードルが下がり、また熟練投資家にとっては大きな負担だった手数料がなくなり、日本において株式投資がより自由になりました。
本記事では、SBI証券が提供する金融商品、新NISAやiDeCoといった税制優遇制度、さらに実際に働く社員の評判口コミを調査しました。
※当コンテンツはアフィリエイト等を目的として、試供品または取材費をいただいて記事を掲載しています。
この記事の目次
SBI証券とは?

SBI証券は、国内最大級のオンライン総合証券会社で、投資初心者から上級者まで、幅広いニーズに応えるサービスを提供しています。
1,400万以上の総合口座数と、45兆円を超える預かり資産を誇り、個人投資家の売買代金シェアでもトップクラスの地位を確立しています。
手軽にインターネットで取引できるため、利便性の高い金融商品やサービスが魅力です。
業界初の手数料無料化~~ゼロ革命~~

SBI証券が2023年に発表した「ゼロ革命」は、オンラインでの国内株式の売買手数料を無料にした革新的な取り組みです。
従来、株式を売買する際には手数料がかかるのが一般的でしたが、この革命により、現物取引や信用取引、単元未満株(S株)など、すべての国内株式取引の手数料を0円としました。
投資の民主化を掲げるSBI証券は、このような取り組みを通じて、投資に対するハードルを下げ、投資家の裾野拡大に貢献しています。
新NISA・iDeCoもSBI証券が人気
SBI証券は、新NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)でも高い人気を誇っています。
新NISAは、一定の投資額まで利益が非課税になるため、資産形成を考える多くの人にとって魅力的な制度です。
そこでSBI証券は、国内外の株式や投資信託など多様な商品ラインナップを提供し、投資初心者から上級者まで幅広くサポートしています。
また、iDeCoは将来の老後資金を効率的に準備できる制度です。
SBI証券では多彩な投資信託を取り揃えており、利用者にとって自分にあった資産形成を実現しやすい環境が整っています。それらが評価されてか、国内で初めてiDeCoの口座数が100万口座を突破し、シェアを拡大させています。
2024年に入ってからは連日新聞やニュースなどのマスメディアでNISAが取り上げられていますが、所得控除がある分、単純な金額で見ればiDeCoの方が税制優遇は大きいです。その一方で、NISAであれば自由に売買が可能で、売った額については来年から再び非課税枠が復活するという柔軟性があります。資産形成をするにあたっては、これらの違いをしっかりと理解し、それぞれの長所を活かすと良いでしょう。
SBI証券の事業内容

SBI証券は、主にオンライン取引を通じて、幅広い金融商品を提供しています。
主な事業内容は、株式や投資信託、債券、外国為替(FX)、新NISA、iDeCoなどの金融商品の売買です。
また、SBI証券は法人向けのサービスも展開しており、IPO(新規株式公開)やM&A(企業の合併・買収)などのエクイティビジネス、不動産投資の支援、さらにはグローバル・マーケッツ部門では、機関投資家向けのビジネスも行っています。
個人投資家だけでなく、法人顧客へのサポートも手厚く行っており、総合証券会社として幅広いサービスを展開しています。
誰もが取引しやすい環境を提供
インターネット証券では投資初心者や若年層がメインターゲットとなると勘違いされがちですが、SBI証券では初心者も熟練者も、誰もが取引しやすい環境が整っています。
例えば、SBI証券では株価チャートや板、経済ニュースなど一般的に投資に必要とされる情報をオールインワンで閲覧できる優れた取引ツールであるHyper SBI 2を無料で提供しています。さらに、追加料金を払えば全板を閲覧することも可能で、これらの取引ツールを活用すれば、熟練のトレーダーでも満足する環境を揃えることが可能です。
また、インターネット証券のイメージが強いSBI証券ですが、実は対面チャネルの拡充にも近年力を入れています。地方の金融機関やIFA業者などと提携し、インターネットでのサービス提供だけでは満たすことが出来ないニーズにも応えられるように体制を強化しています。
SBIグループでは地方創生をグループとして取り組むべき課題として見据えており、地域金融機関とのつながりも豊富です。それらのつながりを利用することで、これまでリーチ出来ていなかった顧客層もカバー出来るように変化しています。
さらにSBI証券は、個人投資家だけでなくIPO(新規株式公開)やM&A支援などの法人向けのサービスにも力を入れています。特にIPOについてはSBIグループのSBIインベストメントとの連携により、近年大きく件数を伸ばし、存在感を発揮しています。
SBI証券はインターネット証券最大手ですが、初心者だけでなく熟練者の取引ニーズもカバーし、またオンラインに留まることなく対面での販売チャネルも拡充させています。また、法人向けのビジネスの体制強化等、更なる成長にも余念がありません。
オンラインと対面のハイブリッドサービス
SBI証券は、幅広い顧客ニーズに応えるために、オンライン取引の利便性と対面サポートの安心感を組み合わせた柔軟なサービスを提供しています。
まずオンライン取引では、インターネットを通じて国内外の株式、投資信託、FX、債券などの多様な金融商品に手軽にアクセスできます。これにより、時間や場所に縛られずに取引ができる利便性が特徴です。
一方で、オンライン取引に不安を感じる方やより詳しい説明を求める方のために、対面サービスも充実しています。
SBI新生銀行や地方銀行との提携をすることで対面取引サービスを可能にし、投資初心者や対面でのサポートを希望する顧客にも対応しています。
オンラインと対面を組み合わせたハイブリッド型のサービスにより、顧客一人ひとりのニーズに応じた柔軟な対応が可能です。
特に年齢層が高い顧客や投資初心者は、安心して投資ができると好評です。
SBI証券の一押し商品
SBI証券では、投資家の多様なニーズに応えるために、さまざまな商品が用意されています。
ここで取り上げたいのは、「セキュリティ・トークン(ST)」と「SBIラップ」という2つの商品です。
これらは、投資家に新しい資産運用の選択肢を提供し、効率的かつ手軽に資産運用を行えるように設計されています。
セキュリティ・トークン(ST)
セキュリティ・トークン(ST)とは、ブロックチェーン技術を活用したデジタル証券のことです。
これは、株式や債券、不動産などの伝統的な金融資産をデジタル化したもので、法的にも認められた証券として取引されます。
従来の金融商品とは異なり、ブロックチェーン技術を使用しているため、高い透明性とセキュリティの提供を可能としています。
ブロックチェーン技術によって取引の履歴が改ざんされにくく、コスト削減や取引のスピードアップも可能です。
また、従来は富裕層向けだった不動産など投資が小口化され、一般の投資家にも手が届くようになりました。
SBIラップ

SBIラップは、投資の専門知識がなくても簡単に資産運用を始められるサービスです。
投資家に代わって、SBI証券があらかじめ設定されたポートフォリオに基づき自動的に資産を運用し、手間をかけずに資産形成をサポートします。
SBIラップは、投資家が個別に商品を選ぶ必要がなく、AIが複数の経済指標をチェックし、それらに基づき自動で判断して投資対象を選別してくれます。
当然、AIによってリバランス(資産配分の調整)も自動で行われるため、投資の経験が少ない方や忙しくて運用に時間をかけたくない方におすすめの商品です。
また、少額から始められるため、初めて資産運用を行う人にとっても利用しやすいサービスです。
評判の商品ラインナップ

SBI証券では、多様な投資家のニーズに応えるため、豊富な商品ラインナップがあります。
- 国内株式(現物取引・信用取引・IPO・貸株など)
- 外国株式(米国・中国・海外ETFなど)
- 投資信託・外貨建MMF
- SBIラップ(少額かつおまかせでグローバル分散投資による資産運用ができるサービス)
- 債券(円貸建債券・外貨建債券)
- FX
- 先物・オプション(日経225先物・NYダウ先物など)
- 商品先物取引(金・銀・プラチナ・米など)
- 取引所CFD
- 金・銀・プラチナ(現物取引・積立取引)
- 新NISA
- iDeCo
- SBI株オプション
- ST(セキュリティ・トークン)

SBI証券の豊富な商品ラインナップは、初心者からベテラン投資家まで、さまざまなニーズに応える多彩な選択肢が揃っています。
SBI証券で働く社員の評判口コミ


SBI証券で働く社員の評判口コミでは、働きやすい職場環境や多様な成長機会が評価されています。
以下で、詳しくご紹介します。
広い視野で業務に挑戦できる
世の中の仕組みを知り、幅広く人々の役に立ちたいという思いから証券会社を志望しました。特にSBI証券では、SBIグループ内外の企業と関わりながら、業務に挑戦できる点が魅力です。
証券業務にとどまらず、さまざまな分野でビジネスチャンスを見つけ、広い視野で業務を進められる環境があります。多くの企業や異業種とのアライアンスを通じて、新たな可能性を探求し続ける姿勢が、SBI証券の強みだと感じます。

SBI証券の強みや広い視野での業務への挑戦姿勢が、非常に明確に伝わってきます。業界の枠にとらわれず、未来を見据えた広い視野や柔軟な考え方が、これからのキャリアにも大いに役立ちそうです。
風通しが良く成長できる環境が魅力
SBI証券は「新しさ」と「スピード感」を持ちながら、各部署の業務を理解した上で配属希望を出せる環境が整っています。特に企業のIPOを支援する公開引受部やプロップトレーダーとして自己勘定取引を行うエクイティ部のような専門的な部署に新卒1年目で配属されるのは他社では珍しいと思います。
また、役職者でも気軽に話を聞いてくれる風通しの良さがあり、疑問点をすぐに解決できる環境に驚きました。同期や上司も多様な背景を持ち、共に成長できる刺激的な職場です。

SBI証券の風通しの良さや、成長できる環境がしっかりと伝わってきます。特に新卒1年目から挑戦できる環境が整っているのは、成長意欲のある人にとって大きな魅力だといえるでしょう。
充実した研修制度で基礎から学べる
SBI証券に入社した決め手は、面接で人柄を重視され、自分らしさを引き出すサポートがあった点です。入社後の研修が1カ月以上あり、金融の基礎からしっかり学べることに驚きました。座学に加えてグループワークも充実しており、同期との交流を深めながら成長できる環境が整っています。
新しい領域に積極的に挑戦する姿勢や、革新的な事業展開にも大きな魅力を感じ、入社を決めました。

SBI証券の人柄を重視した面接と、しっかりとした研修制度がとても魅力的です。基礎から学べる環境が整っていることで、安心して新しいことに挑戦できる姿勢が育まれるのが素晴らしいです。
SBI証券で働く社員の評判口コミまとめ

SBI証券の社員の評判口コミでは、広い視野での業務挑戦、風通しの良い職場環境、そして充実した研修制度が魅力として挙げられています。
SBIグループ内外の企業と連携し、業界を越えたビジネスチャンスを掴める環境が整っていることも、口コミからうかがえました。
また、新卒1年目から専門部署に挑戦でき、役職者とも気軽に話せる風通しの良さも魅力です。
さらに、入社後の研修が手厚く、金融知識がなくても基礎から学べるため、成長意欲のある人にとって最適な職場といえるでしょう。
SBI証券の営業スタイル

SBI証券は、主にオンライン取引を中心に展開されています。
オンライン取引は個人投資家が手軽に取引を行える環境で、低コストで迅速な取引が可能です。さらに、SBI証券はグループ企業や地方銀行との提携を強化し、対面サービスも行っています。
このハイブリッド型の営業スタイルにより、オンラインではフォローしきれない顧客ニーズにも対応可能です。
法人向けにはIPO(新規株式公開)やM&A業務を通じて専門的な支援も行っており、個人投資家から法人まで幅広い顧客層に対応しています。
SBI証券の柔軟かつ革新的な営業スタイルは、時代の変化に柔軟かつ迅速に対応し、多様な顧客の期待に応えるものです。
SBI証券の採用情報


SBI証券では、急成長する金融業界に対応し、常に革新を続けるために、優秀な人材を積極的に採用しています。
SBI証券で活躍できる人材

SBI証券では、柔軟で革新的なアイデアを持ち、チャレンジ精神が旺盛な人材が活躍しています。
特に顧客第一主義を大切にし、日々進化する金融業界に対応できるスピード感と、自己成長を追求する姿勢が重要です。

以下に、SBI証券で求められる具体的な特徴を挙げます。
多様なフィールドで活躍できる柔軟性があり、変化が激しい金融業界の中でも高い成長意欲を持ち続けられる人材が求められています。
企業風土

SBI証券の企業風土としては、社員一人ひとりが自発的に行動し、革新を推進する文化が根付いています。
特に、社員が積極的にアイデアを提案し、チームで協力して新しいサービスや商品を生み出す風土が特徴的です。

SBI証券では、以下の点が企業風土として大切にされています。
- 自主性と創造性の奨励
- チームワーク重視
- ダイバーシティの推進
- 革新への取り組み
このような風土により、SBI証券は業界内外で高い評価を受けており、創造性と革新性を活かしながら、さらなる成長を続けています。
福利厚生
SBI証券は、従業員が健康で安心して働ける環境を提供するため、充実した福利厚生制度を整えています。
具体的には、健康保険や厚生年金といった基本的な社会保険に加え、定期健康診断やストレスチェックなど、健康管理サポートも実施されています。
さらに、産前産後休暇や育児休業、介護休業など、ライフステージに応じたサポートも完備されており、社員が長く安心して働ける環境です。
また、SBIグループの福利厚生として、持株会があります。たいてい持株会は会社からの拠出額が1割程度かと思いますが 、SBIグループの持株会は会社が3割を上乗せして拠出されます。つまり、10万円を持株会に支出すれば、会社から追加で3万円が拠出されるということです。
SBIホールディングスの年間配当利回りは2024年12月時点で3.7%となっていますので、もし月に10万円を持株会に拠出した場合、会社からは年間36万円の奨励金、そして保有金額に3.7%を乗じた金額が配当金として入ります。
筆者の知る限りでは、持株会の拠出額が3割というのは他に聞いたことがありません。株式というリスクがある商品で、値下がりの可能性があることは忘れてはいけませんが、金融機関の福利厚生制度としてユニークな取り組みと言えるのではないでしょうか。
この持株会は社員からも好評で、金融商品取引法により株式取引が禁止されている金融機関職員の資産形成にも大きく貢献しています。
人材育成制度
社員一人ひとりの成長を重視した、多彩な人材育成制度があります。
新入社員から上級管理職まで、それぞれのキャリアステージに合わせた研修制度や資格取得支援が充実しており、長期的に成長をサポートする体制が整っています。
- 新入社員研修制度:基礎から業務を学び、同期との交流を深める研修プログラム
- 上級管理職研修制度:管理職向けにリーダーシップや経営スキルを養うための研修プログラム
- 企業派遣制度(SBI大学院大学MBAコース):希望者はSBI大学院大学でMBA取得を目指せる制度
- 資格取得支援制度:金融業務に必要な資格の取得を全面的にサポートする制度
- キャリアオープン制度:SBIグループ内で、別の会社への転勤をしやすくする制度

これらの制度を通じてSBI証券は、社員が自己成長を遂げ、キャリアを切り開くためのサポートを行っています。
まとめ
SBI証券の「手数料ゼロ革命」は、2023年の発表以来、投資業界で大きな話題を集めています。
特に、投資初心者にとっては大きな魅力となり、国内株式の売買手数料が完全に無料化されたことで、コストを抑えた効率的な資産運用が可能となりました。
また、SBI証券で働く社員の口コミからは、風通しの良い職場環境や、成長を促す充実した研修制度、広い視野で業務に挑戦できる環境が高く評価されています。
これにより、社員一人ひとりが自己成長できる魅力的な職場であることがわかります。

革新的な手数料無料制度、多様な商品ラインナップ、そして働きやすい環境を提供するSBI証券は、今後も注目され続ける証券会社です。
会社概要
商号 | 株式会社SBI証券 |
本店所在地 | 東京都港区六本木1-6-1 |
資本金 | 54,323,146,301円(2024/3/31時点) |
金融商品取引業者登録番号 | 関東財務局長(金商)第44号(2007/9/30) |
銀行代理業者許可番号 | 関東財務局長(銀代)第12号(2007/9/19) |
商品先物取引業者許可番号 | 経済産業省20230227商第1号 農林水産省指令4新食第2796号 |
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