夏目光学の社員の評判口コミ/年収等の採用情報を取材!注目の技術とは?

夏目光学の社員の評判口コミ/年収等の採用情報を取材!注目の技術とは?

夏目光学は、精密な光学レンズや光学ユニットの設計・製造・販売を行うことで評判のメーカーです。

レンズ製造における加工技術や計測技術、光学設計のノウハウなどで業界トップクラスであり、夏目光学は、半導体、医療、航空宇宙、通信、エネルギーといった幅広い産業分野で必要とされている企業です。

技術力を会社の柱の一つとして、これまでのノウハウや知見の蓄積はもちろん、新技術の開発でも各分野から注目されています。

本稿では、夏目光学の担当者様に会社の概要や社員からの評判口コミ、年収等の採用情報などを幅広く取材させていただきました。

編集部

日本有数のレンズメーカー、夏目光学で働くことを検討している方は必見の内容です。

※当コンテンツはアフィリエイト等を目的として、試供品または取材費をいただいて記事を掲載しています。

夏目光学とは

夏目光学とは

夏目光学は長野県飯田市に本社を構える、光学レンズメーカーです。

その歴史は1947年(昭和22年)4月7日に遡り、創業時はメッキ処理を行う飯田製作所として設立され、現在の主力事業のレンズ製造を始めたのは夏目光学工業所と改称した1956年3月のことです。

そして長年、レンズと光の可能性を追求して技術を磨いた結果、現在は半導体製造やレーザー加工、X線・先端科学、分析・医療、光通信、映像、センシング・自動車、航空・宇宙といった分野に関わる会社へと成長しています。

現在の夏目光学株式会社に改名したのは1985年8月のことで、以降は工場新設、複数のISO規格取得、新技術の開発などを行い、レンズ業界の口コミや評判で夏目ブランドは揺るぎないものとなっています。

編集部

ここでは、夏目光学の概要や理念を知るために、事業内容と細江国彦社長について担当者様にお話を伺いました。

事業内容

担当者様

夏目光学では、精密な光学レンズや光学ユニットの設計・製造・販売を行っております。

長年にわたって培われた高い加工技術と計測技術、常に進化を続ける光学設計のノウハウを活かして、半導体、医療、航空宇宙、通信、エネルギーなど多岐にわたる産業分野へ製品を提供しています。

これらの分野では、いずれも高い信頼性や精度が求められており、お客様へ高品質な光学技術と精密な部品供給で応えることが、私たちの使命だと考えています。

細江国彦社長について

細江国彦社長は、主に製造部門、技術部門を経て2019年に社長へ就任しました。

技術部門では、それまで夏目光学が経験した事の無いほどの特殊な形状かつ、高精度な光学素子の開発と生産に携わり、現在も夏目光学の主力製品として生産されています。

また、ナノ精度を実現する為の技術開発棟テクノロジーセンターの立ち上げに携わり、夏目光学の技術向上に貢献してきました。

担当者様

社長就任後も常にお客様へ新たな価値を提供し続けることに強いこだわりを持ち、会話の中で現場や社員へ思いを馳せ、気配りする姿勢を感じています。
私たち社員にとっても大きな励みとなっています。

夏目光学の適応分野

夏目光学の適応分野

夏目光学は光学レンズメーカーとして様々な分野に適応しています。

レンズと光に関する技術力が高い夏目光学だからこそ、最先端の技術が必要とされる分野で求められ続けています。

半導体製造

現代の電子機器には欠かせない半導体集積回路(LSI)の微細な回路は、レンズを通じたヒカリによって描かれます。

夏目光学のレンズは、「特殊な面形状をもったガラス素子の造成」「光を損失なく透過させるための表面を美しく研磨」の2つを兼ね備え、ナノレベルの微細なものづくりを可能にしています。

半導体では、露光装置用アライメント用光学部品、露光装置用輪帯照明用光学、露光装置用ビーム整形用部品、ウェハ欠陥検査装置用照明、マスク欠陥検査装置用照明などを開発しています。

レーザー加工

レーザー加工では、光の力で厚い鉄板さえも切断します。

高い精度、高エネルギーに耐えうる耐久性、外からの要因に影響されない堅牢性などが求められ、それらの要求に夏目光学は高いレベルで応えることができます。

レーザー加工分野では、マルチモードファイバーレーザ対応ビームシェイパーや、電動モビリティ(xEV)、銅加工向けレーザーオプティクス、自動車ボディー溶接用レーザー装置部品などを開発しています。

X線・先端科学

X線は、物質の構造や組成、化学状態などを分析することができます。

最先端の科学技術では非常に重要な技術となっており、夏目光学は東京大学と共同で、精密加工・精密転写技術を組み合わせたX線ミラーの製造プロセスを開発しました。

分析・医療

内視鏡をはじめとする撮像光学系や、レーザーを用いた眼科医療機など医療分野においても夏目光学の光が活躍します。

また、人体の血液検査や微細なウイルスなどの分析医療においても、やはり光が重要視されています。

この分野では、内視鏡(軟性鏡・硬性鏡)用対物レンズ、照明系用光学部品、脳外科用顕微鏡対物レンズ、接眼レンズ部品などを開発しています。

光通信

いまや人類にとってインターネットは必要不可欠であり、そしてさらにそれを進化、活用していくIoTやDX化、さらには通信規格5Gの配備が進んでいます。

夏目光学は、長距離大容量の情報伝達を可能にする光通信分野でも、FTTx用途への部品供給において高いシェアを誇り、安定した量産性を実現しています。

製品としては、FTTH ONUユニット用ボールレンズ、光トランシーバー用ボールレンズ、光変調器用光学部品などがあります。

映像

4K/8K映像といった美しい高精細映像を撮影するためのレンズは一切の歪みのない滑らかな表面品質が必要です。

夏目光学では平滑な研磨面の形成に最新の加工技術を用いています。

製品は、業務用カメラ用撮影レンズ、アナモルフィック撮影レンズ、業務用プロジェクター用光学部品、ヘッドアップディスプレイ(HUD)用光学部品、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)用光学部品などがあります。

センシング・自動車

自動運転やAI(人工知能)による運転支援など、自動車の先進運転技術(ADAS)をはじめとする技術の革新は目まぐるしいものがあります。

その中で、自動車に搭載される高機能なセンサー類にも夏目光学のヒカリが活用されています。

また、センシング以外にも、機械の内部構造を見える化するなどの基礎研究や、製造部品の自動検査化への応用など、先端ものづくりを支える役割も果たしています。

製品としては、自動運転用LiDAR、構造内部可視化部品、測距用ToFセンサー向け光学部品、内外周一括撮像検査光学系の開発をしています。

航空・宇宙

夏目光学のレンズやヒカリ技術は宇宙までもその視野に捉えています。

何万光年という途方もない距離の惑星を観測するときや、人工衛星からの地表観察、学術研究用途で夏目光学の製品は活用されています。

大口径と高面精度の両立や、ガラスレンズへのメカニカル加工など、ユーザーの要望を叶える開発実績も多くあります。

夏目光学のサービスに対する社員の評判

夏目光学のサービスに対する社員の評判

夏目光学は様々な分野のユーザーに対し、技術力を活かして製品を提供しています。

編集部

そういったサービスについて、夏目光学で働く社員はどのように評価しているのか、社員の評判と数ある製品の中で今一押しの製品を聞きました。

製品に対して誇りを持っている

担当者様

社員の間では、夏目光学の製品に対する誇りを持つ声が多くあります。

例えば、「この精度で製品を提供できるのは自社だけ」という自負があり、世界基準の高品質を支える技術の継承や開発に関われることを魅力に感じています。

誇りという面では、特に最近、東京大学との共同開発や宇宙分野の世界的なプロジェクトに製品が採用されている事例は社会貢献も実感できています。

「自分の仕事が世の中に喜んで頂けている、期待して頂けている」という強いモチベーションにもつながっています。

東京大学と共同で開発した高精度X線ミラー

担当者様

現在、弊社の製品で特に注目していただきたいのは、放射光施設のビームラインで活用する軟X線用ミラーです。

X線は一般的なレンズでは制御することができないため、専用に設計された特殊な光学素子の開発が必要となります。

夏目光学は東京大学と共同で、精密加工・精密転写技術を組み合わせたX線ミラーの製造プロセスを開発し、高精度X線ミラーの製作に成功しました。

現在は放射光施設にとどまらず、宇宙、産業とX線を用いる各分野でご利用頂いております。

夏目光学の営業スタイル

夏目光学の営業スタイル
編集部

夏目光学はどのような営業スタイルで売上を出しているのか、営業方法や販促方法について聞きました。

信頼できるアドバイザーとして

担当者様

弊社の営業スタイルは、ただ製品を提供するだけでなく、まずは各企業のニーズや課題に耳を傾けます。

そして、具体的な解決策を提案することと、製品を作る側からの提案することを重視しており、単なる「売り手」ではなく、信頼できるアドバイザーとしての役割を担っています。

そのために営業担当だけでなく、各製品の工程設計者もお客様のニーズや課題を聞かせていただき、安心して任せられる対応をしております。

さらに、国内外の展示会への積極的な参加や、これまで積み重ねてきた改善事例などを用いて提供できる価値をWebページへ掲載するなどし、お客さまに選んで頂ける価値の訴求も工夫をしています。

夏目光学の採用情報

夏目光学の採用情報
編集部

夏目光学では、毎年採用活動を行っていますが、どのような人が採用され、就職するとどのようなメリットがあるのかを聞きました。

採用活動を行う背景

担当者様

2023年に企業理念を刷新し、「すべては未来をつくる一歩のために。」というスローガンのもと、一緒に未来づくりを行ってくれる仲間を増やし、光学という世界を通じて世の中の未来をもっと良くしたいと考えています。

その為、採用活動のポイントとして考えているのは、企業理念に共感し、理念体現と共に喜び・やりがいを感じて貰えるかです。

勿論、採用活動には企業文化・技術の継承の為や、人員のバランスをとり若手の労働力を確保する為といった目的等もありますが、私達が何よりも大切にしているのはチームとして企業理念を体現するという、同じ目標に向かって取組む姿勢・気持ちの有無です。

応募していただく方に入社以降大きなギャップが生じないよう、新卒採用では2024のインターンシップで1day/2days/3daysの3コースを用意し、工場見学や会社説明だけでなく、社員が働いている現場で実際に加工体験をしていただき、自分の働くイメージを描けるようプログラムを実施しました。

キャリア採用では、応募前に工場見学に必ず参加していただき、ホームページでは判らない、職場環境や社員の雰囲気を実際に見ることで、働くイメージを固めていただいています。

入社して欲しい人物像

夏目光学の求める人物像
担当者様

入社してほしい人物像には、大きく分けて3つのポイントがあります。

1つ目は「新しいことにチャレンジしたいという気持ちがあるか」です。

私達は、社名にもあるように“ヒカリ”で付加価値を生み出す会社です。
光学の知識が入社前からある方は実は少なく、多くの社員は入社してから光学の知識や加工技術を学んで身につけていきます。
そのため入社後どれだけ成長ができるかは、自分のチャレンジ次第で大きく変わっていきます。

2つ目は「粘り強さがあるか」です。

私自身も経験があるのですが、何かを成し遂げようと思った時、1回の挑戦だけでは自分の納得する結果には辿りつけないことが多いです。
その時妥協するか、納得いくまでやり続けるか、その粘り強さが大切なポイントです。

3つ目は「柔軟な思考力」です。

挑戦と粘り強さを実現していくために、どうしたら自分の目的とする結果になるのか、様々な視点から試行錯誤する力は特にモノづくりにおいて大事だと思います。

担当者様

以上3つのポイントをお話しましたが、あとはこれらに実際に取り組んでみる実行力があるかが何よりも大切だと考えています。

採用面接で重要視するポイント

担当者様

弊社の企業理念は面接に至る過程の中で、説明をさせていただきます。

その上で、企業理念のどこに共感し、何を弊社で実現したいのかは、これから仲間に加わって企業理念の体現をしていただくわけですので、しっかり聴かせていただきます。

また、弊社は「世の中にないものをつくる」という創業者の意志を引き継ぐ会社ですので、柔軟に物事を考えられるか、そして、チームで仕事をしますので協調性、傾聴力、気配り等コミュニケーションの力に関してもお尋ねします。

面接は緊張する場面ではありますが、言葉以外にも表情・表現力の豊かさなども面接全体を通じて視させて頂いています。

入社前に取得すべき資格について

夏目光学株式会社の社外研修風景
担当者様

よく入社前に「何か取得しておくべき資格はありますか」と質問をいただきますが、安心して下さい。入社に必要とする資格はありません。

入社後に業務に就き、業務上に必要な公的な資格等は入社後に会社負担で取得していただくことが可能です。

例えば、設備関係業務であればフォークリフトの運転免許、クレーン操作の資格取得等、主に機械操作に関する資格取得支援があります。

また、製造業務であればQC検定、ロボット操作の資格などの品質管理や製造工程に関する資格取得支援があり、企業として法的に定められている管理義務に対応する為の、労働安全衛生に関する公的な資格取得支援などもあります。

夏目光学に入社するメリット

担当者様

前述した資格以外にも、社内認定として計測機器の資格や外観検査員の資格など、業務に必要となる様々な資格認定制度もあり、それらの取得によって更に業務内容もステップアップし、自己のキャリア形成に大きく寄与していきます。

また、世界に通じるモノづくりを「光学」という世界を通じて挑戦できること、また関わっていける事は、製造業として大きな経験値となります。

業務を通じた経験の積み重ねは、自己啓発という向上心と一体となり、自身のキャリアプランに大きく寄与できることは最大のメリットであると考えます。

平均年収・平均勤続年数

夏目光学は職能給の賃金形態で、年齢を重ねると自動的に給与が上がる仕組みではありません。
その為、基本的に年収は自分の能力向上の努力次第で変わることになります。

担当者様

平均継続年数については約13年です。

福利厚生

担当者様

福利厚生については、社会保険、厚生年金、雇用保険などの保険各種の他に、制服貸与、リゾートホテルの割引利用、社用車利用制度などがあります。

その他には自己啓発として英会話教室があり、社員は無料で英会話の授業を受講できます。クラスは初級コースと中級コースがあり、各コース週1回1時間、他部署の人と交流しながら楽しく英語を学んでいます。

また趣味を同一にする社員同士でサークル活動を行っており、ソフトボール、ボーリング、バスケットなど活気をもって行われています。

社員の評判口コミQ&A:新卒社員O.E.様

夏目光学の新卒社員O.E.様へのインタビュー
編集部

新卒入社した社員は、夏目光学のことをどのように評価しているのか、製造部製造1課製造3係の新卒社員O.E.様にインタビューしました。

Q.夏目光学に入社を決めた理由を教えてください

【新卒社員O.E.様】

僕が夏目光学へ入社を決めた理由は、企業理念のVisionの「オンリーワン技術で、世の中から頼りにされるチームとなる」の中で特に“オンリーワン技術”という言葉に魅力を感じたからです。

技術って常に進歩し続けるので、オンリーワンを維持していくということは技術だけではなく、ニーズに答えられるような創造力やどんな問題にも対応していく努力など、様々なスキルが備わっていかないと難しいと思うんです。

一人だけでも大変だと思うことを大人数が集まる会社という組織でそのオンリーワンを目指し、継続させていること。そのオンリーワン技術が世界からも必要とされていることを就活の中で実際に説明を受け、それを知った時、夏目光学ってすごい所だなと感じました。

また、小さい頃からものづくりには興味があって、将来はものづくりができる職業に就いてみたいなと漠然と思っていたこともあり、ここに入社すれば社会人として成長することができるし、自分の興味があったことにも挑戦できると思いました。

加えて、飯田の街の雰囲気が自分の肌に合っていたことも入社を決めたきっかけになりました。

Q.どのようなモチベーションで働いていますか?

【新卒社員O.E.様】

仕事に“楽しさ”を感じることがモチベーションになっていると思います。

配属部署が決まってからは、早く職場の戦力になれるように貪欲に学ぼうと意識して働いていましたが、「光学」という分野に仕事を通じて触れていくことで、光学業界の用語や製造に使用する機械の使い方など、新しい知識を覚えていくことに楽しさを感じるようになりました。

また、今ではどうしたら効率よく作業時間を進めることができるかなど、今ある作業をより良くするような工夫がないか考えることも楽しく、モチベーションに繋がっています。

Q.入社前後で感じたギャップはありますか?

【新卒社員O.E.様】

社員同士の距離感が近すぎず遠すぎず、ちょうど良いところです。

自分の中では、もともと製造業って人と関わる頻度がほぼ無くて、一人で黙々と作業を進めていくイメージがあったのですが、工場見学やインターンを通じて会社の雰囲気、特に作業中の空気を見て、製品に対して真剣に向き合う誠実さを感じました。

さらに、今の部署に配属されてすぐの頃、先輩社員の方たちが製品について話をしている姿の雰囲気が明るく、工場見学では見られなかった新たな一面を見ることができ、それまで自分が持っていた製造業に対するイメージが変わり、より親しみやすさが生まれました。

Q.夏目光学の長所を3つ教えてください

【新卒社員O.E.様】

1つ目は高い技術力を持っていることです。

創業者を始めとする先輩社員の方々が、今の企業理念にあるオンリーワン技術を実現・継続していくために粘り強く取り組み、その先にある「未来のあたりまえ」を目指し続けてきたからこそ、世界の企業から認められ必要とされているのだと思います。

2つ目はコミュニケーションを取る場が多いことです。

夏目光学は素材の調達から生産、そして出荷までの一連の工程を一貫して行っていることもあり、前後の工程との関わりが自然と多くなります。

そのため、所属部署の社員だけでなく別部署の社員と話す機会も増えるので、「報・連・相」といった社会人として大切なコミュニケーション能力を鍛えることができると思います。

3つ目は機械が豊富なところです。

70年以上続いている会社なので機械もアナログからデジタルまで色々揃っています。
どんな方法でどんな手順で作ればお客様のニーズに応えることができるのか、多くの選択肢から適切なものを選び取ることができる点も夏目光学の特長です。

Q.待遇面や評価制度に満足されていますか?

【新卒社員O.E.様】

待遇面ではかなり満足しています。

新入社員教育では、社内の大ベテランの方から昔ながらのレンズ加工の一連の流れを体験したり、品質管理の方から加工した製品がお客様の要求する精度を満たしているのかを確認するために、測定器の使い方や外観の見方を教えていただいたりと、生産に関わる基礎を学ぶことができるので、とても充実していると思います。

また、日報、週報で上司や先輩社員からフィードバックをもらうことで上位職者とコミュニケーションを取る機会が設けられているので、精神面でも手厚くフォローされていると思います。

評価制度については、まだ研修期間のため受けていませんが、来年から本格的に始まるので自分が決めた目標を達成するために日々の作業の中で意識し続けるように努力したいです。

Q.どんな人たちに入社してもらいたいですか?

【新卒社員O.E.様】

向上心がある人に入社してもらいたいですね。
企業理念を体現していくには現状に満足してはいけないと自分は思います。

向上心がある人は今よりさらに良くしようとする意識を持ち続けることができると思います。そんな人と意見を交換しながら一緒により良い会社を目指していきたいです。

社員の評判口コミQ&A:中途社員M.S.様

夏目光学の中途社員M.S.様へのインタビュー
編集部

中途採用で入社した社員は、夏目光学のことをどのように評価しているのでしょうか。

他の会社で働いた方だからこそ見えてくる様々な視点を、営業課営業係の中途社員M.S.様にインタビューしました。

Q.夏目光学に入社を決めた理由を教えてください

【中途社員M.S.様】

そもそも“夏目光学”という会社について、全くと言っていいほど知りませんでした。“光学”と付いているので光に関係する仕事なのかな?程度の印象でした。

私の出身が飯田ということもあり、転職活動の中で『飯田市 営業』で検索をしましたら、求人に夏目光学が出てきましたので面接に応募したという経緯です。

製造業の営業ということで、どの様な営業スタイルなのかイメージできていませんでしたが、面接の後に工場見学を実施して頂き、実際に製造の方々の作業風景を目の当たりにできました。

工場見学では、1つのレンズを加工することに全神経を集中させている姿や、加工方法に関して議論している姿を見ることができました。

その時、素直に「格好良いな、技術者だな」と感じたのです。
そんなアツい人たちが作るレンズを売りたい、一緒に仕事がしたいと思い、夏目光学に入社を決めました。

Q.なぜ転職を決断されたのでしょうか?

【中途社員M.S.様】

前職でも営業をしておりましたが、夏目光学の様なBtoBの営業ではなく、BtoCのいわゆる飛び込み営業をしておりました。

大学卒業後、新卒で入社して山梨県へ配属されましたが、自分が思い描いていた営業像とは違う世界でした。もともと、人と話すのが好きで営業を志したのですが、前職では決められた営業ルールが多々あり、それに従わないと厳しく叱責され、営業ノルマを達成しないと叱責される、という会社でした。

ある意味では完全実力主義であり、成績が良ければそれに見合った対価や地位が用意されるという風土で、入社5年で営業所長になる人も居ました。

私自身にも上昇志向が無かった訳ではないのですが、自分自身の個性を活かして営業ができないという点にどうしても納得がいかず、退職を決意しました。

Q.転職されて良かったと感じていますか?

【中途社員M.S.様】

転職して良かったと思います。

夏目光学に転職してから、2年程製造部へ配属されました。
実際にモノづくりを経験し、最初は上手く加工ができずに悩んだりしましたが、同僚や先輩、上司の方に恵まれ、アドバイスを頂きながら徐々にモノづくりの面白さや奥深さが分かってきました。

そして、このモノづくりの経験は営業活動にも活かされており、お客様との商談の際に製品の加工方法等を具体的に説明ができます。製品の仕様についても持ち帰ることなく、その場で回答ができるという点はお客様からの安心感に繋がると感じています。

営業職しか経験してこなかった自分としては、多角的な視点、視野で営業活動ができていることはプラスに働いております。

Q.入社前後で感じたギャップはありますか?

【中途社員M.S.様】

良い意味でギャップを感じました。

入社前は、「製造業=職人気質で頑固者の集まり」の様に思っていましたが、実際に入社して製造の方と話してみると気さくで柔和な方が大勢居ました。もちろん、仕事に対しては情熱を持って真剣に取り組み、プライベートとはしっかり切り分けるという考えを持った人も多くいらっしゃいました。

また、製造業は単純作業の繰り返しで退屈なイメージがありましたが、実際はそんな事はありませんでした。

夏目光学は少量多品種生産を行っており、多種多様なお客様と取引しております。お客様が求めるレンズも様々な形状があり、同じレンズを製造するよりは、毎日違うレンズを製造している方が多いと思います。

単純作業の繰り返しでは飽きてしまうと思いますが、夏目光学では日々違うレンズを製造する楽しさがあります。

Q.夏目光学の長所を教えてください

【中途社員M.S.様】

私が思う夏目光学の長所は以下の3つです。

地域に根ざした企業

夏目光学は創業70年余が経ち、地域の皆様に愛される企業となっていると思います。
不定期ではありますが、地域の小学校の児童を招いて工場見学を実施しています。評判も良く、地域に根ざした夏目光学ならではの活動だと思います。

創意工夫、オンリーワン技術

お客様からの要望を叶えるために、自分たちで考え世の中に無いモノを生み出す技術は夏目光学の長所だと思います。
最近では、製造技術課が新設され、従来の加工方法では無く新しい加工方法の開発等を推進しています。

粘り強くチャレンジ、諦めない姿勢

他社でできない製品も、粘り強く諦めずにチャレンジする姿勢は会社全体の風潮として意識付けられております。

展示会では、お客様から「他社では断られたけど夏目さんならできると思っている、夏目さんは何事もチャレンジ精神を持って対応頂ける」というお言葉を頂いております。

Q.待遇面や評価制度に満足されていますか?

【中途社員M.S.様】

夏目光学に入社して8年程経ちますが、待遇面や評価制度について特別不満を持ったことはありません。

私は、上司の方から正当な評価を頂いていると思いますし、評価結果についてのフィードバック面談もあります。自身の評価について納得した上で、次の目標設定ができる環境にあると思います。

評価制度については、年功序列ではなく努力した人が評価されていると思いますし、モチベーションアップに繋がっていると感じています。

Q.どんな人たちに入社してもらいたいですか?

【中途社員M.S.様】

好奇心のある人に入社してもらいたいです。

営業にしても、製造にしても、総務にしても、仕事内容は違いますが、常に好奇心を持って業務に向かう姿勢で居て欲しいです。好奇心を持つことで仕事に対する意欲も増し、常に新しい発想を生み出すことができると思います。

新しい発想を生み出すことが、夏目光学のスローガンにもある『すべては未来をつくる一歩のために。』に繋がると考えています。

まとめ

以上が、光学レンズメーカーである夏目光学の評判口コミや採用情報についてインタビューと独自調査した結果です。

今回は、インタビューでかなり多くの情報を得ることができ、夏目光学が確かな技術力を持ってレンズ業界で確固たる地位を築き、様々な分野で必要とされている企業であることがわかりました。

採用活動では、求める人物像や面接で重要視するポイントがしっかりしていて、夏目光学の企業理念に共感し、理念の実現に向けた力があると判断された人材が採用されています。

光学を通じて世の中の未来をより良くしたいと考える夏目光学では、まだまだ営業や製造、技術職など様々な人材が必要とされています。

編集部

光技術のリーディングカンパニーであり続ける夏目光学で働きたい方は、ぜひ本稿を参考にして、就職活動に役立ててください。

会社概要

社名夏目光学株式会社
設立1947年4月7日
創立者夏目 哲三
代表者細江 国彦
資本金6,000万円
本社〒395-0808
長野県飯田市鼎上茶屋3461
テクノロジーセンター〒399-2431
長野県飯田市川路1200-29
東京オフィス〒160-0023
東京都新宿区西新宿1-22-2 新宿サンエービル8階
従業員数260名(2025年1月時点)
事業内容高精度光学レンズ素子(オプティクス)の開発・製造・販売
光学設計、および光学ユニットの開発・製造・販売
グループ会社タックコート株式会社
ISO取得
概要
取得規格名:JIS Q9001:2015 (ISO9001:2015)
登録証番号:JP06/060349
登録年月日:2020年12月7日

取得規格名:JIS Q14001:2015 (ISO14001:2015)
登録証番号:JP06/070032
登録年月日:2020年12月7日