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アニフェアとは
アニフェアとは、一般社団法人アニマルウェルフェア東京が運営している保護犬・保護猫の里親募集サイトです。飼い主のいない保護犬・保護猫を登録し、犬や猫を飼いたい里親希望者と引き会わせて、譲渡するというサービスを行っています。
犬や猫は保護された子達で、アニフェアは日本全国300以上の動物病院と提携することで、健康診断をして適切な処置を受けてから里親に譲渡しています。
また、受け渡しの窓口を動物病院にすることで、犬猫それぞれの食欲・体調等を獣医師が把握し、飼育アドバイスなどを伝えてから里親の家に引き取ってもらうという安心の譲渡システムが構築されています。
社会的使命と運営方針
アニフェア(anifare)の社名の由来は、Animal Wellfare(動物福祉)からきています。
動物福祉とは動物に「5つの自由」を約束することで、「飢えと渇きからの自由」「痛みと病気からの自由」「恐怖と抑圧からの自由」「不快からの自由」「正常な行動を表現する自由」からなります。
アニフェアは、この5つの自由を守り日本での「動物福祉の推進」に貢献するという意思から名付けられました。
社会的使命としては、「保護犬がより健康に長生きできる 社会基盤の構築を目指す」と掲げています。そのためには、「全ての保護犬が獣医師の健康チェックを受けてから譲渡される仕組みを構築する」「全ての保護犬が終生まで適切な医療を受けられる仕組みを構築する」「全ての保護犬の食生活と住環境の品質を上げる」「保護犬飼育者を増やす」という4つの目的を果たすために活動しています。
また、運営方針としては以下の6項目を上げています。
- 飼育困難に直面している一般飼い主の受け皿となる
- 優良ブリーダーとの共創により繁殖環境の改善に貢献する
- 全ての保護犬飼育者に動物病院をマッチングする
- シニアforシニアの推進による高齢犬・猫の譲渡促進に努める
- 保護犬飼育に必要な情報プラットフォームを構築する
- 目的実現のためにあらゆる企業・団体・機関との連携を推進する
アニフェアで評判のサービス
保護犬猫の里親募集サイト運営
「アニフェア」は保護犬と保護猫を扱う里親募集サイトです。
常時、日本全国の保護犬・保護猫を地域から検索して探すことができ、サイト上で紹介されている保護犬・保護猫の数は約3,000頭にものぼります(2020年10月現在)。
保護された保護犬・保護猫を自宅に引き取りたいと願う里親希望者は、サイト上で品種から探したり、地域から探したりすることもできます。
また、最近では保護犬・保護猫の譲渡の条件が厳しすぎるという意見が多く見られますが、アニフェアでは単身者や高齢者家族でも条件を満たせば審査で認められ、保護犬・保護猫との暮らしを望む多くの里親の元で、犬も猫も幸せに暮らしています。
飼えなくなった犬猫の引き取り
やむにやまれぬ理由でペットが飼えなくなる飼い主さんは多くいらっしゃいます。
そのペットが保健所等に連れ込まれたり、捨てられたりして不幸な犬猫が増えるのを防ぐために、アニフェアでは飼えなくなった犬の引き取りを行っています。(リコンディショニングセンターは犬の専用施設のため、犬のみの引き取り)
まず、飼えなくなった犬をリコンディショニングセンターで預かり、掲載費用無料でアニフェアのマッチングプラットフォームで里親募集の保護犬として掲載します。
アニフェアは月間50万人が訪れる人気の里親募集サイトなので、新しい飼い主が決まりやすく、2022年8月実績で月間500組の新しい家族が決まっています。
リコンディショニングセンターの運営
新しい里親が見つかるまで、保護犬が過ごす施設がリコンディショニングセンターです。
施設には管理獣医師がいて、感染症対策(フィラリア検査,パルボ検査) / 外部寄生虫対策(ノミダニ処理、予防)などの徹底した健康管理が行われます。
また、広々としたドッグランや保護犬美化ができるドッグバスが備わり、ドッグトレーナーの資格を持つスタッフもいるので、保護犬は良いコンディションで新しい家族との出会いを待つことができます。
アニフェアの口コミ評判
施設の充実ぶりに驚いた
保護施設にはあまり良いイメージはありませんでしたが、福岡リコンディショニングセンターは綺麗で広く、清潔で、環境が整っていたのが好印象でした。また、センタースタッフは明るく、譲渡までの手続きも早くて助かりました。
ライブ配信でわんこが見られる
一頭一頭のことを見てくれている施設
また、スタッフさんは犬の一頭一頭をよく見てくれていて、一頭ずつの個性まで把握していて迎えたい子を探すのに参考になりました。
アニフェアの口コミ評判まとめ
狭いケージに押し込むのではなく、動物ができるだけ自然でストレスのないような環境で保護することで、見に来てくれた里親候補さんとのマッチングも上手くいくのでしょう。
また、働いているスタッフに対しても、管理獣医師やドッグトレーナーといった信頼できるスタッフがいることに高評価でした。
アニフェアの悪い評判は事実?その実態を調査
お迎え時の料金が高い
ひどい状態の子がいる
保護犬・保護猫は生き物ですから、体調を悪くすることもあるでしょうし、年齢や保護される前の環境によっては健康で毛ヅヤの良い状態とは限りません。
状態の悪い子を見かけたら、スタッフにどのような状態なのか、しっかりと質問してから状況を判断してください。
スタッフの対応が悪い
対応に関してはLINEや電話での相談も可能ですし、スタッフに対するクレームは誤解からくるものだと思われます。
保護犬猫の里親になる方法(料金・審査)
お迎え時にかかる費用
お迎え時にかかる費用の内容は、お迎えセット11,583円(税込)~、ワンちゃん専用移送費用(居住地によって異なる)、ペット保険 38,650円/年~、寄付金、動物病院での費用(ワクチンやマイクロチップ装着・登録費など)となっています。
譲渡までの流れ
譲渡の流れについては、まずWEBサイト上で希望の動物種や個人情報(居住地や飼育環境、世帯年収など)を入力し、事前審査が行われます。
事前審査に通ったら、実際にシェルターなどで保護犬・保護猫と会ったり、オンライン譲渡会に参加したりして、希望する子がいたら譲渡という流れになります。
単身者や高齢者でも譲渡可能
アニフェアでは、「動物病院でお迎えする」「正確な健康状態を把握する」「掛かりつけ獣医師との関係を持って頂く」という条件を満たせば、60歳以上の高齢者や初心者でも譲渡可能です。
また、70歳以上の単身者の場合は、保証人(万が一飼育困難となった場合に保護犬猫を引き受けてくれる人)がいれば、譲渡の申込みを受け付けています。
犬猫をアニフェアに引き取ってもらう方法
ここでは、犬猫をアニフェアに引き取ってもらう方法について、流れを追って説明します。
なお、アニフェアでは野良猫の捕獲や保護は行っておらず、野良猫についての相談は各地域の動物愛護センターに相談することを推奨しています。
相談はメール・電話・LINEで
引き取りの相談はメールか電話、LINEが利用できます。
メールでは、名前やメールアドレスといった個人情報を入力し、任意でワンちゃんの年齢や問い合わせ内容を記入して送信して返信を待ちます。
また、電話は引取相談専用窓口(050-3177-5557)が用意されているので、直接スタッフと話をして引き取りをお願いできます。
LINEでは、QRコードをスキャンするとLINEの友だちに追加され、トークで相談ができます。
実際の引き取り
引き取りは基本的に大阪・東京・福岡のリコンディショニングセンターでの対応となり、引き取り方法は、事情に応じての対応となります。
リコンディショニングセンターでの引き取りは、センターの空き状況と犬の状態によります。空いていて、犬の状態が良ければ翌日でも引き取りが可能なこともあります。
自宅以外での引き取りなどは、条件が合えば自宅近くのコンビニの駐車場、高速道路のサービスエリアなどに迎えを出して引き取ることもできます。なお引き取りの費用は、スタッフが迎えに伺う場合のみ交通費15,000円~(要相談)が発生しますが、それ以外は無料で対応しています。
元飼い主からのアニフェアに対する口コミ評判
審査や検査がしっかりで安心
やり取りが丁寧でした
里親さんに送り出した後のサポートに感動
施設に預けた犬の様子をライブ配信で見れたり、里親に行ってからの写真を送ったりもその一つで、元飼い主さんからは好評です。
元飼い主からのアニフェアに対する口コミ評判まとめ
元飼い主さんは犬がどんな施設に預けられるか不安ですが、設備とスタッフが整ったシェルターを見れば、皆安心するようです。また、引き取って終了ではなく、新しい里親さんのもとでの様子などを知ることもできるので、預けて良かったという声が多くありました。
まとめ
評判が悪いのではないかという一部の疑問があるようですが、費用や保護犬・保護猫の状態、スタッフの対応などは全て問題ありませんでした。
また、保護犬・保護猫を引き取った里親さんとペットを手放さざるを得なかった元飼い主さんの両方からの口コミ評判が良く、良いサービスだからこそ累計譲渡頭数が1万頭を超える人気のサイトになっていることが分かりました。
シェルターは大阪・東京・福岡の3箇所ですが、ライブ配信で遠隔地から希望の犬を探すこともできます。
これから保護犬・保護猫を探そうとしている方、犬の里親を探している方、どちらにも自信を持っておすすめできる里親募集サイトだと言えます。
会社概要
名称 | 一般社団法人アニマルウェルフェア東京 |
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所在地 | 東京リコンディショニングセンター 〒193-0846 東京都八王子市南浅川町4030-2階 |
設立 | 2021年2月1日 |
代表理事 | 原田康隆 |
事業内容 | 保護犬譲渡サイトの開発、運営 保護犬譲渡店舗の開発、運営 |
近年、犬猫の殺処分の件数は数十万件も減少していて、その背景として民間の動物愛護団体が犬猫を引き取って里親と引き会わせているという実情があります。
アニフェアは2019年4月に創業して2020年1月には里親募集サイトがリリースされ、2021年2月に一般社団法人アニマルウェルフェア東京として設立されたばかりの団体ですが、すでに累計譲渡頭数は1万頭を超え(2022年10月26日現在)、多くの命を救うことに貢献しています。
アニフェアに対しては多くの里親からの感謝の声が寄せられている一方、保護犬譲渡の実態はどうなっているの?と実態を知らない外部からの訝しむ声もあります。
そこで本稿では、アニフェアの運営方針や運営しているサービス、口コミ評判、実態などを徹底的に調査して、アニフェアの本当の姿を明らかにしたいと思います。