ボロンファインとは、人と環境に優しい薬剤を取り扱うBFC株式会社の通称名です。ボロンシールドという製品が有名で、防蟻(シロアリ対策)・防腐・防炎・抗菌・防カビの5つの機能があります。
ボロンシールドには優れた機能があり、建築材料の耐久性だけでなく人やペットへの影響がない安全性の高さも魅力的な商品です。
また、ボロンファインはSDGsの推進、脱炭素社会への実現に向けて、日々研究している会社です。
※当コンテンツはアフィリエイト等を目的として、試供品または取材費をいただいて記事を掲載しています。
この記事の目次
BFC株式会社(ボロンファイン)とは

BFC株式会社ことボロンファインは、化学の知識を世の中のために使える会社を目指している、ホウ素をもとに人と環境に安全な薬剤が含まれた商品を展開する企業です。
社名の「BFC」は次の言葉の頭文字が由来であり、その言葉の意味が込められています。
- Boron(ボロン):ホウ素
- Fine(ファイン):良質
- Chemical(ケミカル):化学
ホウ素とは身近に存在している元素のことで、海藻や土壌、岩石に含まれます。ほかにもキャベツや大根、りんごといった身近な食材にも含まれています。
ボロンファインは、食材に含まれるほど安全性が高く、人間の栄養としても重要な位置づけのホウ素を根幹として活動しています。
理念
ボロンファインの理念は「先端化学の力で未来を創り、持続可能な社会へ貢献する」ことです。
ボロンファインの理念の詳細は、次の4点から成り立っています。
- 社会への貢献
私たちは、化学の知識と技術を活かし、人々の暮らしを豊かにする製品・サービスを提供します。持続可能な社会の実現を目指し、環境に優しい素材の開発や、建築分野での革新を推進します。 - 技術革新と挑戦
科学技術の進歩を取り入れ、絶えず革新を続けることで、より安全で高品質な建築材料を生み出します。新しい技術を積極的に取り入れ、未来のニーズに応えます。 - 環境への責任
私たちは、地球環境の保全を重要な使命と考え、脱炭素社会の実現に貢献します。資源の有効活用や環境負荷の低減に努め、持続可能な素材開発を推進します。 - 誠実な企業活動
私たちは、すべてのステークホルダーに対して誠実かつ透明性のある企業活動を行います。信頼される企業としての責任を果たし、長期的なパートナーシップを築きます。
ボロンファインが人にも環境にも安心して使えるホウ素をもとに、企業活動に取り組んでいる理由が伝わる内容です。
会社設立の目的
ボロンファインは、積み重ねてきた化学の知識を建築材料に応用すること、一級建築士事務所として建築設計することを目的に設立されました。
材料開発では、今までにない新しい材料を世に広め、社会貢献に努めることを目指して取り組んでいます。SDGsの推進や脱炭素社会の実現にも貢献できるようにする目的もあります。
ボロンファイン設立の目的は、社名の通り、ホウ素で(Bボロン)良質な(Fファイン)化学(Cケミカル)を追求し続けることです。
ボロンファインの事業内容と特徴

ボロンファインは独自の素材である「ボロンシールド」を開発しています。
ボロンシールドとは防蟻(シロアリ対策)・防腐・防炎・抗菌・防カビなどの効果を持つ特殊な無機材料のことです。
ボロンシールドの販売だけでなく、住宅や歴史的建造物の施工、内装・外装の工事に設計など、建築に関わるさまざまなサービスを手がけています。建築業界での豊富な知識と経験を活かし、安全で高品質な建築を実現しています。
また、SDGs(持続可能な開発目標)の達成や脱炭素社会の実現に貢献するため、地球環境に優しい建材の開発も進めています。
ボロンファインは最先端の化学技術を活かして、安全で高品質、地球環境に優しい建築材料を提供し、社会に貢献している企業です。
独自素材「ボロンシールド」の開発・製造・販売
ボロンファインは、「ボロンシールド」の開発・製造・販売まで手がけています。
ボロンシールドとは、防蟻(シロアリ対策)・防腐・防炎・抗菌・防カビ効果を持つ特殊な薬剤のことで、建築材料に使用すると耐久性や安全性が向上します。
長期間効果が持続し、屋外でも使用できるのがボロンシールドの大きな強みです。日本の製品やサービスの品質・安全性を検証するJIS規格の試験でも、高い耐久性が確認されています。
新しい素材の開発と農薬の研究・販売
ボロンシールドだけでなく、ボロンファインは有機素材と無機素材を組み合わせた「ハイブリッド材料」の開発を行っています。
「コプラスガード」というシリーズで展開しており、この特殊な薬剤を用いて、従来の材料にはない高機能な建築資材を提供しています。
ボロンファインは農業用の薬剤開発も実施しており、目的は環境負荷を軽減させるために農作物を守り、農業の生産性を向上させることです。
建築設計・施工と建材の処理・加工
ボロンファインは一級建築士事務所として、住宅や歴史的建造物の設計施工を行っています。
歴史的建造物については、文化財使用材料試験を実施し、適用が実現されています。環境に配慮した方法で建造物の保護ができる高い技術を持ち、内装・外装工事も手がけられる、安全で美しい建物づくりのサポートまで可能です。
木材を燃えにくくする「不燃処理」や防炎・抗菌加工を行い、より安全な建築材料を提供しています。研究や薬剤製造をすべて自社グループ企業で行っているため、地球環境に優しい材料や方法で開発を実施することが可能です。
ボロンファイン・ボロンシールドの評判口コミ

ボロンファインが提供するボロンシールドは、防蟻(シロアリ対策)・防腐・防炎・抗菌・防カビの5つの効果を持つ、人と環境に優しい薬剤です。

ここではボロンシールドを実際に使った方の評判口コミから、効果や使用感について紹介します。
木の自然な風合いが残る
DIYが趣味で、自分で机や棚を作ったときにボロンシールドを使いましたが、木の風合いが残るのがいいですね。
塗ったあとでも手触りや質感が変わらず、木のナチュラルな感じが残ったのがよかったです。
薬剤を塗ると、木の自然な風合いが損なわれることがあります。
ボロンシールドは、塗ったあとでも木の見た目や質感を残せるため、特徴を損なわずに木材の耐久性を向上できます。
塗るだけで効果が長持ちする
防腐や防炎の効果があると知ったので、ウッドデッキに使いました。
使ってからしばらく経ちましたがカビも生えず、きれいな状態をキープしています。
施工といっても塗るだけですし、簡単なのに長持ちするのがいいですね。
ボロンシールドの防蟻(シロアリ対策)・防腐・防炎・抗菌・防カビの効果を、実感している評判口コミが目立ちます。
塗るだけで5つの効果が長持ちする手軽さも人気です。防蟻(シロアリ対策)性能があることによって、メンテナンスの手間が減ったという声もありました。
自然の力で作られているから安心して使える
子どももペットもいるので、安全性の高い塗料を探していました。
薬剤のような強い成分ではなく、ホウ酸の自然な力で抗菌できると知って使ってみたら、においはほとんどしないし、木の質感もそのままなので満足しています。
ボロンシールドは人と環境に優しいホウ酸からできているため、特に子どものいる人から安全性について注目したという口コミ評判が寄せられていました。
強い薬剤ではなく自然の力で抗菌などの効果が得られることと、薬剤特有のにおいの少なさについても高い評判口コミを得られています。
ボロンファイン・ボロンシールドの評判口コミまとめ

ボロンファインが取り扱うボロンシールドには、使用感や安全性について高く評価する評判口コミが目立ちました。
木が持つ独特の見た目や質感を残して木材を強化するため、木の美しさを残して長く使える製品であることがうかがえます。
体に安全なホウ素の力で、塗るだけで防蟻(シロアリ対策)や防カビなどの高い効果を実感できるのも人気の理由です。
ボロンシールドとは

ボロンシールドとは、ボロンファインが提供する防蟻(シロアリ対策)・防腐・防炎・抗菌・防カビの効果がある薬剤です。
化学に精通した金澤工業大学の教授が発明し、ボロンファインは許可を得た上で製造や販売を実施している製品となります。
ボロンシールドの効果と性能をまとめると次の通りです。
ボロンシールドの効果と性能
シロアリ対策(防蟻) | シロアリを防ぐ |
腐食防止(防腐) | 木材が腐るのを防ぎ、長持ちさせる |
耐火性(防炎) | 火に強く、火災時に火の広がりを防ぐ |
抗菌・防カビ | カビや細菌の繁殖を防ぐ |
長期間効果の持続 | 無機系の成分なので、効果が長く続く |

ボロンシールドが持つ効果と性能について、詳しく解説します。
安全性を高める難燃性能
ボロンシールドには、木材などの建材に火がつきにくくする、または火が広がりにくくする難燃性があります。
ボロンシールドの主成分であるホウ酸が木材に塗布されている場合、火がつくと「炭化層」が木材の表面にできます。「炭化層」は火の広がりと酸素の供給を抑え、熱を吸収して火の温度を下げる効果と性能が特徴です。
ボロンシールドは無機系の成分という特徴から、揮発(蒸発)しないため効果が長期間持続します。難燃性能によって火災の際に木材が燃えにくくなる上に、高い安全性を維持できます。
ホウ酸による防蟻・防腐・抗菌性能
ボロンシールドには、木材に繁殖するカビや細菌を抑える抗菌性があります。ボロンシールドに含まれているホウ酸が、カビや細菌にとって有害なものだからです。
ホウ酸には、カビ発生の原因となる湿気や菌の成長や細菌の活動を抑え、腐敗や悪臭を防ぐ効果があります。木材が長期間きれいで安全な状態を維持できるのは、ホウ酸が含まれたボロンシールドの抗菌性によるものです。
ホウ酸が有害なものとなるのはシロアリも同様です。ホウ酸が含まれた木材を、シロアリが食べると毒になるため、ボロンシールドには防蟻効果もあります。
人体に無害な健康性能
ボロンシールドに使われている主成分のホウ酸は自然界にも存在し、人体に有害な物質を含んでいないため無害な物質とされています。
ホウ酸には揮発性がないため、ボロンシールドの使用中に有害なガスが発生する心配もありません。ホウ酸はアレルギーを引き起こすことが少なく、敏感な人やペットがいるご家庭でも安心して使用できます。
製品の安全性については、三重大学の名誉教授であり、中毒専門家の山本好男さんから安全であるという評価を受けました。
ボロンシールドは健康性能に優れた、安心して使える製品です。
長期間効果が続く持続性能
ボロンシールドは、一度塗るだけで長期間効果が続く持続性能の高さがあります。
ボロンシールドの主成分であるホウ酸は「無機物(鉱物)」になるため、時間が経過しても分解されたり蒸発したりしません。一度施工すれば再塗布の必要がほとんどなく、長期間効果を発揮します。
一般的な薬剤の場合は有機成分が含まれているため、時間が経つと揮発・分解し、効果が弱くなります。そのため定期的な再施工が必要です。
ボロンシールドは無機成分であるホウ酸が主成分であるため、劣化せずに長期間効果が持続します。
有機と無機の違い:炭素を含んでいるか否か
また、雨や湿気に強いことも特徴です。ホウ酸は水に溶けやすい性質を持っていますが、ボロンシールドは特殊な処理が施されているため、天気や屋内外問わず長期間木材を守れます。
扱いやすい施工性能
ボロンシールドは施工しやすく、誰でも扱いやすいのが特徴です。
施工方法はハケやスプレーで塗布するだけで、特別な機械や専門的な技術は必要ありません。しかも速乾性に優れているため、施工後すぐに次の工程へ進めることで工期の短縮にもつながります。
ボロンシールドは薬剤でありながらにおいが少なく無臭に近いため、施工中に不快なにおいをほとんど感じません。揮発性の有害物質が出ないため、室内でも安心して施工できるのも、他の薬剤と違う点です。
また、木材の種類を問わず使えるため、新築やリフォームにも対応できます。柱や床下、壁の内側など、さまざまな場所に施工可能です。

ボロンシールドは、使い方や特徴、安全性や使用木材を問わない施工性能によって、扱いやすいことが大きなメリットであり特徴です。
ボロンシールド(木守り専科)のカラー塗料も評判

ボロンシールド(木守り専科)のカラー塗料は、ボロンファインの「ボロンシールド」と、株式会社シオンの「木守り専科」を組み合わせた共同開発製品です。
ボロンシールドと木守り専科の違いは次の通りです。
2つの製品を組み合わせることで、木材に対して以下の効果を発揮する塗料が実現しました。
防炎効果
ホウ酸系防炎成分を配合し、木材に塗るだけで炎焼を防ぐ効果が期待
高耐候性
フッ素系樹脂と高UVカット剤の配合により、屋外での色落ちを最長8年間抑制
木材保護性能
防蟻(シロアリ対策)・防虫・防腐・防カビの効果を持ち、木材を長期間保護
ボロンファインと木守り専科の効果により、色落ちを防ぎ木材を保護するための製品ができました。自然素材を活用した速乾性能が高く、屋内外の木材・木部に使用できることが主な特長です。
ボロンシールド(木守り専科)のカラー塗料は、住宅や公共施設などのさまざまな建築物で使用可能で、木材の美観を保ちながら耐久性と安全性を向上させる製品です。
ボロンシールドの施工事例
ボロンシールドは、公共交通機関や住宅、公共施設や歴史的建造物など、さまざまな場所で使用されています。日本だけでなく海外でもボロンシールドは使用されており、建築物の耐久性と安全性に貢献しています。

施工事例の一部になりますが、ボロンシールドの施工事例は次の通りです。
- JR九州
- 椎田駅:木部ボロンシールド加工
- 大分保線区:枕木発煙処理作業
- 一般住宅・酒蔵
- 野村工務店様(一般住宅):木を使った洗面台
- 松岡醸造様(埼玉県)酒蔵施工:放火対策、抗菌対策
- 台湾台中市
- 土地公廟:ボロンシールド処理
- 台中市政府文化局・吳眼科:木部全面処理

施工の規模に関わらずボロンシールドは活躍しています。
ボロンファインの営業方法

ボロンファインの営業方法は、公式サイトでの情報発信と、展示会やイベントでのPR活動です。
公式サイトでは、木々の鮮やかな色合いとともに「ボロンシールド」などの製品を詳しく紹介し、デザインと紹介文でサイト来訪者の関心を引いています。
さらに、建築・不動産関連の展示会や見本市に出展し、企業や建築関係者に直接、自社や製品の紹介を実施しています。
法人向けに不燃体験営業などで、ボロンシールドをはじめとした製品について直接触れてもらう機会を作ることも、営業方法の1つです。
ボロンファインの今後の展望

ボロンファインは木材保護技術のパイオニアとして、さらなる進化を目指しています。
今後の展望については、次の4点について強化することを打ち出しています。
- 新製品の開発と技術革新
- 環境配慮型商品の拡充
- 国内外の市場拡大
- 建築業界との連携強化
さまざまな環境に適応する木材保護剤の開発、持続可能な社会の実現に向けて、再生可能な資源の活用を計画しています。
海外展開を視野に入れているのは、自然災害が多い地域やシロアリ被害の深刻なエリアでの活用について考えているからです。海外でも安全な木造建築を支える意図があります。
建築会社や設計事務所とのパートナーシップを深めているのは、ボロンシールドの活用を広げることで、安心・安全な住まいづくりの実現を視野に入れているからです。

ボロンファインの今後の展望は、すべて未来を守るために考えられています。
まとめ
ボロンファインは、簡単に施工しやすく環境に優しい、木材の安全と持続性を守る製品である「ボロンシールド」を提供し続けています。実際に使用した方の評判口コミでも、耐久性や安全性について高く評価されていました。
木材から環境保護のために知識や技術を注ぎ込むボロンファインの今後は、さらに技術革新を進め、国内外へ製品展開の拡大を計画しています。
それはボロンシールドをはじめとした製品を通じて、より多くの人々に安全で持続可能な木材保護を提供し、持続可能な社会の実現に向けて貢献したいという想いがあるからです。

安心・安全な建築を支える企業として成長を続けるボロンファインの挑戦は続きます。
会社概要
会社名 | BFC株式会社 (通称 ボロンファイン) |
代表取締役 | 積山 修也 |
資本金 | 10,000,000円 |
従業員数 | グループ全体 50名 |
所在地 | ■本社 〒541-0059 大阪府大阪市中央区博労町3-4-15 ACN心斎橋博労町ビル7階 ■研究所 〒660-0083 兵庫県尼崎市道意町7-1-3 尼崎リサーチ・インキュベーションセンター3階(オーダ化成株式会社) |
事業内容 | ・一級建築士事務所 大阪府知事登録(イ)第26407号 ・ポリホウ酸ナトリウム(ボロンシールド)及び関連商品の販売 ・高性能不燃薬剤及び高性能抗菌剤(boronシールド)の製造販売 ・有機無機ハイブリッド材料の開発と製造 ・農薬等の研究開発及び販売 ・建築設計や施工、内装、外装、設計 ・木材の不燃化製品開発、不燃処理、防炎処理、抗菌処理 ・防蟻、防腐処理 ・現場施工全般 ・塗装作業全般 |
この記事では、ボロンファインの事業内容や特徴、研究について紹介します。
ボロンシールドの性能、評判口コミと施工事例も解説しているため、読めば化学の力についてよくわかるでしょう。