三輪芳弘(興和株式会社社長)の経歴/評判/息子/娘/田園調布の自宅を調査!

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編集部
三輪芳弘さんは、「バンテリン」や「キャベジン」で有名なOTC医薬品等を展開する興和株式会社の代表取締役社長です。

興和株式会社は愛知県名古屋市に本社を構える会社ですが、日本各地に事業所があり、販売商品のテレビCMは全国で放映していることから、ご存知の方も多いと思います。

今回は、そんな有名企業の社長を務める三輪芳弘さんについて、生い立ちや学歴、経歴、実績、評判、田園調布の自宅、年収、家族について調査しました。
また、興和株式会社の事業内容や主力商品についても紹介していきます。

コロナ禍によるマスク不足への貢献で一躍有名となった三輪芳弘さんの情報を、本稿に集約しました。

更新情報
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三輪芳弘とは

三輪芳弘さんとは、興和株式会社の代表取締役社長や日本セルフケア推進協議会の会長を務める人物です。
興和株式会社を築き上げた三輪常次郎を祖父に持ち、40歳で約100社から成る興和グループの社長に就任しました。

社長就任後は会社の海外進出や新規事業への参入、新素材や新薬の開発により興和株式会社を大きく成長させてきました。
新型コロナウイルス感染症による深刻なマスク不足を解消するための取り組みや、健康寿命の延伸を目指す取り組みは多くの国民から高い評価を得ています。

プロフィール

三輪芳弘の顔画像
  • 名前:三輪芳弘(みわよしひろ)
  • 生年月日:1955年10月30日
  • 年齢 65歳(2021年6月時点)
  • 出身地:愛知県名古屋市
  • 最終学歴:慶応義塾大学大学院商学研究科
  • 所属:興和株式会社

三輪芳弘の生い立ち・学歴

三輪芳弘さんは1955年10月30日に愛知県名古屋市にて誕生しました。
父親は興和株式会社の前社長である三輪隆康さんで、母親は株式会社エルメカニクスの社長を兄に持つ広瀬純子さんです。

祖父の代から興和株式会社の実権を握っている三輪家に長男として生まれた三輪芳弘さんは、跡取り息子として育てられたのかもしれません。

そして、慶應義塾大学大学院まで学生生活を送った後、興和株式会社に入社します。

三輪芳弘の経歴

編集部
三輪芳弘さんの現在までの経歴を調査しました。

入社から15年後に代表取締役社長就任

三輪芳弘さんは1980年に興和株式会社に入社します。
その8年後にはグループ会社である興和紡績株式会社の取締役に就任しており、更にその翌年には興和株式会社の専務、興和新薬株式会社の副社長に就任しました。

その後も、興和株式会社やグループ会社の副社長や専務を務め、1995年にはついに代表取締役社長に就任しました。
三輪芳弘さんは現在も同社の社長を務めています。

様々な組織の役職にも就任

三輪芳弘の在名古屋タイ王国名誉総領事就任

三輪芳弘さんは興和株式会社で社長に就任した後、日本一般用医薬品連合会の会長や在名古屋タイ王国名誉総領事、日本OTC医薬品協会会長などの、医療や健康、名古屋市に関係する組織の役職にも就任していました。

2019年には、日本セルフケア推進協議会(JSPA)の代表理事に就任し、現在も精力的に活動をしています。

三輪芳弘や興和の実績

編集部
三輪芳弘さんは興和株式会社の社長に就任してから2021年で26年目を迎えており、これまでに様々な実績を残してきました。
まだまだ現役で様々な活動に取り組んでいるため、実績は今後も増えていくでしょう。

マスク不足解消へ向けた取り組み

三輪芳弘(興亜)のアベノマスク

2020年に新型コロナウイルス感染症に伴う深刻なマスク不足が問題となったことは記憶に新しいと思います。
そんな中、三輪芳弘さんは繰り返し使えるガーゼマスクの新たな生産や、使い捨て不織布マスクの増産をすることを発表しました。
更には子ども用マスクの販売も始めるなど、マスク不足の解消に積極的な取り組みを行いました。

また、政府が日本国内のマスク不足解消を目的に実施した通称アベノマスクの生産にも協力し、日本の危機を国民とともに乗り越えるため奮闘しました。

海外進出や組織再編による会社の成長

興亜株式会社の海外進出

興和株式会社は現在、米国・欧州・アジアに海外拠点がありますが、ここまでグローバルな企業となったのは三輪芳弘さんが社長に就任してからでした。
社長就任後の1997年から本格的な海外進出を行い、今ではそれぞれの拠点を中心に医薬品の研究・開発・販売が進められています。

2019年には、これまで興和新薬や興和創薬でそれぞれ行ってきたOTC医薬品、ヘルスケア品、医療用医薬品の販売事業を、意思決定の迅速化やグローバル対応の強化等のために親会社の興和株式会社が吸収合併することを発表しました。
更なる会社の成長に向け、今後も思い切った行動を起こしていきそうです。

『健康と環境』に関する事業への参入

興亜株式会社のソーラー事業

三輪芳弘さんは、興和グループの経営ビジョンである『健康×環境』に関係する事業への参入を積極的に行っています。
2011年には環境負荷の低減になるLED照明機器に参入し、「いずれは柱となる事業の一つに育成したい」と述べていました。
興和グループでも、事業所や工場の照明のLED化を積極的に進めており、環境負荷の低減を目指しています。

また、再生可能エネルギーを利用したメガソーラー事業にも参入し、低炭素社会実現への貢献を行っています。
現在は富士と浜松の太陽光発電所にて一般家庭1,500世帯相当の電力を発電しているようです。

ミノムシの糸の技術開発に成功

2018年に、興和株式会社と農業・食品産業技術総合研究機構による共同研究で、ミノムシの糸の有用性を見出し、製品化を可能にする技術開発に成功したことを発表しました。

ミノムシの糸は強度が高く、熱にも高い安定性があるそうで、従来のシルク繊維に代わる素材として、様々な製品に使えるように実用化を目指しています。
また、ミノムシの糸はタンパク質でできているため、廃棄時に環境負荷がかからず、将来的には脱石油社会に貢献できる持続可能な素材になることが期待されています。

自社創製した新薬の発売

パルモディア

興和株式会社は、2018年に高脂血症治療薬である「パルモディア」を発売しました。
パルモディアは医療用医薬品で、約15年の開発期間と1千億円弱の総開発費をかけて自社創製され、2017年に承認を受けていました。
同薬剤は中性脂肪の低下作用と、HDLコレステロールの増加作用があり、更に従来の薬と比べて優れた安全性を持ち、スタチン製剤との薬物相互作用もないという特徴があります。

高中性脂肪血症の人は、日本で約3,300万人、欧米では3億人以上いると試算されており、グローバルでの展開を目指して、収益の柱になることも期待しているそうです。

現在取り組んでいること

三輪芳弘の取り組み

三輪芳弘さんは現在、興和株式会社の社長として次世代に継承する持続可能な社会の実現に向け、「健康と環境」を軸とする様々な事業活動に取り組んでいます。

日本セルフケア推進協議会の会長としては、2021年に協議会を一般社団法人に移行し、健康寿命延伸や病気の予防を目指す日本型セルフケアの推進に注力しています。
また、セルフメディケーション税制に代わる、より幅広い人が利用できる新税制の実現を目指して検討を進めているとのことです。

三輪芳弘の評判

編集部
ネット上に三輪芳弘さんの評判や口コミはあまり見当たりませんでした。

実績や活動は高い評価を獲得

しかし、興和株式会社の社長としてコロナ禍でのマスク不足への貢献や、日本セルフケア推進協議会の会長として健康寿命の延伸に貢献を行っていることなど、これまでの実績や事業に取り組む姿勢は高い評価を得ています。
興和株式会社の本社を置く地元名古屋では、「マスクといったら興和」という評判まで定着しつつあるようです。

様々な事業に参入していくことに対して異端だと感じる人もいるようですが、事業を多角化したことによって売上を伸ばし、会社を成長させている三輪芳弘さんの手腕は高く評価されるべきだと思いました。

息子や娘、家族について

三輪芳弘さんは結婚されていて妻がおり、息子と娘を授かっています。
公にはしていないようですが、ご家族の名前は興和株式会社のお知らせ等の資料を確認すると記載されています。
また、三輪芳弘さんの年齢が定年に達していることから、そろそろ息子が興和株式会社を継ぐのではないかといった憶測もあるようです。

編集部
今回調査した結果、興和オプトロニクス株式会社の代表取締役社長を務めている三輪尚巨さんが、三輪芳弘さんのご子息だと思われます。
そして興和株式会社にて取締役を務めている三輪晃裕さんは、三輪芳弘さんの実の弟です。

三輪一族の家系図

編集部
興和株式会社の実権を代々握っている三輪一族をまとめて紹介します。
三輪家に生まれたほとんどの人物が、興和株式会社や関係会社に携わっていたり、株を所有していたようです。
三輪一族の家系図

三輪常次郎(服部商店を再建し興和を築いた人物)
妻:大野千代子
├ 長男:三輪定治
├ 二男:三輪晴久
├ 三男:三輪隆康(三輪芳弘さんの祖父/興和元社長)
├ 四男:三輪緑四郎(興和地所元社長)
├ 五男:三輪文男(興和新薬元取締役)
├ 長女:指名不明
└ 二女:三輪智子

三輪隆康(三輪芳弘さんの父/興和前社長)
妻:広瀬純子
├ 長男:三輪芳弘(興和現社長)
├ 二男:三輪晃裕(興和取締役)
└ 長女:三輪泰子

三輪芳弘(興和現社長)
妻:三輪恵子
├ 長男:三輪尚巨(興和オプトロニクス現社長)
└ 長女:三輪有香

田園調布の高級住宅街にある自宅

編集部
三輪芳弘さんの自宅は東京都大田区田園調布の高級住宅街にあります。
Googleマップで確認した外観から、豪邸であることがうかがえました。

田園調布には政治家や芸能人など数多くの有名人が住んでおり、最近では歌手の浜崎あゆみさんの自宅もあることで有名です。
浜崎あゆみさんの豪邸は10億円で建てられたようですので、三輪芳弘さんの自宅も億単位の金額で建てられていることが推測できます。

年収・総資産額

三輪芳弘さんの年収や総資産額は公開されていませんでしたが、2021年時点で興和株式会社はグループ全体で売上高4,225億を超える大企業で、4,911億円の総資産があります。

2018年の役員報酬が1人あたり約2640万円であったことから年収は数千万以上、田園調布に自宅を構え、興和株式会社の大株主でもあることから数億円を超える総資産があることが予想されます。

ちなみに興和株式会社の平均年収は688万円とされており、国税庁の民間給与実態統計調査 による日本人の平均年収436万円(令和元年)と比べても高い金額となっています。

興和株式会社とは

興亜株式会社の創業当初
綿布問屋「服部兼三郎商店」(名古屋市八百屋町)創業

三輪芳弘さんが代表取締役社長を務める興和株式会社とは、愛知県名古屋市に本社を置くメーカー機能を併せ持った専門商社です。
三輪一族が代々社長を務め、2019年で創業125周年を迎えた老舗企業であり、日本全国、世界各地に事業所を構えています。

興亜株式会社のロゴ

「バンテリンコーワ」などのOTC医薬品や、薬局の店頭に置いてあるカエルのマスコットが有名ですが、健康・医療事業だけでなく、幅広い商材の輸出入、不動産、光学、食品など多角的な事業展開をしています。

興和グループは、興和株式会社と興和紡株式会社を中核として約100社で構成されています。

事業内容

興亜株式会社のオフィス
編集部
興和株式会社では多様な事業展開をしていましたので、ここで紹介します。
【産業関連事業(商社事業)】

化学品から船舶、産業用機械など、産業全般にわたる商材やサービスを取り扱い、興和のネットワークを活かした積極的なグローバル展開をしています。

【生活関連事業(商社事業)】
長きにわたって繊維を扱ってきた伝統と培われたノウハウを活かし、素材から製品までの企画・生産・販売を幅広く手掛けています。
生活関連事業の中でさらに、テキスタイル事業・アパレル事業・フィッシング関連事業、ファッション雑貨事業・ペット関連事業・通販事業・ブランディング事業を展開しています。
【印刷事業】
興和で販売している製品のパッケージやディスプレイ、商業印刷物などを企画から製品納入まで行っています。
【物資事業】
生活雑貨を海外で製品化し、日本国内の雑貨小売り専門店チェーンにて販売しています。
【冷蔵倉庫事業】
各冷蔵倉庫にて「保税蔵置場」の許可を取得しており、輸出入貨物の取り扱いに加えて配送業務も請け負っています。
【ホスピタリティ事業部】

最高のおもてなしを提供するリゾート開発・運営を戦略的にマネジメントしています。
ハワイにて、超高級ホテル「エスパシオ・ザ・ジュエル・オブ・ワイキキ」を開業しました。

【食品事業】
食品原料から加工品まで、幅広い商材の輸出入や卸売を行っています。
無農薬野菜のベジリッチやハワイでのアワビ養殖事業を手掛けています。
【健康・医療事業】
OTC医薬品、ヘルスケア品、サプリメント、医療用医薬品、医療機器の研究開発・製造を行っています。
興和株式会社富士検査センターでは新型コロナウイルスPCR検査サービスを実施しています。
【不動産事業】
興和地所を中心に、新築マンション事業(シュロスシリーズ)・新築戸建事業(シュプロスシリーズ)・賃貸マンション事業を展開しています。
【光学・電機事業】
高性能レンズの提供や、スポッティングスコープ、LED照明機器、映像機器、再生可能エネルギー発電システムなど、様々な業務用機器を提供しています。

主力商品

キャベジンコーワ
編集部
興和株式会社では医薬品、食品、業務用機器など様々な商品を提供していますが、認知度が高く主力商品であるOTC医薬品を一部紹介します。
コーワブランドのテレビCMは全国で放映されているため、多くの人が知っている商品や使用したことのある商品もあるでしょう。
興和株式会社の主力商品
  • ウナコーワ:虫刺され、かゆみ治療薬
  • キャベジンコーワ:弱ってきた胃の働きを取り戻していく胃腸薬
  • キューピーコーワ:からだの疲れに効く医薬品
  • バンテリンコーワ:肩こり、腰痛に効く鎮痛成分
  • コルゲンコーワ:鼻炎やつらいかぜに効く総合かぜ薬
  • ザ・ガードコーワ:大腸の状態を正常に近づける整腸剤
  • 三次元マスク:機能性と快適性を兼ね備えたマスク

三輪芳弘が目指す今後

三輪芳弘さんは2022年に愛知県表彰を受賞した際、「今後も薬業界の発展とともに、患者や生活者の生活の質向上に貢献できるよう努めていく」とコメントしていることから、今後も人々のQOL向上のための活動を続けていくことでしょう。

また、デジタル化が推進される昨今において、三輪芳弘さんが代表を務める興和株式会社でも、AIやIoT、ロボット等の技術を取り入れ、人々の生活をより豊かなものへと導くDXの実現を目指しています。

さらに、未来に向けたさらなる新素材の開発や、安心して暮らせる地域社会や社会保障制度の継続を目指した取り組み、環境に配慮した製品・サービスの充実化、脱炭素社会の実現に向けた取り組み等、新しい未来のカタチを目指し、事業活動を展開していくとのことです。

まとめ

編集部
以上が、興和株式会社の三輪芳弘さんについて調査して得られた情報になります。

日本の老舗企業の9割以上が三輪一族のように同族経営をしているといわれています。
同族経営は伝統を大切にするあまり時代の変化への適応力が低いとされていますが、三輪芳弘さんは常に時代の変化をとらえ、新しいことにチャレンジする精神で、これまでの常識にとらわれない事業活動を展開しています。

三輪芳弘さんの経営手腕により、同族経営で起こり得るデメリットをうまくカバーし、安定した経営やブランド力などのメリットを高められているのかもしれません。

セルフケア推進活動への取り組みや、ミノムシの糸の実用化によってつくり出される豊かな社会が、近い将来実現することを願っています。

興和株式会社の会社概要

名称 興和株式会社
本社所在地 愛知県名古屋市中区錦三丁目6番29号
創業 1894年12月25日
代表者 代表取締役社長 三輪芳弘
資本金 3,840百万円
従業員数 7,922名 (2022年3月現在:連結)
事業内容 【商社部門】
繊維、機械、建材、船舶、鉱物資源、化成品原料、生活関連物資などの輸出入、三国間貿易および国内販売
【メーカー部門】
OTC・医療用医薬品・医療用機器の研究開発・製造販売、FAビジョンユニット・セキュリティビジョンユニットの製造販売、ロボットシステムインテグレーター業務、レンズ・カメラ等のハードウェアの研究開発、システム系・組込み系およびAI等のソフトウェア研究開発、省エネ・創エネソリューションの販売、省人化ソリューションの販売、環境配慮型建築の施工販売